excitemusic

五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
ICELANDia
,
【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


8月の日曜歌会

ほとんど晴天に恵まれている日曜歌会ですが、朝までは雨でした。
さいわいに上って、蒸し暑さはあるものの、足元はなんとか濡れないで
すみました。

T田さんが急遽ご欠席のため16人の方々のご出席いただきました。
そして結果は前回「梅みそから乳がん検診へ」と詠われたN草さんの
今回はビールのお供に最高のあるものを詠われて連覇でした。
ハマ風をお楽しみに。


川岸につながれた
レジャーボートが
河口からの
上げ潮で
静かに揺れる

 特に、何かを訴える口調でもなく、淡々と詠われる風景。この作者の
 真骨頂ではないでしょうか。その静かな表現のうちに、読み手は
 作者の人生だけでなく、自分の生き方まで思いを馳せることに。
 
 読み手の思いを馳せる歌でも、あまりにも情報が少ない場合は
 読み手勝手の解釈になって、作者の思いがどこかへ行ってしまう
 場合があります。言葉が極端に少ない場合などです。

 このお歌はそうではなく、情景としてはたっぷりと詠われて、余韻と
 ともに、作者の思いが伝わります。


板ずりゴロゴロ
いぼを取り
皮を傷つけて
そこにきみを擦り込むなんて
もうありえない

 若い恋の歌にとれました。前3行自虐的な激しい恋の思い、そして
 苦い思いを知りすぎた作者は、もう塩(きみ)を擦り込むことなど
 しない。大人になったのよ・・・・と。深読みしすぎかな?
 ちょっとドキドキで胸きゅんのお歌でした。


面白がって
濁流に飛び込んだ
無謀
あれは確かに
若さだった

 う~む。確かに!
 若さゆえ~♪ ほにゃらら~♪(歌詞忘れました)という歌も昔あり
 ました。
 この「無謀」・・私も経験があります・・・ありすぎ?
 現在自他共に認める「チョイ悪オヤジ」のY三郎さんのお歌。
 私だけでなくなぜかしとやかなK春さんも2点いれられてました。
 まあ、その濁流に流されなかったのは幸いです。こうして、五行歌で
 一緒に楽しんでいられますからね。


回りに居た者は
息を殺して見つめていた
ここから始まろうとしている
彼女の最初の一歩を
さて靴は何色がいかな
 
 4行目までは、小説の書き出しのような緊迫感があり、若い女性の人生の
 出発か、と思わせて、5行目のオチ。
 本当に人生での第一歩を歩き出そうとしている、赤ちゃんの初めての靴
 それを選ぼうとしている(まあ作者はバレバレでしたから)おじいちゃんの
 うるうるきらきらの目が見えました。


私の歌

開けっぴろげな
性格だけれど
家(うち)には
いくつも
開かずの間

 物を移動するだけの片付けしかできない私は、狭いマンションなのにリビング
 以外は開かずの間ということを、再認識しました。
 家にわざわざルビをつけたのは、ちょいと心象を入れてみたかったのです。
 裡とするほどのこともなかったと。
[PR]
by machako-hamakaze | 2009-08-09 11:21
<< SUN-SUN一周年歌会 新老人の会 戸塚歌会 >>