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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
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【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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むしむし暑い中、日曜歌会

ちょっと歩くだけで、汗だくの日曜日。
いつもの会員さんの欠席が目立ち、ちょっぴり寂しい日曜日。
でも、たくさんご意見うかがえるかもで、歌会らしい日曜日。
司会だから自分の意見は控えなきゃ、でもダジャレは言いたい日曜日。
                                    チャラ~ン

まずはお歌から。

結婚した と
風の便り
「お幸せに」が八割
残りはその逆
こわい女心

 4人ご出席の男性点が全て入ったお歌。しかも3人の方は2点ずつ。
 さては、覚えがありますね。この作者のようないい女を袖にしたこと。
 「お幸せに」の反対はなんだろう、ととぼけた質問をされる方も・・・
 それはねぇ~・・・・おお怖わわわ・・・


水色のパラソルひとつ下
肩寄せ合って立っている
二人のないしょ話
雨音が消しても
紫陽花の花が聞いている

 梅雨の季節でも、きれい色のパラソルの下で、若いカップルのないしょ
 話は、さわやかな感じ。たぶん、若い人。作者によれば、高校生カップル。
 やはりね。なんと、Mさんたら、紫陽花になってみたい、と。いやですねえ。
 これから紫陽花みたら、Mさんかしらんと思っちゃうじゃないですか。


律儀に降る今年の梅雨
百合の花が濡れている
自然の微笑み
自然の牙
自然の涙

 しとしとと降る梅雨に濡れる百合をみている作者は、自然の色んな顔に
 思いを馳せる。その思いの流れが読み手に見える。
 作者は5行目をどうしようかと苦労したと。無理につくったのであれば、
 思い切って、5行目はとってしまい、前のどこかで行わけもできるけど、
 私にはあと3行の自然の3態がすーっと入ってきました。


不条理の前に
立ち尽くす
人の想いと哀しみ
今朝蜘蛛の巣に
紋白蝶のなきがら亡骸が

 これは自然のありさま、不条理とするのはわからないというご意見。
 蜘蛛にとってはそうだが、蝶にしてみれば、やはり不条理と思うのでは
 と、意見が別れた。人間社会が作った不条理と違い、自然界では
 不条理はありえないのでは。それは人間が思うだけのこと。
 若いころ、カミユやサルトルなど語ったことを思い出します。


欠席歌から

ショートカットにした
項(うなじ)をなぜる風と歩く   
生まれ落ちたときのままの
ころんと丸い頭の影
追いかけて

 4行目の抜群の表現力。ショートカットの髪にしただけで、これだけの
 思いを発する作者の感性はすごい!脱帽。


さて、わたしめの歌は。

所在なく
草はらをみている
老女の
何かを思い出したげな
その横顔

 地味な歌です。やはり最初はすーっと読み過しましたと、でも、まてよ、と
 振り返りましたと、点を入れてくださったみなさんおっしゃってください
 ました。よくぞ、振り返ってくださいました
 駅に行く途中、ふらりと現れた老女の方の表情に、晩年の母が思い
 出されました。


今日はこれから講座です。
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by machako-hamakaze | 2008-07-08 09:03
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