excitemusic

五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
ICELANDia
,
【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


はなみずき

昨年12月24日の開催でした。
うかがう予定でしたが、前後にハマ風の用事が重なり、欠席でしたが
紙上参加をさせていただきました。


ネジの巻きかたが
自分だけ
違っちゃったかな
冬の雑踏の中
ひとり佇む

 こういう経験をよくしました。
 雑踏の中、また友人と一緒の時、もちろん一人の時も。
 他の人と違う・・・ということを受け入れて、よし、とできるまで、時間が
 かかりました。
 この作者もふと、自分が違っているという疎外感、孤独感を「ネジの
 巻きかた」の違いと捉えた秀作です。


子供の頃のプレゼント
お菓子の入った銀の靴
思わず履いていみたくなる
雪の街を歩きたい
イルミネーションの光る路

 クリスマスのころは子供や若い人ならずとも、ましてキリスト教徒でもない
 のに、なぜかあの音楽や華やかなイルミネーションの中を歩いていると
 わくわくしてくる。
 子供のころにかえったように、あの銀の靴を履いてみたくなった作者の
 可愛らしさがでています。

 1,2行目が名詞止めになっていますが、どちらかに助詞をおぎなうと
 良いかと思います。歌に作者の心情の動きが見えてきます。


良い月も
悪い月も
すててきた
カレンダーも残り1枚
来年は残しておこうか

 その月が終れば、カレンダーは惜しげもなくはがされて捨て去られるもの。
 
 ときに、素敵な絵や写真が載っていれば、そこだけは取っておいたりする
 ことがあるくらい。

 残り1枚となった時、作者は今年を思い起こしてみる。良いこともあった、
 悪いこともあった・・・時間というものの大切さを、師走になってより
 思われたのだろう。その感慨が5行目となったのでしょう。

 非常に味わい深いお歌です。


私の歌

樹は
その根の形と
同じ姿をしているという
たじろがずいられるか
偽りの我ら 人よ

 最近読んだ本で知ったことです。
 がつんときました。樹は根っこのところから、さらけ出している。
 
 このところ、身辺に限らずいろいろなことがあり、自分も含めて樹のように
 していられるだろうか、と書きました。
 
 硬くきつい歌になってしまいました。
[PR]
by machako-hamakaze | 2010-01-11 12:48
<< 戸塚「新老人の会」 ひまわり会 二か月分 >>