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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
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【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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歌会SUN-SUN

ようやく12月の歌会に入れました。

SUN-SUNです。久しぶりのW氏もご参加で13人。

忘年会での歌会からの会費補助のことを話し合いました。
とてもよかったと思います。
皆さんの前でこういう話をして、合意のもとでの会計にされるというのは
歌会のあり方としての、お手本になると思いました。

すがすがしい気持ちで歌会に入れました。


越前クラゲが
打ち首になって
並んでいるような
菊の鉢植え
愛でてみる

 人の手でつくられた鉢植えの菊が整然とならんでいる様を観て、越前クラゲ
 が打ち首になっている姿を想像された作者の頭の構造に???ながら
 面白い比喩だと思いました。

 ただ、あのクラゲも菊も食用になるのよねえ、と食いしん坊の筆者は思った
 しだいです。ただし、越前クラゲを食用にするためには大変な手間が要り、
 また、消毒いっぱいの菊は召し上がらないように。
 もってのほかです(笑)
 
 あ、このシャレ、山形の食用菊の名前「もってのほか」をご存知ない方には
 ちょっと、うけなかったかも。


どんな由来が
あるのだろうか
「べにきりはし」と
ちいさな橋に
桜もみじはらはらと降る

 美しいお歌です。
 普段の何気ない一風景を、詩情たっぷりに詠われています。
 
 歩きながら出会ったある風景や物の名前などに、一瞬なんだろう
 なんでだろう、と思うことが多いと思います。しかし通りすぎた途端
 忘れてしまうのが人の性(さが)。

 いつもノートとペンを持っていたいものです。そして見逃さないことで
 感性も磨かれていきます。


地下水脈に漂う
命の素を汲み上げて
病体へ送り続ける
底冷えの夜の祈りは
手押しポンプだ

 このお歌は重いお歌です。
 
 比喩が比喩としてもう少しわかりやすかった
 なら、ストレートに心へと感動が伝わったと思います。
 「夜の祈り」は、病む方の命が繋がるようにと思うこと。
 その「命の素」はきっと地下水脈にあるのだ、それは手押しポンプを
 歯がゆい思いでこぎつづけるようなものだ・・・と。

 4,5行目を前に持ってこられると、比喩がわかりやすいのでは・・・


ずっと一緒に旅してきた
旅行鞄
バザーに出したら
異国の人が買っていった
こんな奴ですが よろしくね

 私は去年初めて海外に行ったくらいですので、ずっと一緒に旅した鞄と
 いうものを持っていません。
 作者はおそらく、かなり海外に行かれたことがおありなのでしょう。

 でも、ちょっと痛んできて、新しい鞄を買おうと思い、でもまだまだ使える
 捨てるにしのびなく、バザーに出したら思いがけなく異国の方が買って
 いかれた。もしかしたら、旅している間についた異国の匂いが鞄から
 したのかもしれない・・・
 思わず、作者が付いていってしまわないかな、と余計な想像までさせた
 お歌でした。
 
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by machako-hamakaze | 2009-12-23 11:36
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