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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
ICELANDia
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【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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さくら満開の中のお花見歌会

当初、4月5日じゃさくらは散って無いよ、それからは寒波と雨の予報で
中止になるのでは、とか・・・まさしく「ハマのうたかい」で出たお歌のように
開花予想がかしましい・・・という状態でしたが、なんと!!雨の予報も
はずれ(晴れ女そろいだから大丈夫!と言い切っていましたが)
少し花ぐもりの完璧なお花見日和でした。

天候不順もありご体調を崩された方、ご不幸があったりと当初の
ご出席者から大分減って、30名でしたが、賑やかに、なんと、
新林の山を登っていっとき行方不明になった方ありと、大騒ぎ。
この方T橋さんは、反対側に降りてしまい、片瀬山からタクシーで
市民会館まで帰ってこられました!良かったあ!!

市民会館のおいしいお弁当、T中Kみちゃんお手製おいしい山菜料理の
差し入れ、K雲さんとI岩さんからの飲み物さしいれ、私の恒例マーマレード
と歌の前にもテーブルは盛りだくさんです。


ウクレレ合奏で
ハワイアンを楽しむ人達
ソメイヨシノが
リズムに乗って
フラとばかりに枝を揺らせる

 このお歌の良さを採点のときわかりませんでした。失敗です。プリント
 つくりをしていて、ああ、このカタカナが実に、効いていると。
 実際新林で出会われたそうです。
 5行目の「フラとばかりに枝を揺らせる」技あり!です。


凌いだ寒さを
柔かく包み直し
ほおを染めかけて
こちらを向いた桜
お待たせしましたァ

 さくらの擬人化のお歌は数あれど、こちらのお歌、楽しさではひけを
 とりませんね。くるりと振り向いたあどけない少女の紅潮したほほと
 ちょっと自慢げな感じに、笑いが浮かんできます。


見上げると
そこには桜の天井
野鳥が音楽を奏で
さながらカテドラルに立ち昇る
神秘な気配

 う~む、こちらは格調の高さが光ります。
 昨年の初海外でヨーロッパの聖堂を何箇所か訪れましたが、まさしく
 こういう感じでした、
  
 「桜の天井」を一瞬「天丼」と読み違えたのは私だけでしょうか(笑)
 

「まだしゃいてない」と
見上げて指をさす
背負われた幼子には
どの木も桜
やがて花咲く桜

 今日の秀歌の中でも、ひときわ好きなお歌でした。
 背負われた幼子の可愛くたどたどしいことばに、何か涙がでそうに
 なります。満開の桜の中、桜ではない木を指差し「まだしゃいてない」
 という子供。どうかこの子にもさくら咲きますように。


浮き島のような
水藻の上に
花びら
二ひら三ひらのせて
水の中でも花見の宴か

 このお歌、5行目が大好きです。
 4行目までの観察の目線が、5行目で一気におとぎ話へと飛躍します。
 こういう5行目こそがあって、光る五行歌になります。


私の歌。

桜の花の
満開の向こうには
遠い日が
透けてみえる
胸にさらさら ちらちら と

 今年はこの日のお花見が晴れますように、願をかけ、この日まで他の桜に
 目をくれまいと決めていました(ちと、古臭い女の私)
 そしてお花見日和のこの日を迎えて見た、わあっと咲いた満開の桜。
 目にしたとてん、胸きゅんとしてしまいました。さくらさくらと重なって咲いて
 いるその向こうに、遠い日が透けてみえてきたのでした。
 
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by machako-hamakaze | 2009-04-13 10:24
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