excitemusic

五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
ICELANDia
,
【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


新老人の会 戸塚歌会

明日は茅ヶ崎での恒例いも煮会です。
おかげさまで、明日は晴れの予定。
たくさんの方がご参加です。

翌日から私用で三日間ほど留守になるので、続いての更新です。


みそ汁の焦げ付き
魚の黒焼き
風呂水の出し放し
放心物忘れ
一人住まい妻恋し

 こころ打たれます。
 この歌会ではこのお歌だと作者はすぐにわかります。
 でも、分かっていても、切なさが伝わって感動します。
 
 奥様をなくされて、家事をすべてご自分でなさるご高齢の方なのですが、
 お歌に、ただただ悲しいとは詠われないのです。
 
 前向きに、日常をこなし、失敗はされるものの、してくれる人がいない
 からと奥様を恋しがるのではなく、日常をされながら、ともに過してきた方が
 いらっしゃらない・・・その悲しさ、切なさを詠われるから感動を呼ぶのだと
 思います。
 

開発にとり残されて
孤塁となった丘の寺に
「古武士」と言われた
亡父が眠る
「本望だ」の声聞こえそう

 お寺やお墓のすぐ間近まで開発の手が伸びて、一種異様なまでの風景に
 なってしまったのでしょう。
 そこに眠る「古武士」と言われた作者のお父上。
 たとえ、その方お一人のお墓になろうとも、「本望だ」とおっしゃりそうな・・・

 作者も女性ながら、「古武士」の佇まいのU野さんでした。


「今 駅で厚化粧の女から
ガムを貰ってしまった」
帰るなり不可解な
息子の言葉
妹が初めて 口紅を塗った日

 このお歌の中の人間関係がわからなかったという方が多かった。
 「妹」さんというのが、作者の妹さんだったと思われたらしい。
 
 私はそれは分かって、妹が口紅しただけで、変わったとはいえ、妹と
 わからず、「厚化粧の女」なんて言うお兄さん(作者の息子さん)は、なんて
 純情なのでしょう・・・と・・・笑。
 
 とんだ勘違いです。当然、お兄さんは分かっておられたのですが、いままで
 スッピンしかみたことのない、妹さんの口紅姿を見て、即「厚化粧の女」と
 他人のような言い方をした素晴らしいユーモアだったのです。
 
 駅で、厚化粧、ガム・・・と三代話のようにくると、時代が急にさかのぼって
 昭和の終戦当時の雰囲気がしてしまって、余計に勘違いがすすんで
 しまったようです。なんて、終戦当時をリアルタイムで知っているわけでは
 ありませんので、念のため(笑)


私の歌

あらま 縮んだわ
いやだ 増えたわ
検診の量りの前で
おばちゃん
ひとりごと

 こちらの歌会で初めて一席いただきました。
 お笑い一筋で来た甲斐がありました(笑)

 体調不良で行った先の医院で、特定検診をうける方が大勢でした。
 おかげで2時間40分待たされました。
 その間に、こういう風景を2度ほどみたので、面白くて書いたのですが・・・
 実は、私も受けたら、同じだろうな・・・だから、この「おばちゃん」は作者の
 私であっても良いのです(涙)
[PR]
by machako-hamakaze | 2009-10-03 17:21
<< 4日はいも煮会でした 歌会「はなみずき」 >>