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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
ICELANDia
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【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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サークル歌会と某所の歌会

今日はブログのオフ会がありました。
皆さまありがとうございました。
お目にかかれてうれしかったです。
セッティングしてくださったHさん、Tさん、お若いTさん、
Nさんありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。


新老人の会のサークルでの歌会です。
93歳のOさんも最近ご参加されて、70代、80代のかたに
パワーを送ってくださいます。

まだ、「ハマ風」に掲載がないので、上席のお歌を。

キラキラ
輝く若葉たち
ワッショィワッショイ
騒ぐ小枝たち
皐月の森はもう夏祭り

 ダントツで1席でした。「さつき」を「皐月」とされたところ、カタカナが
 とても効果的に使われたところ、緑が溢れてくるようすを、夏祭り
 と表現されて、小気味のよいお歌でした。


千の風になるのに
順番はない
老親(おや)を残して
逝く息子(こ)の
くやしさを思う

 子供に先立たれるほど、この世で悲しいことはないのでは・・・
 作者が親とも慕う方の実の息子さんが先立たれた時のことを
 詠われた。逆縁は、はたでみていても本当に辛い。


あっちにがくん
こっちにぐらり の坊や
楽しかったけど疲れたね
五月の日曜帰り途
江ノ電が更にアットホームに

 光景がすぐに目に浮かびます。
 3行目の目線が優しい。
 江ノ電の特徴も書かれていて、申し分なし。


私の歌

夜空を見上げて
憧れました
あんな形になりたいな
花は
星の形に咲きました

 見れば星型の花の多いこと。でも読み直すと、形を2度も使ってますね。
 推敲不足です。


それでは某所の歌会

暗い川に
櫓のうめき声が進む
突然
マングローブにホタルが光り
クリスマスツリーになった

 前3行と後2行の展開が何事かと思わせた。マレーシアでのホタル
 見学のときのことだそうです。かの地と知れば、うめき声も納得。


大丈夫だから
きっと 大丈夫だから
路上からの男の声に目覚める
携帯の相手を想像しながら
寝返りを打つ

 「路上から」に異論反論が飛び交った歌。私は前2行に心打たれた。
 相手に「大丈夫」といえるとき、その言葉は責任をもつ。
 
1席2席は1点違い

生きてみようかねえ
父が他界して
五年が経って
母がポツリと
もらした一言

 作者以外は全員がいれました。決して仲が良かったとはいえない
 ご両親だったそうですが、遺されたお母様が「生きよう」と思われる
 までの、5年の年月。重い。


雲隠れした
月が
顔をのぞかせる
明日はおしめりと
告げてまた逃げる

 天体をきゅーっと地上にひっぱってきて、擬人化された。
 こんな月なら明日の雨も嫌ではなくなる。


点数引き離されての3席は私の歌。

失われた手足が
かえって
永遠を
感じさせた
背中だけの彫像

 パリの美術館で見た、あまたの彫像。そのほとんどが、手足なく
 頭なく、それなのに、時間だけではなく、人間の思考というか
 「永遠」というものを私に感じさせてくれました。非常に疲れました。
 すべてが語りかけてくるようで。


 
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by machako-hamakaze | 2008-05-25 22:24
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