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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
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【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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今月の「はなみずき」は題詠でした

「壁」という題詠だったようです。
以前、おなじく「壁」の題詠で私が作った歌は、化粧でつくる顔の壁でしたが
格調たかい、「はなみずき」さんではそんな、おちゃらけた歌はありません
でした(-_-;)


白壁に当る光も浴び
風の冷たさにも堪えた
吊し柿
深いしわの中に
味わいを秘めて

 吊し柿のお歌はたまに見ますが、この「白壁に当る光も浴び」という表現が
 とても美しい日本の秋の光景を映し出しています。
 その風と光を浴びて、砂糖よりも甘くなる、日本の技の味わい。


昔の壁は
土と切り藁を捏ねて がっしり
我が家の壁は
反抗期の息子の拳の跡がくっきり
壁も人の心も柔になった

 うちの壁にもくっきり。ドアには穴。反抗期があることは良いことだと
 いいますが、当時は、息子と私の間に本当に壁がありました。こちらの壁
 に穴を開けて欲しかったなあ~と感慨にふけっていてもしかたありません。
 (今はまあ良い息子になりましたので、息子の名誉のため、念のため)
 
 このお歌の前四行までは壁と反抗期の息子さんのことが、うまく詠われて
 いるのですが、壁が柔になったのは良いのですが、人の心が柔とくると
 前におっしゃっていることとつながりにくいのでは。
 壁も柔になったものだ・・・と、ちょっと昔を振り返って苦笑い・・・といった
 感じにおさめるか、もう、5行目はなし、でもよいのでは、と。


幸せって
そこにあるのに
素直になれない
心の壁が邪魔をして
掴みそこねるもどかしさ

 誰の心にもある思い、上手に表現されていらっしゃいます。
 ただ、作者の「心の壁」がなんであるかを歌って欲しいです。
 一人一人もつ「心の壁」がちがうからこそ、歌になるのでは。


たまの題詠も良いものです。
来週火曜歌会でも題詠です。
代表さんはまた難しい題をだされました・・・「重なる、重ねる」です。
どなたかが、「重い」ではだめですか?と。そりゃあ、だめだわよお。
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by machako-hamakaze | 2008-12-06 12:58
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