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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
ICELANDia
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【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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怒涛の一週間が終わり

はあ~と最初からためいきです。

先週は火曜日から毎日歌会、ハマ風校正と編集会議、歌会、歌会、講座
歌会とびっしりで、昨日の日曜歌会では、発狂寸前(笑)
あまり普段と区別つかないよ、とヤジも跳ぶ中、ようやくたまったブログに
着手できます。

まずは8月末の某歌会から。
いつまで某というのか、亡として知れず・・なんちゃって。


風が吹き
しゃらら しゃららと
木々がおしゃべり
長い眠りに着く前の
一時を惜しむよう

 風に揺れる木々のさま、葉のこすれあう音を「しゃらら しゃらら」と
 表現された。たとえの妙があります。
 ただ、4,5行が説明になりすぎているような気がします。
 前3行が、擬音ですから、4、5で「~よう」と持ってくると、二重の
 比喩になってしまうのでは・・と。でも擬音効果がステキです。
 第二席のお歌。


東京雷雨
地上に
こびりついているのは
雨に冷めぬ
人の欲望

 出だしの「東京雷雨」に惹かれますね。昔「東京砂漠」という歌がありました。
 演歌だったと思いますが、センスの良さに感心したものです。
 ゲリラ雨と呼ばれるような、ものすごいどしゃぶりでも、洗い流せないもの、
 それは「人の欲望」だと。4行目に私は??でしたが、Ⅰ井さんの「ガムなら
 冷やせばとれるが」というコメントに脱帽。同点二席のお歌。


トシって
四角いものを
重ねていったら
いつのまにやら
丸い形になっていた

 とてもよくわかる表現であっさりと、なかなかに深いことを言っておられます。
 丸くなろうと思っても丸くなるものではありません。
 「いつのまにやら」丸くなるのでしょう。これでも私も大分丸くなりました・・・
 それでか!と、突っ込まれそうですが、とコメントしたら、わかっているところ
 が怖い・・・と言われちゃいましたとさっ! 第三席のお歌。


席に入らなかったけど、なんと言ってもイチオシのお歌。

畳の上に置かれて
三週間ほどだったろうか
西瓜の底が抜け
濁った体液が
どろりと流れ出た
 
 オカルトの世界?いえいえ現実として、こういうことはあります。
 私なども、ちょうど、レタスを一週間置いてしまって(箱の中に忘れていた) 
 ドロリとアオミドロのようになっていました。自責の念にかられます。物を
 粗末にしてしまったと。でも、このお歌はそういうことよりも、独居の病気の
 方やお年寄りが孤独死をされる、そんな今の世のことを現実にお盆の
 お供えだった西瓜の様子に重ねて詠われたと。


なぜか、この某歌会ではまた1席をいただいた私の歌。

しつけ糸だけで
出来上がったつもり
すぐに綻(ほころ)びる
そんな服着て歩いてる
不安

 自分のことも含めて、今の世の中のすぐそこに在る不安、ですかね。
 しつけ糸だけのほうが、気楽じゃん、というご意見も。自分のことだけ
 だったらそうなのですが・・・

今回、初めてこの歌会で0点がでました。
私もかつて、60数人の中で0点とりました。
しばしはトラウマに陥りました。0点とったあと、人のせいにするか(見る目が
ないと)、自分の歌の欠点を見られるか、で違ってくると思います。
いかに、客観的な目をもてるかだと思います。
私は高得点の歌ばかりが良い歌だとは思っていません。だからこそ、この
ブログを始めました。

自分の歌は可愛いし、一番よいと思ってだされるのが普通です。
でも、あまりに「われ」の世界だと、「他人(ひと)」はわからない
ことがあります。でも、わかるばかりが良いとはかぎりませんよね。
(わからない歌をよく書く私・・・でした)
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by machako-hamakaze | 2008-09-08 11:46
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