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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
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【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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3月さくら会(3月24日)

3月のさくら会さんの記事を書き洩れていました。
開花宣言はあったけど、あれからずんと寒い日が
つづきましたね。

更新している今日は4月19日。
あたたかです。
もう普通の桜はすっかり散ってしまっています。


久しぶりの通勤電車に乗る
無表情の座人が多いなあ
これから徐々に
気分変換していくのかな
サラリーマンの忍術で

 よほどのことでもないと、通勤電車には乗りたくないもの。
 都会に出てきて、一番いやだったのが満員電車でした。よく気分が
 悪くなって途中下車したものでした。

 作者は座っている人の無表情が気になったようですね。
 これから一日がはじまるのだけれど、楽しいと思えないのでしょう。
 世過ぎ身過ぎのための宮仕え・・・・
 勤め先に着くまでには気分転換できるのだろうか?

 ちょっと気になる言葉が二つほど。
 座人・・・座席に座っている人という意味で書かれたのでしょうが、
      「ざにん」は座に加わっている人などの意味だそうですので
      このお歌ではただ「人」で良いような気がします。

 気分変換・・忍術とありますから、変換がちょっと?です。
        気分でも忍者なら変身でもよいような・・・


心を決めたように
空の一点を見つめている
この椿 もう褪せようのない
一輪の花のままで
朽ちていこうとしている

 この椿は枝についたままなのか、それとも地上に落ちた花なの
 だろうか。

 「心にきめた」とあるので、落ちることも覚悟している
 状態なのか、落ちてこれ以上に色褪せることのないくらいに
 色褪せた姿で朽ちていく、というのか。

 人の覚悟のようで、緊迫感のあるお歌だが、その緊張の場所が
 案外歌の印象をかえていくものなので、そこがわかるともっと
 良いお歌になると思うのですが。


窓を開けると
花の香り
鳥の囀り
柔らかな光
春ですねえ

 前4行がとても良いのです。
 よくある表現とはいえ、コンパクトに切れがよく春を詠っておられます。
 ただ5行目が説明になってしまいましたね。

 以前も「五行目の謎」という講座をしましたが、5行目で「結」や「説明」
 を持ってくると、前4行がしぼんでしまいます。

 もちろん歌の中には5行目の「結」が決まる場合も多々ありますが・・・
 できたら、5行目であまり納まってほしくはないのです。
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by machako-hamakaze | 2010-04-19 13:34
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