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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
ICELANDia
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【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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患者会コスモスさんの五行歌サークル

年に3回おこなわれています、患者会コスモスさんの五行歌
サークルの講師で行ってまいりました。

こちらとのお付き合いもけっこう古くなりましたが、サークルと
なってからは、私、H野さん、K雲さん、Kみさんが交代で
講師としてちょっとお話してから、会員のみなさんとの
歌会をしています。

最初は患者会だけのご出席の方が、「ハマのうたかい」に
たくさんのご入会、また最近では講座にもいらして
くださっています。

こちらにおじゃますると、あたたかい雰囲気のなかで、
私たちのほうが励まされ元気をいただいてきます。

今回もハマのうたかいのT田さんもいらしてくださいました。


新しき年に
床屋談義で
初笑い
笑いを持ち帰りて
免疫力アップ

 床屋談義とはまた江戸時代のような粋ですね。
 面白い話題がいっぱいだったようですね。
 笑いはなによりも免疫力アップです。

 ご欠席の方でしたが、前回もお歌を寄せてくださいました。
 

寒いさむい今年の冬
早く来ないか暖かさ
もうすぐですよ!
そこまで来ていますよ!


 なんと言っても5行目が効いています。
 うまい!です。
 
 最初にお話をしてからサークルでもずっとご出席のS藤さん。
 いつも楽しいお歌です。


枕辺の明かりの下で
読むには重すぎる
それでもなお頁を追う
柳田邦男
私の救い手だから

 この固有名詞である「柳田邦男」さんの名前が効いています。
 作者のご体験がつぶさに見えるようです。

 もしも柳田邦男という作家を知らなくても、2行目、5行目で
 作者の心情を察することができます。


お母さん
さっきは あたって
ごめんね
うん おかあさんも
ごめんね

 たったこれだけの会話体のお歌ですが、涙のでるような親子の
 ふれあいが伝わります。
 U野さんもずっとご参加の方です。

 初めてのご参加のときは、ものすごく長いお歌をかかれました。
 それは、U野さんの心にあふれる思いがあったからです。
 紙の上でしたら、いつでもあふれ出させることができます。


“おまちどさま”
ホカホカご飯にお味噌汁
“新婚の時みたいね”
話しかけているというのに
やっぱりそっけない振り

 ご参加のみなさんはすぐにS野さんのお歌とわかりました。
 最近最愛のご主人をなくされたのです。

 コメントも涙、作者も涙でした。
 ご存命の時も、そっけないそぶりでした。でも、内心はきっと
 おいしいな、ありがとう、とおっしゃってらしたのでしょう。

 なくなられたばかりのときは、気力をなくしておられた作者が
 ご主人のために、ご飯を作ろうと思い毎日いらした時と同じ
 ように、食事の仕度をされはじめてから、ようやく気持ちが
 落ち着いてきたそうです。

 陰膳というものは、不在の人のためだけではなく、作る人の
 心のためでもあったと初めて気が付いた私です。

私の歌

米粒のような
木の芽がひかる
時を待っているのだ
駅のホームには
受験生あふれて

 基本的に、こちらは即詠なので、家をでるまで歌を考えない
 ことにしています。

 駅までに見た木々と駅のホームでみたことの取り合わせで
 したが、ちょっとわかりにくかったようです。

 自然はその時がくるまでじっと待って、芽をだし、花や葉になり
 ます。

 人は小さなうちから受験受験と無理をしているのでは・・・と、
 時を待つことができないのだろうか・・・と書いたのですが、
 「受験」というものの受け取り方が、違ったようで、推敲して
 みないと・・・

 そのあと、講座で推敲したものを持っていったのですが、やはり
 「受験」への思いが違って同じような結果となりました。
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by machako-hamakaze | 2010-02-22 14:57
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