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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
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【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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年に2回は出席のお約束の はなみずき

と、いうことなので、忘年会もあり(そればっか・・・)埼玉の八木崎まで
行ってきました。
代表さんのK音さんのパワフルな歌会運営にはいつも頭が下がりっぱなし。
会員さんの皆さんも、力のかぎり代表さんを支えてくださってます。


川沿いを占拠して
隙間のない家が立ち並ぶ
五年ぶりのふる里は
よそ者顔で出迎え
よそよそしさで送り出す

 五年ぶりのふる里がそこまで変わってしまうという、今の世の悲しさを
 思います。作者は感傷的な表現はとっておられませんが、読み手には
 その思いが伝わります。
 2行目の「隙間のない家」が、ただ、ぎっしりと隙間無くというのではなく、
 今まで1件しか建っていなかったところに、都会並に3件も4件も建って
 しまって、小さな庭の隙間さえも見られない、とこに現代への批判も込め
 られているようなお歌だと思います。


ひがし、いづみや、平七さん
屋号が並ぶ島の路地
ゆっくり時が流れ
風に合わせて廻り道
あぢち、あらや・・・・吉蔵さん

 すぐさま、かの島へ飛んで行きたい思いにかられたお歌。
 島のお家にすべて屋号があり、その面白さと、路地を吹く
 ゆったりとした風にあわせるように、巡る道。
 1行目と5行目をすべて屋号にされた技法も素晴らしい。
 技法と呼ぶのは失礼かもしれない。それだけ作者が
 この屋号の島に魅かれたことでしょう。

 おどろいた事は、「屋号」がわからないという方がいらしたこと。
 名字帯刀が許されなかった時代に、名字のない商家や農家が、
 主に取引などの、不便さを解消するために、名字にかわる屋号を
 用いたことから。
 歌舞伎などの屋号も、もともと川原こじきとさげすまれていた役者
 たちが人気の高まりから、その身分も上ってきて商売もするようになり、
 屋号もつけたことからだそうである。


祝、チョキチョキ
夫専属三十周年
手がすべったと
トラ刈りにしたい
そんな時も幾度かあった

 1行目が、まず面白い。読み手をぐっとひきつけた。
 「祝」とくれば、ふつうは○○周年ときそうなのだが、そんな並の手は
 使われないこの作者。
 ユーモアもあれば、長年連れ添った夫婦の山坂をも思わせるくだりもあり
 なかなかの秀歌だと思います。
 で、トラ刈りは一度もなかったの?


私の歌

荒波から
守るための
テトラポットなのに
そのとんがりだけを
見られてしまって

 「テトラポット」は商標なのですが、ここに【波消しブロック」はちょっと
 使いたくなかったので、そのままに使わせてもらいました。
 はい、そうなんです。何って?4,5行目。
 はあ~(なみだ・・・・波だ?) 


今年一年おつかれさまでした。ありがとうございました。
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by machako-hamakaze | 2008-12-27 13:32
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