新横浜歌会 |
久しぶりの新横浜歌会です。 事務局のⅠ城さんが、お休みでいつものメンバーが欠けると 寂しいものですね。 しかし、9人(自分も入れちゃった・・笑)精鋭のお歌。 窓を開け放ち 片付けたり 磨いたり すっきりした場は 心地よい気が 満ちてるようで しゃきっと 心 引き締まる 日常のことを詠われたが、その作業の具体的で生き生きしていること 「場」と「気」という言葉の使い方が絶妙です。 また、冗漫になりやすい、長い句を間をあけることによって 行変え以上の効果をだしています。 地味のようだが秀歌です。 フロントガラスを 覆っては後ろに流れる 山青葉の光と影 ギアチェンジする君の袖に ざわめく風が絡みつく 好きだとも、愛だとも一言も書いていないが、これはまさしく恋の歌。 通常は好きな相手のことだけを見ていることが多い青春の恋だが、 風景をもしっかり恋の伴奏にしている。さすが詩人のお歌。 しわ加工やノーアイロンの シャツを着るたび つぶやく 便利だヮ アイロンかけの好きだった 若いわたしを遠くに追いやって 先程のお歌と同じ、日常の作業を詠っている。近年は形状記憶の シャツやしわしわっとした感覚が楽しいシャツが流行している。 襟のところから袖、見ごろとシワ一つないようにアイロンかけが 出来た時、満足感で疲れも吹っ飛んだものだった・・・が、この 便利さ!しかもお洒落、だらしないのではない、便利で良いもの、 と、言い聞かせるのだ、追いやってしまった若き日の自分に。 |
by machako-hamakaze
| 2009-05-28 14:49
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