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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
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【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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横浜水曜歌会(12月15日)

この日の歌会の上位3席はすべて男性でした。

Y沢さんがダントツの一席。
おめでとうございました。
前2行と後3行がそれぞれ独立した川柳にもなる、良くあることなのに
組み合わせがとても面白いお歌でした。


「忘れ物あります」と
どこからか声がしたようで
読みかけの
本を閉じたり開いたり
おたおたと 年の暮

 そんな声が本当に聞えてくるような年の暮です。
 ゆったりと本など読んでいる場合ではないのでしょうが、でも忘れ物より
 面白い本を読む。
 年の暮だろうが、年の初めだろうが・・・・

 でも、やっぱり暮のうちにやってしまわなければいけないこと・・・あるかも 
 と、迷う様子もなにかおかしくて・・・
 好きなお歌ですね。


カサカサ
枯葉踏む音に
古代の旅人も
癒されたろう
師走の足柄古道

 歌の中の言葉というものは、本当に摩訶不思議。
 「足柄古道」という言葉がこのお歌に、力とリアリティーを与えています。
 枯葉を踏む歌は数々あれど、「足柄古道」だからこそ、です。

 固有名詞、特に地名は読み手に、たとえ行ったことがなくとも、具体性を
 与え、ぐっとひきつけてくれるときがあります。
 
 ほぼ地名だけを並べた、短歌や俳句もみかけますよね。


消しゴム
たべたっけ
チョコレートの
香りがして
小学生のころ

 まるで、私のような小学生ね、と思ったけど、いくら私でも、消しゴムと
 わかっていたら、食べません!(笑)
 
 山道で木になっていた赤い実をひょいと口にいれたら、苦くて苦くて
 ぺっぺっぺと吐き出したら、一緒にいたA野さんに、なんでも直ぐ口に
 いれないの!と叱られました(しゅん)

 確かに。
 毒のあるものだったら、大変。でもとってもおいしそうに見えたの。
 
 だからこの作者を笑えません。
 可愛いですよね。
 小学生だから・・・・還暦をすぎたおばさんのやることではありません・・・
                                      トホホ


年から
歳を経て
齢にもなると
四角い石も
丸くなる

 3行とも声にだして読むと同じ「とし」ですが、目でみて素晴らしいと思う
 お歌。
 これを「とし」「さい」「よわい」と読んでしまったら、ちょっとつまらないかも。
 やはり「とし」で目で違いを読み、4,5行目へつなげたい。

私の歌

端っこに
ひも付けて
くるくるくると
廻しているよな
三日月の細さよ

 この歌、朗読していただいたときに「くるくる」と2回しか、読んでいただけ
 なかった。
 私としては、この「くるくるくる」と3回が、この歌のミソだと思っていたので
 とってもがっかりしました。

 歌会でよく見かけるというか、聴くことですが、他の方の歌を読むときは、
 助詞を変えたりしないで(多分無意識だとおもいます)、間をあけるときは
 しっかりあけて朗読されるようお願いしたいと思います。
 
 ご自分のリズムや歌の作り方では、きっとそういう助詞の使い方をされたり
 するのでしょうが、あくまで人のお歌です。
 その助詞を変えたほうがわかりやすいのでは、というのはコメントでおっしゃ
 ってくださいね。


  
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by machako-hamakaze | 2011-01-19 08:35
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