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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
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【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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ACT講座・・・6月20日(土)

私の担当の三回目。
今回は推敲がテーマです。

添削をしないのが五行歌です。
でも添削を希望される方がけっこういらっしゃるのですよね。

添削はもちろんしませんが、わかりにくい印象があれば、行の切り方を再考
助詞を加える、取る、変えてみる、ダブった表現を削って、状況がわかり
やすい表現を加えるなどのアドバイスはさせていただきます。

まずご自分で推敲することが大事です。
そして、また人から納得のできるアドバイスを受けたとき、そのまま歌会に
だすのではなく、次の歌作りの参考にされることが大事です。
もちろん、雑誌にだすのは構わないとは思います。

受講生の方のお歌です。

母の愛に育まれ
耳を頼りに
二十歳(はたち)のピアニスト
世界の
喝采を あびる

 今回辻井伸行さんを採り上げたお歌は、歌会でも多くあり、講座でも2首
 だされました。そのことを知っている人が読めば、感動を素直に詠われた
 お歌とわかります。

 こういう出来事は歌にしやすいけれど、その中でやはり作者ならではの
 個性が欲しいですね。1、2行目は辻井さん以外のピアニストにもあてはまる
 ことなので、もう少し工夫をされるとよいのでは。


ピシリとアイロンのかかった
すました言葉より
少し皺のある
あなたの言葉が
胸にあたたかい

 さらさらと流れるような言い方よりも、詰まったり、よどんだりしながらも
 真摯な思いの伝わるもの言いが聞こえてきそうです。
 1・2行目と3行目が対比をよりはっきりさせるには「少し」がなくても
 良かったかも。
 今日の1席、T田さんのお歌。


肥料は与えすぎても
少なすぎてもだめと聞く
今年も咲いた花たちに
ありがとうと言いながら
我が子育てを胸に問う

 全員が「我が子育て」を改めて「胸に問い」ました。
 園芸と子育てを上手に結び付けました。
 2行目は「だめ」と言い切ったほうが歌らしいような。


若きピアニストが話す
〝心の目〟の
計り知れなさ
もう 私には
容易く使えない

 このお歌も辻井さんのことだろうな、とわかります。
 〝心の目〟を「もう、容易く使えない」とあると、では今まで容易く
 使っていたのですか?となります。作者もまだ推敲途中ですと。


一気に
5首作りました
この駄作の中に
ホントのわたしが
見え隠れ

 凄い、うらやましい!と声が上りました。
 皆さんは作者は謙虚ですね、5首もできたのに、と。
 
 私はいえいえこの作者は自慢しているのですよ、と(冗談です・・笑)
 
 5首一気にできたとき、確かに思いがうあああっと、溢れて
 言葉になったのですから、ご自分を表現できていたのでしょう。
 「ホント」とカタカナ、「わたし」とひらがなに作者の照れとまた技が
 「見え隠れ」しました。


私の歌

電源を切ると
パソコンは
シューッと
切ないためいき
辛い別れみたいに

 必要があって使っているパソコンで、決して好きではないのですが、この
 「ためいき」を聞くと、ちょっと愛しくなってしまうのです。
 皆さん曰く、何でも歌になるんですね、と。
 そうですよ、何でも歌にしてみてください。
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by machako-hamakaze | 2009-06-27 13:10
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