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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
ICELANDia
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【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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24人もの方がご参加 横浜歌会

たいていの歌会は女性が多く、男性は三人くらい、藤沢日曜歌会が
男性会員の方みなさんがいらっしゃるとしても、7人くらいです。
なんと、今夜の横浜歌会は12対12です。
そして、まあ、たいていは上席は女性の時が多いのですが、今回は
なんと、なんと、1席から3席はもちろん、5席の方までが男性でした。


どれ程の記憶で
この愛が
幼な児の心に残るのだろう
命がけで看病する
虚弱な児への この愛が

 「この愛」とあるので、実際に看病されてらっしゃる方のお歌だろうと
 感じたのですが、幼児がそれを感じるかどうかを問うておられることに
 少し疑問を感じ2点にはならなかったのです。
 
 作者は深読みすると「恩着せがましく思われるのでは・・」と言って
 おられた。私は逆に一読、それを感じたのですが、かえって、深く読むと
 必死にその子供さんの回復を願う姿が愛とともに見えてきたのです。
 愛が伝わろうと、伝わるまいと、この児が健康になりますように・・という。



デパートのエレベーター
ベビーカーが乗ってきた
「わあ かわいい!」
5~6才の女の子の声
「わあ」はないけどあなたも充分かわいいよ

 なんとも本音が面白いお歌。
 普通だったら、5行目の“「わあ」はないけど”はつけないでしょう。でも
 これがないと、きれいにはなるけど、あまりに視点が平凡。
 作者独特の、饒舌ともいえるこの表現があってこそ、五行歌。


元旦恒例の兄弟会
同じ昔話し
同じ台詞を同じ人が言う
初めて聞く様に皆大笑い
いつもの一年の幕開け

 これだけ、歌数が多いと、さっと読んだ時には、くどいお歌のように
 感じた。しかし、読み直したとき、家族が集まった時の雰囲気が
 リアリティーをもって伝わってきた。
 まずは、ずっと同じメンバーが揃っているめでたさ。
 そして同じ話しに初めてのように大笑いできるおおらかさを持ち、
 しかもお正月。まことに目出度い。来年もきっと、と。


「ナゼオソイノ」
妻の呪文に
三猿で対抗
言っても言わなくても
叱られる

 1行目の恐ろしさ!私は「リンク」の「貞子」を思い出してしまった。
 奥様の呪文の声はどのようであろう・・・1転3行目からは、おのろけ
 でも聞かされるような楽しさがある。高得点の上席にあと2点と、惜しい。


牛たちに
背負わされた
合格の二文字が
重いのか
絵馬たわわとなっていく

 神社での絵馬はこの時期「合格」祈願が格別に多い。
 牛年の絵馬がどっさりと背負わされたこの二文字。
 受験という現代の悲喜劇をただ物も言わずに背負う。
 その姿を果物かなにかのように、作者は「たわわ」と
 表現。必ず実って欲しいという願いか。


さて、私の歌です。

こんなに
茜(あか)く染められて
とり残される
さみしさを
分かち合おうか夕雲よ

 夕雲は寂しいなんて思っていないだろうに、作者の思いを投影させた。
 作者が寂しいのだろう・・・とコメントいただいた。その通りです(笑)

またちょっと留守します。
帰ってきたらハマ風発送、会議、歌会ラッシュです。
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by machako-hamakaze | 2009-01-27 10:12
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