鎌倉歌会 |
松井さんが本当に亡くなられたのが信じられないのですが、もう一ヶ月が 過ぎました。 会員さんで、松井さんにお会いされたことのない方もいらっしゃいます。 思い出されるのは、あの少女のような悪戯っぽい目と笑顔です。 本当に残念でたまりません。 今回は松井さんのあとの代表さんになられたK藤さんはご家族の介護で お休みです。 ジャズ イン カマクラ 扉をあけたら 轟音に包まれる 一瞬 開放された 心 扉一枚で違う世界が開けている様子が伝わります。 轟音は私はドラムスお思ったのですが、金管楽器の音だったそうです。 最初は何事!と思う轟音ですが、ジャズの軽快なリズムに作者の心が 開放された・・・すてきな体験されましたね。 離れてはいられなくて 愛しい夫君(ひと)のもとへ これで、この天界のどこかに 純愛の星が 永遠にきらめきます すぐに、松井さんへの追悼のお歌とわかりました。 ご主人のご逝去のあと、まるでまだいらっしゃるように、「松井が松井が」と お話されていらした文子さん。 3回忌を前にご主人のもとへいかれました。 一輪生けた 蕗のとう 日ごとに ひらく 春が 背伸びしているように 蕗のとうは、蕗みそにすることはあっても(実は今作りかけています・・笑) 生けるということをしたことがありませんし、考えたこともないです。 その蕗のとうを生けられる作者は只者ではありませんね。 その蕗のとうが日ごとに伸びて、開いていくと。 春の背伸びにたとえらえた素敵なお歌。 私の歌 つん と くちびる突きだして 春陽のキスを 待っている 木瓜の蕾の紅(くれない) ぷっくりとした蕾の木瓜(ぼけ)。道行く時に見かけて、曇り空が続いたいた ころだったので、ああ春の陽が待ち遠しいだろうなあ、と思って。 |
by machako-hamakaze
| 2009-03-20 13:20
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