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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
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【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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横浜木曜歌会 NIGHT TWO

横浜歌会が二つになり、はじめは両方の歌会とも20人以上の
ご出席でどうなることかとおもいましたが、17~18人という
理想の人数で安定しそうです。

やはり歌会はあまり人数が多いと、お歌のコメントをたくさんの方
からうかがえないし、また自分もコメントをする機会が少なくて
ちょっと寂しいものがありますので、17~18人というのは
賑やかであり、また、コメントもけっこううかがえるという人数です。


「うまい」しか
言ったことがない
湧水のように
純粋の人には
語彙が奪われる

 このお歌はなかなか難解なお歌です。

 解釈が分かれると思います。
 まずは、「うまい」しか言ったことがない、のは作者か、純粋の人か。
 
 語彙が奪われたのは、作者か純粋の人か。

 私は湧水のような純粋の人に対しては、水がうまいと言うように
 「うまい」としか言えない、「うまい」以外の語彙が奪われるほどに
 素晴らしい、と取りました。


大根畑の桟敷 から
ひとり眺める
新春大歌舞伎
幕間にカラス横ぎるも
天晴れ!茜富士

 自然界を眺めるのに、場所を選ばず、そしてその様を大歌舞伎と
 譬えられる作者。大根畑は桟敷席ともなる。

 その幕間(まくあい)にカラスが飛ぶ。カアーと鳴いたかどうかは
 わからないが、歌舞伎の効果音のようだ。

 見得ときるように、富士は見事な茜色! よお 日本屋(富士の屋号は
 これかな?)、と声掛けたくなるような。


掘り起こした里芋を
芋甕に埋ける
春になったら
必ず迎えに来る と
稲藁を被せて

 農業を生活感のリアリティあふれ、また詩情をこめて詠われた。
 詠う素材として、家庭菜園ものはけっこうありますが、本格的に
 農作業のことを詠われる歌は少ないので、是非作者には詠い
 続けていただきたいと思います。
 
 東北育ちの私は、冬になると、農家でなくても大根などを庭の雪の
 中に埋けた。冷蔵庫のない時代のまた野菜不足になりがちな冬の、
 実にうまいエコ保存法だった。雪の降る寒い中その埋けた野菜を取りに
 行ったものだった。

 今は埋けるほど雪が降らなくなったし、スーパーに行けばなんでも 
 手に入る。味気ないほど簡単に。
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by machako-hamakaze | 2010-01-25 10:59
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