excitemusic

五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
ICELANDia
,
【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


横浜水曜歌会

横浜歌会から第2木曜日のNIGHT TWOができました。
水曜歌会も新代表がⅠ城さんに代わり、出発です。

やはりたくさんの方がご出席でした。

パチパチパチ
携帯電話を
パチパチパチ
そこは優先席ですよ
言えない自分にプリプリ

 擬音、擬態語を効果的に使い、電車での傍若無人な携帯使用者への
 怒りを詠っておられます。
 そうなんですよね。私も、のどまででかかった注意を、飲み込む事が
 多いのです。
 杖をついたお年寄りがいらしても、平気で席に座っている人や降車
 しようとしている体の不自由な方に通路を譲ることもない人、たいてい
 携帯に夢中です。

 声を出していきたいけど、なかなかできないから、せめて自分は席を
 譲ろう・・・と。それが、情けないことに、今膝を痛めていて、譲りたく
 ても譲れないのが悲しい・・・治ったら、また。


浜に立ち
見えるもの 遥か
遠くにあって
聞こえるもの 心の弦(つる)
風をはらみ矢は 波とうを越えよ

 格調の高いお歌です。
 3点いれられた方もあって、このままでも良いとも思いますが、
 やはりちょっと気になるところがありました。

 「浜にたち」と、立ち位置がはっきりしているのですから、そこから
 「見えるもの」と「聞こえるもの」と考えていけば、3行目の
 「遠くにあって」はなくても良いのでは・・・と思いました。
 
 もう一つの考え方は「浜に立った時」と、「遠くにあったとき」が、別々
 だとするもの。そうなるとこのフレーズは必要になります。その時の
 主人公は「矢」になりますよね。

 こうして考えてくると、作者が「矢」をこの歌会と考え、遥かなたを
 見晴るかし、遠くにある心の弦がびんびんと鳴るのを聴き
 あらゆる困難を越えて行って欲しい・・・という応援歌と解釈して
 ようやく理解ができます。
  


地を這う霧が
哀しみの色を運ぶのか
竜胆(りんどう)の緑葉
これ以上染めまいと
蕾をじっと抱いている

 言葉だけを見ると、美しいの一言につきるお歌です。
 
 読み手からすると「地を這う霧」「哀しみの色」「竜胆の緑葉」
 「染めまいと」「蕾をじっと抱いている」、とキーワードが少し
 多すぎる感じがします。
 情報が多すぎても、作者の意図がどこにあるのかが、ちょっと
 わからなくなります。

 きっと実際に見られた風景だと思うのですが、全編比喩のようにも
 感じられ、比喩と読めばすーっと霧が晴れてくるように、少しずつ
 わかってきます。
 短い時間ではなかなか理解が難しいお歌でした。」


今回採り上げさせていただいた後半の2首はかなり解釈に時間がかかる
お歌でしたので、短い時間の採点ではなかなか、歌の雰囲気で好きと
いう以上の意見が言えないのでは・・と思います。

それでも、是非目を留めて、立ち止まりその意味を考えていただくと、
ご自分の歌作りにもきっとよい影響があると思います。  
[PR]
by machako-hamakaze | 2009-09-26 09:22
<< 新横浜歌会 藤沢火曜歌会 >>