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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
ICELANDia
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【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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さくら満開、歌会満開

来週は歌会ラッシュなので、ちょっとビビッています。
それに、「ハマ風」と「南の風」共催の「風の大会」の
歌の締め切りも10日と迫っているので、パニック状態。

明日は日曜歌会恒例の「お花見歌会」です。
即詠。今年は花が早かったので、心配していましたが
もってくれて、花吹雪の中、風情ある吟行になるでしょう。

今週は、歌会一つと勉強会が一つありました。
やはり春らしい歌が多いですね。

サクラ前線が走る
春風のオブラートに包まれて
かたい蕾はほころびる
這えば立て 立てば歩めの
子育てに似て

 まだ、歌をはじめて間もない方ですが、サクラの蕾から
 咲くまでを、とてもユニークな比喩にされました。
 
 2行目も面白いのですが、なんと言っても4,5行目。
 確かに、かたい蕾を見れば、早くほころびないかなあ、
 ほころびれば、満開が見たいなあ(ちょっとゆっくりでも
 良いよ)と、あっという間の成長を惜しむ気持ちもある
 子育てに喩えられた。

 これこそ、胸によぎった思いを 素直に表現されて、
 生き生きとしたお歌になるという見本 のようなお歌。

 
洗濯機 回すこと五回
カーペット はがしてたたいて
もうクタクタ
春が
いたずらっぽく笑っている

 前3行に生活感のリアリティがあります。寒さが続いた
 あとの晴天に、主婦はおもいっきり家事にはげみます。
 ところが、4,5行目が急に詩的になってしまいました。

 よく、なんの後にでもつけられるという「それにつけても
 金の欲しさよ」とか「根岸の里のわび住まい」のような
 感じです。

 ところが、「もう、本当にくたくたで、春に 踊らされちゃった
 みたいで・・・」との、作者コメント。そこで私は黙っていられません
 でしたね。それ!それ!それー!!何故、それを書かれな
 かったの? 作者、推敲して「ハマ風」に投稿されるかも。
 楽しみです。

書き忘れていた私の歌

  少々辛いことあっても
  珍しいものを見ると
  「それ、食べられるの!」
  友よ、そうよ
  それが、われ等の活力

 3月にヨーロッパに行った時、見たことのない木の実(長い棘がびっしりの
 黒い実)がたくさんぶら下がっていたので、帰国して友にそのことを
 話した時のこと。彼女開口一番 「それ、食べられるの?」まったく私と
 同じなので、大笑いしました。彼女に捧げる歌です(怒らないでね)

勉強会

金曜日は埼玉で新しい方がたくさん来てくださっての勉強会。
「初めての五行歌」
歌会「はなみずき」のメンバーの方々が意欲的です。

最初に「五行歌って何だろう」と定番のお話のあと、皆さんに
質問していただきました。やはり、五行歌というと、いまだ
宗教的に聞こえるようです。また難しいのでは、漢字や
ことばを知らないのですが・・といったお声が。

だって、幼稚園の子供さんもかかれるのですから、難しい
漢字もことばも、必要ないのですよ。かえって、そういう
知識があるために、思いよりも、言葉にそれこそ、
踊らされることがあるのです。

後半はいろいろな五行歌の鑑賞です。

そして即詠もしていただきました。
そのうちの何首かを。

五行歌
やさしいようなむずかしいような
いざ書くとなると
いろいろな思いがうかび
今は何を書くか、うかばない

 そうですよね。急に、人前で思いを書くのは難しいです。
 歌会になったら、1人でゆっくり練ることができますよ。

あの古里の
田んぼ道
今年も また あそこに
じゃがいもの 花が
咲くだろうか

 もう、見事に五行歌ですよね。胸きゅんです。

春は花見に
行きたがる
桜の花びらちらほらと
風にのって
はしってる

 よく、観察されていますよね。4,5行目素敵です。
  
みなさん、ええぇ~ そんな、今すぐ書けないわ、無理無理と
おっしゃってらっしゃいましたが、やがてさらさらと・・・
 
「はなみずき」の皆さんの情熱で、五行歌の魅力をみなさんに
知っていただくことができました。

ありがとうございました。 
 
 私の即詠

小さな旅してきた
桜のはなびらが
ヘッドライトに
照らされて
舞う
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by machako-hamakaze | 2008-04-05 22:47
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