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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
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【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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お花見即詠会

今週は歌会ラッシュで一度の更新では無理そうなので
31名のご出席もいただいた、お花見歌会をまずは
ご紹介します。

早くから桜が咲き、4月6日じゃあ、もう散ってしまい
葉桜じゃないの、という声の中、少々盛りはすぎたけど、
まだ花はいっぱい、そして時折の風での花吹雪と
ロケーションは充分の藤沢、新林(しんばやし)公園
での即詠。

そしてそれぞれが、会心(?)の咲くじゃなかった作を
手に、会場へ。
会場にはおいしいお弁当が待っています。

上席には惜しくも入らなかったけど、心に深く残る
作品数首。


椿に重なり桜が散り
日陰では
ゼンマイがクダを巻く
日向に一輪のタンポポ
春の宴はまだまだ続く

 作者曰く、いつも私の歌は盛りだくさん。でも桜だけではない
 春の草花を詠いたかったと。そう、いつもはもう少し絞ったら
 いかが?と言っている私も、このお歌には共感。「春の宴」が
 前の盛りだくさんを締めていますから。

待ちこがれた
美しい満開の時間(とき)を
おしげもなく散らせる
さくら さくら
春のまん中に咲く

 5行目で決まった!

花びらと一緒に
白い蝶がひらり
あなたの思いがそっと
きてくれたようで
嬉しいお花見です

 二月になくなられたコスモスの会員さんで、ハマ風のご投稿も
 してくださっていたMさんが、「今年の桜が見たい」とおっしゃって
 いらしたのを作者は思いだされ、白い蝶が彼女のように思えた。
 私もHさんもMさんをすぐに思い浮かべました。この作者はただ
 悲しむのではなく、Mさんの存在を感じ嬉しいと表現された。
 情感あふれるすぐれた追悼歌。


里山
春山
桜の広場
人のさざめき
ねこのあくび

 5行すべてが、名詞止。ことばの羅列にされなかったのは、行間に
 春の情感があり、ことばにリアリティがあったからですね。


山がはく息に
はがれ落ちる
うす衣
体温残し
春はゆく

 どこからか吹く風は山がはく息なのだろうか。はらはら散る花びらは
 山のうす衣。それを手にすると、ほのかにあたたかい。感性のお歌。
 
藤沢では珍しいちょっと官能的なお歌2首。

重なれば
重なり会う程
色を増す
散り落ちる桜も
また良しとしよう

ひとひらの
散りかたまでも
絵のように
酔わせて魅せて
おんな さくら

 最初のお歌の作者は男性。
 2首目は女性。
 やはり、1首目はある種客観的かな。2首目はご自身が
 さくらになりきっておられるような・・・

 あと、3つも歌会がありましたので、次の更新は早めにいたしますね。
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by machako-hamakaze | 2008-04-12 13:41
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