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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
ICELANDia
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【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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師走に入って最初の歌会はSUN-SUN

前日まで大阪の姉のところで、家事介護に行っていたので、少々
もうろうとしたままの参加(え?いつも?はい、すみません)
お楽しみの忘年会は欠席せざるを得ませんでした。胃も本調子に
もどってなかったし・・・

お一人急遽のご欠席があって、20人のところが19人。
さくら会からも三人娘(ここを強調しないと叱られます)がいらして
くださり、小海からA山さん、「風の大会」第一席をとられたK杉さん、
前回につづきW香さん、Kみさんやら本当に賑やかです。


着替えてるときは
覚えていたのに
歩道に出てから
思い出す
忘れ物ってそんなもの

 本当によくある日常のことを「着替え」「歩道」という具体的な表現で
 ぐっとリアリティがでたお歌になりました。そして、5行目の締めが
 また良いです。


私を睨んでいるのか
未来を見つめているのか
ザクザク刈られた
セイダカアワダチソウの
楕円の切り口

 まさしく、切り口の良いお歌ですね。
 じゃまものとして、ザクザクと刈ったその切り口の楕円から、睨まれて
 いるのか、いやいや切った人間などどうでよい、そのずっと先の
 未来をみているのか。それは、汚物を垂れ流し自分の首を締めている
 人間を、自らがだす他の植物を排するための毒素によって、旺盛な
 繁殖力をもちながらも、ばたりと枯れてしまう、その運命に重ねている・・・
 のではないかと思わされました。


子供のころ着ていた
母の着物に手をとおす
六十路(むそじ)を過ぎても
地味と思う
その着物は

 お母様の着ておられたお着物に手をとおす・・・なつかしい母の匂いが
 するような気がして。「ああ、私が子供のころだから、母はまだ30代で
 あったはずなのに、60を過ぎた自分が来てもまだ、地味、お母さんて
 こんなに地味なものを着ていたのだわ」と作者は思われたのであろう。
 そして母への更なるいとおしさ。
 1,2行目の運びが、お母様ご自身が子供のころ着ていた、と誤解
 されるような気がします。ちょっと変えられたらより良いお歌に。


私の歌

濃い霧が重く
胸の
計りを揺らす
行きももどりもならぬ
迷いという道で

 いろいろと嫌なことが伝わってきたり、心配事が重なって、体調も
 良くない絶不調の時の歌で、暗くてすみませんと言って出した歌。
 H野さんは、こんな不調な時でもこういう歌にできるのがすごい、と
 言ってくださり、救われました。この歌を引きこもらせていたら、
 救われないから、皆様も暗い歌は暗いうたで、歌会に出して見られると
 癒していただけますよ。
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by machako-hamakaze | 2008-12-10 08:50
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