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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
ICELANDia
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【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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歌会ラッシュなかびのハマのうたかい

8月第2週は3日から8日までの間に歌会4つ。
6日の間に4つだから、もうすごいです。
このハマのうたかいの翌日は藤沢火曜・鎌倉合同歌会。
お盆なので、合同になって、ほっ・・・です。

歌会にはオリジナルメンバーがしっかりといらして、あとは
ハマ風の会員さんが入れ替わり立ち代りご参加という形が
一番多いのです。発会当時はオリジナルメンバーの方が
少なくても、だんだんと増えてきて、ここハマのうたかいも
心強い歌会になりました。

色々なイベントにも積極的にご参加されます。


ホタルを放した
かやの中
母が笑っている
かやの外
いつの間にか夢の中

 読み手が、カヤの中に入ったり、外にでたりする
 ような疑似体験を感じさせてくれます。
 カヤはかつて夏の代名詞の一つでした。
 お母様との思い出が、カヤを通したちょっとぼやけた視界で
 見えてきて読者を魅了します。


快速艇が走る
舞い起こした浪を
一瞬の白濁に踊らせ
解(ほど)けかけた帯を
細ーく流して

 4行目の表現で議論沸騰のお歌。
 船のあとの航跡は三角に広がっていくのでは、と。
 作者は実際に快速艇の一番後ろで、様子を見ていた。
 舞妓さんの帯のように感じたからと。
 私も点をいれたけど、4行目の「解けかけた」 の「かけた」が
 いるかしらん、と。「解けた」で、良いような気がするけど・・・
 「かけた」でスピード感が間延びしちゃうようで。


さわさわと
欅をわたる風音
地上に影をおとし
人々の笑顔
を 呼び込む

 とても爽やかなお歌。
 五行歌はあまり句読点をつけないから、ちょっと見に主役が欅では
 なく、風音と読まれたかもしれない。
 欅が主人公だから、3行目の「地上に影をおとし」になる。
 2行目の名詞止が、余韻ととれるかどうかで判断が変わるお歌では
 ないだろうか。名刺止は判断辞がないから、難しい。


どんな方
彼を育てたって感じ・・・・・
幸せそうな横顔で言う
お母さんも
あなたを育てたって感じかしら

 とても好きな歌です。
 歌に表現されていることは少ないけど、結婚前の娘と母親の心情、
 お嬢さんの彼とそのお母様との関係などが、そうですね小津安二郎監督の
 映画の1シーンのように、見えてくる。
 4,5行目は「お母さん」(作者)の独白。


私の中に棲む
あの世の人 この世の人
いつもしている心の会話
生きている人とは
ひょいと 逢えたり

 人生を達観しているような、まるで、お坊さんのお歌のよう。
 ただ人を懐かしむのではなく、いまも側に居る人のように
 語り合う作者。そう、生きているなら、ひょいと逢うこともある。


いやはや、良いお歌が一杯でしたねえ。

以前に、日曜歌会のプリントを作る時に、いい歌だ、あーこれも言い歌、
何と、こっちも!とぶつぶつ言っていたら、夫がうるさかったのか、
「いけないの?」と。「とんでもない、うれしくて!」と返事をしたのを
覚えている。

そうなんです。良いお歌をたくさん読むと本当にうれしいのです!
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by machako-hamakaze | 2008-08-16 15:15
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