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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
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【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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恒例、干支の題詠付き 新横浜歌会は5周年歌会でした。

今週末にちょっと留守になるので、昨日の歌会報告、特急で書きます。

ACT講座の卒業生の方が中心になって、立ち上げてくださった
「新横浜歌会」です。大倉山なのに、なんで新横浜だあ?と
おっしゃる方もおられましたが、新横浜では調度良い会場が確保できず
大倉山のコミュニティハウスになりました。

いつもは自由詠だけですが、1月の歌会だけ、干支の題詠もプラスされます。
今年は丑年なので、題は「牛、丑」でした。

では、題詠から。


背に乗せた子(ねずみ)に
先を越された牛
丑どし生まれは
お人好し か
どこか似ている次男坊

 ねずみ年の私は、決して、丑さんの先を越そうとは思わないのですが、
 どうもそういう印象があるようですね。
 丑年の知り合いは、やはりけっこうおっとりとしている人が多いなあ、
 そういえば。
 この方の次男坊さんも、きっとおっとりと作者のお母様には可愛くて
 たまらない息子さんなのでしょうね。
 
 最近何かで読んだのですが、中国の言い伝えですが、もともと1月には
 「年」という怪物がやって来て、人間を食べていたのだそうです。そこで、
 干支の動物をつくり、そちらを食べてもらい、人間の代わりになって
 もらったとか。面白いなあと思いました。「年」は怖い!


もういいかと思いつつ
それでも何とか生きてきて
そうか 来年は丑年かと
のろりつぶやく
年の暮れ

 何か、懐かしさのあるお歌です。
 1行目の悟りの境地から、来年の年に思いを馳せて、4,5行目がまた
 なんとも味わい深いですね。明治の文豪のようですよ、Y三郎さん!


明眸皓歯(めいぼうこうし)
美人のひとみに
牛が居るのを発見
漢字四字熟語の
勉強余禄でした

 受験生も、ただ漢字をまるのみで覚えるのではなく、このような余裕を
 持って、勉強したら、楽しく覚えられると思うのですが・・・
 それには先生も、努力が必要ですよね。

 ちなみに、明眸皓歯はかの美女「楊貴妃」を言ったことばだとか。
 また、この言葉は女性にのみ使い、男性を讃えるときには、
 眉目秀麗というそうです。
 

では自由詠です。

新年の想い
心は広く 強く
ゆるぎない たじろがない
自分でいよう
心から笑えるように
 
 私も表現は違いますが、同じような思いで今回の自由詠を書きました。
 4行目の「自分でいよう」と書かれたので、やはり、前3行をやりとげる
 ために、かなり努力がいるということが伝わります。
 お互い、しっかりと自分を保っていられるようにしたいですね。


富士山の美しさは
二等辺三角形の
少したわんだ線にあるのだ と
気付いた
大根の飾り切り

 もう、たぶん作者はあの方かなああ・・・と。
 ライフスタイルにご自分のポリシーと哲学をお持ちです。
 そのお考えはいつも、お歌に現れます。 
 大げさな論を戦わせずとも、日常のなにげない所作の中から
 それを見つけ出されるのですから・・・・尊敬しちゃいます。


てのひらを
薄陽にかざしたり
花の色 あてっこしながら
球根に水遣りしている
少女たち

 新年、新春、まして春という言葉はどこにもないけれども、少女たちの
 初々しい仕種が、美しく語られている。
 目線がやさしく、少女たちの未来が明るく見えてくる。
 そうです、花は咲くまで色がわからない・・・てな歌を書いたのは私
 でした。
 

踏み出す
意気地があれば
道づれに
めぐりあえるか
もう一度、夫婦茶碗を

 夫婦はお互いが居れば、あれこれと不満もでてくる。二人揃っている
 ことのありがたさをなかなか感じない。
 「踏み出す意気地があれば」と表現されたが、「意気地」だけではない、
 事情がおありだったのでしょう。
 もう、作者もわかっておりましたから、会員一同、その時は素敵な
 夫婦茶碗をプレゼントしましょう!と一致団結したのでした。
 
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by machako-hamakaze | 2009-01-19 13:02
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