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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
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【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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はなみずき(3月22日)

なかなか、うかがえない「はなみずき」さんでしたが、今回は4周年と
ふふふ、お弁当付きということで、電車乗り継ぎ出かけました。

やっぱり遠い!と思いますが、代表のK音さんは歌集の校正に
朝10時からいらしてくださることを思うと、年に1度か2度、がんばって
いかないとね。

それに、我らが黄門さまはほとんど毎回のご参加ですし、めだかさんも
かなりの回数ご参加です。

今回は題詠「石」と自由詠の2首
良いお歌がそろいました。

題詠「石」

脇役の
石垣の声が聞こえる
私が
この城を引き立たせ
この史跡を際立たせる と

 とても好きなお歌でしたが、1点にしたわけは、石垣がはたして、脇役か
 という疑問からでした。「人は石垣、人は城」という歌にもあるとおり。
 
 石垣はまさしく城にとっても守りの主役、攻めるときにおいても、一番の
 難関。
 天守閣と比べれば、地味に見えるかもしれませんが。
 「脇役にされた」という作者の意図があれば、そこの表現が欲しかった
 と思うのは私だけでしょうか。

 でも、きりりとした良いお歌です。


丸まった石の
深部に眠る
水の記憶
幾千年の光と翳を
川底で刻みながら

 このお歌も好きなお歌でした。
 深い・・・・言葉の使いかたも巧みです。
 このお歌にも1点でした。
 
 巧みなのですが、良く読むと石に残る「水の記憶」が「川底で刻む」という
 表現に少しの矛盾を感じました。前3行がとても良いので、また川底という
 水のあるところでないほうが、全体的に重厚な比喩の表現としては、より
 わかりやすくなったのでは、と思います。


自由詠

「ま いっか」 はサボりの証だと
責めた日もあった
「ま」の字のように まんまるく
肯定しても いいんだよと
ポップ書体に 励まされる

 全体的に若々しい感性が伝わります。
 辛いとき、何を見ても落ち込むときと、この作者のようにポップ書体にさえ
 元気をもらえる時があります。

 「まさこ」の「ま」に私も自分で元気もらおうかな(笑)
 「まぬけ」の「ま」かも・・・最近とみにボケ症状が激しい私です・・トホホ


彼岸桜に
小鳥たちが大騒ぎ
宴もたけなわ
私は飴玉一個
しゃぶる

 このお歌は大好きでした。
 春の情景と作者の思いが見事な取り合わせになっていると思いました。

 鳥たちはご馳走に大騒ぎしているけれど、私は飴玉一個で私の宴を
 楽しむわ、と。
 お見事!といいたいです。


私の歌

題詠

神々が
腰かけて
相談ごとしたような
ごつり ごつり と
河原の大石

 川幅とは関係なく、大きな石が河原にいくつもあるところを旅の途中に
 見たりすると、いつもこんなことを考えてしまう私。


自由詠

「この世から
いなくなるぞ!」
男のひとり言も
冬に見た蝉の死骸も
この世への警鐘のようで

 二月の或る日、電車の中でちょっと恐い感じの男性がぶつぶつと言っていた
 言葉で、この言葉に震えがくるようでした。

 ちょうどその日、駅のホームに
 なんと蝉の死骸を見つけました。それはついさっきまで生きていたように
 ちゃんとした形で。あの男性の言葉と蝉がより恐ろしい思いを私に思わせ
 たのでした。
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by machako-hamakaze | 2010-04-12 18:48
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