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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
ICELANDia
,
【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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<   2008年 07月 ( 12 )   > この月の画像一覧

もうすぐお姉さん歌会になるはなみずき

昨日27日は恒例朗読歌会でした。
その模様はまた次回です。

今回は埼玉の「はなみずき」
今月も参加できなかったのですが・・・・朝10時からの開催は
やはり、ネボスケの私には、厳しいのです。ごめんね。
昨日、年に2回は来てねと代表さんに言っていただいた。  
 はい! でも年に2回は午後開始にしてね(笑)


土の匂い
野菜のささやきが
彼の目覚めを急き立てる
おはよう!
野菜たちの笑顔に土をそっと

 家庭菜園であろうか。無農薬で化学肥料を使っていない畑の土は
 香りを放つのでしょう。土を愛する農家の方は土を食べてみて、健全な
 土かどうかを確かめるらしい。そんな土でそだてられた野菜はまた
 新鮮な香りと色。「彼」というのは作者自身でしょうか。
 
 5行目の「土をそっと」というのが、少しわかりにくいのです。。畑を荒らさない
 ように、そっと歩くということでしょうか?ここがわかると、もっと
 好きになるお歌です。


朝採りレタスとセロリの株
出荷前の菊の花
軒先に近所からの贈り物
田舎には・・・今も
声に出さない会話がある

 単に田舎というだけでなく、いかにご近所付き合いがよいかどうかも
 あるのではないでしょうか?わざわざ「置いとくよ」とか「持ってきたよ」
 とも言わないで、そっと置いていってくださる、声をかければその人に
 余分な気を使わせてしまうから・・・
 
 良き日本の風景。


梅雨明け宣言の朝
夏草を抜く手を休め
ホースの水を子どもに戻り
虹になーれ と
青空高く遠くへ放つ

 子どもの頃、水まきが大好きだった。ホースをつかえるようになって
 からはなおさらに。作者のように、空に向かってみたり、舗装されていない
 道路に砂煙がたつのを喜んだりと。
 なによりも作者がわかっての驚き。あのMさんではないか。
 この瑞々しい感性。遊び心。喜寿の方とは思えない。


さて、次は朗読歌会の様子を書きますが、「ハマ風」へのレポートも
担当なので、ちょっとお時間くださいね。
 
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by machako-hamakaze | 2008-07-28 09:04

新横浜・さくら合同歌会

どちらの歌会もMさんと私の講座の受講生さんを中心に立ち上げて
いただいた歌会で、新横浜にはさくら会の方がよく参加されていて、
いつか合同歌会をというお話は、あったそうですが、ようやく実現の
運びとなりました。

参加者は19名と賑やかです。
おおっと驚くほど、よい歌が一杯で、暑さのせいもあり、一瞬、どうやって
歌を選ぼうかと頭がぼおっとしました・・・なんか、この頃いつも頭が
ぼおっとして、と書いているようです(ボケか?)

今日の1席のお歌には3点いれました。すごいお歌でしたねえ。
なぜか同点で私の歌も1席で、これにはびっくりです。前半によいお歌が
上席がいっぱいで、後半だった私は点数はもう入らないと思って
いましたから。しかも、歌ができずに締切日に昼寝からうなされて
目が覚めて、その半睡の強迫観念状態で出来た歌だったし・・・
でも、みなさんありがとうございました。

歌会の途中でいつも、ダジャレのちゃちゃを入れる私が前日の体調不良
が響いてか、音なしだったようで、すごく心配されてしまいました。

ダジャレが私の健康バロメーター?
歌人として、こんなんで、いいのか!!
 (いいんじゃない、ニンゲンだから・・・と影の声。自分でしょう?ハイ)


時間を忘れ掘ったアサリ
末期の水に塩水を与え
その口には酒を手向け
今日の楽しみくれた
この小さな命に感謝

 好きなお歌でした。アサリの酒蒸しの手順を、命をいただく一つの儀式の
 ように丁寧に詠われた。本当においしくいただいてこそ、アサリも命を
 捧げた甲斐があったというもの。



オリーブオイルの小瓶一本と
プラダの財布手にレジ待ちの若者
彼の部屋で帰りを待つのは
メンズのシャツもサマになる
ロングヘアーの美女かしら

 なんともステキなお歌。前2行は見たままの風景だが、それから3行の
 作者の想像の世界が楽しい。昔のハリウッド映画のようだ・・・私は
 作者へ失礼なコメント。この3行を読んで、作者はお若い方ではないと
 推測と(まあ、そんなに若い方は参加していなかったけどね)

 2点献上すべきなのだが、どうも5行目のロングヘアーがもしも、ショート
 ヘアーの美女だったら、私の好みに一致したのに、と歌の良さと違う所
 で、1点に。でも大好きですね、このお歌。

 以前に新横浜のFさんが受講生時代のお歌で、歯医者さんを「幸四郎似の
 歯医者さん」とあり、吉右衛門さん好きの私はやはり、2点ではなく、1点に
 してしまったという、前歴の持ち主・・・ごめんね。



お風呂場で泣く
洗顔石鹸の泡の中で泣く
涙は泡に熔けていっても
おまえを失くした悲しみは
喉元に固まったまま

 作者の悲しみが、大事な愛する対象を失ったことのある人なら、同じように
 喉元に固まってくるだろう。
 飲み込むこともできず、嗚咽が続くのです。
 簡単に、早く忘れてなどと言ってはいけません。慈しんであげた、愛を
 もらえた、その記憶を失えば、もう一つ喪失することになるのですから。



切なかった あの夏の日
タチアオイを唯見ていた
今年もまた
タチアオイが咲いている
待ってたように咲いている

 その切なさが何であるかを作者は語ることがないけれども、タチアオイを
 唯見ていた、あの日から少しも作者の切なさは薄れることがないのでは。
 でも、その切なさをいつか歌に語ることができたら、作者の目に写る
 タチアオイは、もっと美しく、もっとやさしく、もっと癒してくれるのでは
 ないだろうか。


さあ、日曜日は「朗読歌会」です。
暑さにめげずに楽しみましょう!
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by machako-hamakaze | 2008-07-25 12:32

欠席してしまったのですが

19日の土曜日、某所某歌会に出席する予定でしたが、暑さのせいか、
久し振りでめまい。翌日は新横浜・さくらの初の合同歌会なので、今回は
某歌会を欠席することにしました。

で、事務局のMさんにプリントを送っていただきました。

誰かの
役に立ちたい
役に立っている
という思い
生きる を支えている

 これですよね。ほんの少しでも、人の役にたつことができれば、生きる
 意味があると感じられます。他方で、いろいろ言われたとしても、ありがとう
 とか、おかげさまで、という真摯な思いをいただくとき、こちらこそと心から
 言えます。


蟻がむらがり
山車のように
蚯蚓(みみず)を引っ張って
巣穴へと運ぶ
暑い 夏祭り

 蟻がその何十倍、いや何百倍もあろうかという蚯蚓を引っ張る様子を、
 山車と表現された比喩の巧み。それが、彼らの夏祭りだという。
 非情な情景を俳諧の世界のように、詠われた気がする。


施行前だけれど
ときどき
なってしまっております
批判話で他者を裁く
私設裁判員に

 いろいろな意味で日本人に裁判員制度は向かないと思っている私ですが、
 「批判話で他者を裁く/私設裁判員」になるのは、良いことかと。
 もちろん、他者もこちらを「裁いている」でしょうから。
 それが、向き合って、議論という形でできるのが一番なのですがね。


ほんとうは
甘えたいのに
甘えられない
いじっぱり虫が
デンと居座る

 なんと、可愛らしい女性でしょう・・・女性ですよね(笑)
 「いじっぱり虫が/デンと居座る」ですよねえ。でも、いじっぱりにさせる
 どなたかがいらっしゃるのですよね。
 あまり、成長しないように、可愛いのを一匹くらいなら飼っておかれたら?


さみしい欠席歌になってしまった私の歌

水たまりに映った
空を
見ている と
水たまりから
空を見ているような 私


次は「新横浜・さくら合同歌会」です。
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by machako-hamakaze | 2008-07-23 10:38

暑い夜も歌会で涼しく

そう、横浜歌会の会場は涼しすぎたのです・・・っ!

梅雨らしい、しとしと降る雨はほとんどなくて、雨風の嵐があっただけ
のような気がします。そしてあっという間に梅雨明けですね。
猛暑です。ちょっとのぼせ気味の私です。
朗読歌会も、もうすぐなので、のぼせてはいられないのですが。

さて、その横浜歌会では、1席はすばらしいお歌で獣医のIちゃん。
そして、2席は同席で男性お二人なのですが、そのお二人は
実は、昔探偵仲間(Detective)なのです。先輩K.Tさんのご紹介で
1年前にご入会のT.Kさん。面白いお歌で2席獲得。起立して喜びを
語られました。
そのお三人のお歌はハマ風10月号で、乞うご期待です。


ふと 電話を
かけようとするのです
故兄(あに)の遊び仲間も
まだ別れきれない
四十九日法要

 なくなったことをつい忘れて、電話をかけようとする、親しい人を亡くすと、
 そういうことがあります。頭のどこかが、亡くなったことを信じたくないの
 でしょうか。私もつい宅急便のあて先に亡くなった母の名を書いてしまう
 ことがあります。「仲間も」と「まだ」で、作者の切ない気持ちが伝わる。


川の最初の一滴は
人が美化して
見えない
地から染み出た
本物をみつける

 フィルムの逆回しのような感じのお歌だ。
 水が地から湧いてくるとき、決して一滴のような形にはならない。じわり 
 じわりたらりと染み出てくるのだ。それがやがて流れになっていく。
 人間の性急さが誤った表現となり、真実さえもゆがめていく。


4分の1ポンドの
バナナ
細身のジャムトースト
おちょぼ口に運ぶ
かるーい朝食

 なんとも、モダンで軽いタッチですてきな朝食風景なのだが、もしかして
 介護のことかなと思うと、また味わい深い。
 実は作者の朝食のことだとか。作者はおちょぼ口の男性だった(笑)


欠席歌から

泳ぎに来たのに
ラッコのように
プ~カプカ
化粧落とさぬ
女の根性

 兄弟会をやっていた時、姉と義姉たちが夕食前の温泉入浴の時に、
 顔を 洗わないというので、びっくりした。また化粧するのが面倒と。
 もちろん、化粧はする気はないが、夫や兄弟達の前に、化粧を落とした
 顔を出さないというのに、感心するやらあきれるやらだった。

 この、泳ぎにきた女性たちもイケメンに出会うこともあるかと、化粧を
 落とさないのだろうか・・・化粧の前と後のギャップこそがが怖いけどね。
 ラッコの愛らしさとは別ものだけど、面白いお歌です。


私の歌

ユカタの
娘たちは
洋間に
お祭提灯さげたような
明るいミスマッチ

 あの、巷のユカタ姿がなんとも、日本人の浴衣姿とは違うなと感じて、
 でも、それでも浴衣をきてみようとする明るさが良いかな・・・と。
 しかし、足元のビーサンくらいならまだ、なんとか見過ごせても、ピン
 ヒールのミュールはいただけないですなあ・・・おばさん?
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by machako-hamakaze | 2008-07-21 13:53

講座の最終日でした

15日はあざみ野の講座終了日でした。

テーマは「朗読してみましょう」

朗読は上手く読むということが主ではなく、作者の意図をどこまで
ちゃんとつかんで読めるか、ということで、つまりは読解力が
ためされるのです。でも、歌会で初見の朗読で、これができるのは
とても難しいです。

でも意識してそうしようとすると、今までとは違った読み方になる
かもしれません。

推敲にもとても役立ちます。声を出して読んでみて、うまくいかない
時は、ご自分の呼吸に反したお歌なのかも。

さて、講座ではいつもご自分の思いを、そのまま生き生きと
表現する、ということをお話してきました。
みなさん、本当によく詠ってくださいました。


こわれそうな
古い古いバイオリンで
「荒城の月」をひく老人
ブラジルの大地に生きて
五十年、という

 移民の方の苦労が偲ばれるお歌。作者は三十年前にブラジルに 
 行かれたときのお歌だということです。そうすると、このご老人は
 昭和初期に移民された・・・それがわかると、さらに、胸迫ります。


「○○ちゃん!」
不意に呼ばれて
子供の頃の呼び名で呼ばれて
わたしは 一瞬
「少女」 になりました

 2行、3行目にある「呼ばれて」の繰返しが上手い。
 違った条件を同じ言葉で受けて、違和感がなく詠うのはなかなか
 難しいことです。 
 「少女」になった作者のその「一瞬」が、浮き立って見えます。


がん検査
「精密検査必要」
又か、でも本当にそうだったら・・・・
一ヶ月悶・悶
当日が来た『異常ありませんよ』

 最初の4行に、作者の辛い気持ちがたっぷり。そして五行目。
 安心した様子は書かなくてもわかる。


見つけた!
机の裏に私の名
「かずこ」のバカバカ
幾つのときかな
書いたのは?

 子供時代の机というものは、よく悪戯の対象になる。
 作者のお嬢さんが書いたということなので、それがわかると
 当時の親子の関係がもっと感じられるのでは。


「セール!」が重なるポスター
やっとみつけた好きな色
手を伸ばせばその先で
あっという間に見失う
まだ未熟なの、この歳(とし)で

 なんとも、5行目が楽しい。「セール」のすごさがわかるが、
 これはブランドのセールで相手は若い子たちだったとか。
 最近の私はセール終了後にもう一度下がったものの中
 から、掘り出し物があれば、買うことにしています(笑)


母を苦しめていた父が憎かった

昔はハンフリーボガードの様に
恰好良かったと
嬉しそうに話す母がいる

 伴侶の方がなくなると、たいていはそうなるもののようです。
 しかし、少々良かったというのではなく、ハンフリーボガード
 ですか・・・カサブランカですね。
 お父様はお母様をお嫁にいただきにいらした時、真白な
 マフラーを下げておられたそうで。それはさぞ恰好良かった
 ことでしょうね。


嘘を指摘されると
目を泳がせていた息子
今では
堂々と目を据えて
ビールをあおっている

 なかなか頼もしい息子さんですね。
 子供の可愛い嘘とそれを指摘されたあとの目が泳ぐ。
 覚えがあります。ただ、家は親に似ず飲めないので、3,4
 行目のようなことはないのが、ちょっと寂しい・・・

私の歌

マンションに
囲まれた
小さな山の
標高とは比例しない
山の誇り


受講生の方を中心に、助手をしてくださった、N子さんが代表で歌会に
なります。
とっても明るいN子さんにぴったりの歌会名は「ひまわり」。
8月に発会します。楽しみです。
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by machako-hamakaze | 2008-07-17 17:46

世界初(たぶん)冷たいお抹茶のお茶会付き

歌会でした。

あまりにタイトル長くて・・・

世界の・・・となったら、やはり今流行の世界のなべ○○ですか?
司会の私は 茶(ちゃ)という言葉でアホになることにしました。
ものすごく受けました・・・いえ、うそです、かなり引かれてしまいました(涙)
あたりまえですよね。

場所は鎌倉芸術館の和室。
われ等がNN草お師匠さまが、去年は普通のお茶を立ててくださいました。

世間は表も裏も知り尽くした私ですが(これもウソです)、お茶の世界は
憧れても、ちゃんと習ったことがないのです。
昔、岡倉天心の「茶の本」は読みましたが・・・

ひしゃくが冷水用の釜の中で氷に触れて、そして、その氷が釜に触れる時の
あの涼やかな音といったら、正座の苦しさもすーっと抜けてしまうほど。

去年よりずっとスムーズな動きのにわか半東さん。可愛い和装です。
冷たいお抹茶のおいしかったこと。
また師匠が取り寄せてくださった、新潟のお菓子も上品でこれまた
お口でさーっととけてしまいました。

そして、お茶会のあとは歌会です。お茶会が始まるまえに採点を
すませていたので、すぐにはじまりました。


雨水(うすい)
水は動く
水は流れる
水は地球を洗い
空へ帰った

 雨で始まり、水の動きをおおきく3回、そして5行目は空でしめる。
 なんとも、スケールの大きなお歌です。
 かつてご実家にあった、雨水をうける装置が、いろいろに活用された
 ことを思い出されたとか。
 
 先人の知恵は、今の時代にこそ必要なのですよね。
 天からいただいた雨水は、ちゃんと天にお返ししなければ・・・


はるかに想う
水の都 大垣
店先に水まんじゅうの
せせらぎの音が懐かしい
梅雨空けの頃

 行ったことはないけれど、大垣名物の水まんじゅうは知っていました。
 水まんじゅうを入れた容器を、水が流れて、水のきれいさ、涼しさが
 お口で冷たくとろりと熔けていく、くずまんじゅうの美味しさがひろがります。
 
 もう1首、2席のお歌もくず菓子のお歌。そちらは絵のような視角の
 美しさだったが、こちらは作者とともに、読み手になつかしさを呼ぶ音が
 聞こえる聴覚のお歌。


ごぼごぼと
大粒の砂を巻き上げながら
水底から勢いよく湧きだす
旅路の白川水源
若い日の君のようだ

 この、若い日の君というのがどなたかと、話題になった。「あなた、君」と
 歌にあると、同じような感想がでます。皆想うところは一緒ですよね。
 最初の擬音が水源の様子がリアルに浮かんで、5行目の君の若さが
 一気にイメージできます。

 作者はご主人と会社からいただいた旅行券で九州に旅されたとき、
 若き日のご主人を思い出されて書かれたそうです。
 ごちそうさまでした。


欠席歌から・・・今回は欠席歌がまたすばらしいお歌ばかりでした。

むつき離れへの躾に
母親が囁いた
「シー」という
類が類を呼ぶような
水音の声色

 こうした、生理現象を詠われた歌は初めてみました。そしてまた、
 こんなにも美しく詠えるものであると、もう、感嘆の一言です。


私の歌

水茄子の
さくりさくりと
菓子のように
のど潤う
甘さ

 水茄子をご存知ない方がやはりいらっしゃいましたが、知らないけど、
 おいしそう!と点をいれてくださいました。
 姉にたのんで、取り寄せて持参してきましたので、みなさんに、半分
 ずつ、手作りの梅味噌と共に召し上がっていただきました。
 先に食べていたら、2点いれたのに!といわれてもねえ・・・苦笑
 

明日は講座の最終回です。頑張ります。
新しく歌会になります。
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by machako-hamakaze | 2008-07-14 12:03

講座と重なり今月も欠席だったけど

8日は藤沢火曜歌会でした。今回は私も欠席でしたし、ご都合の悪い方が
重なったようで、出席者は少人数のようでしたが、そんな時代表のHさんは
五行歌で遊べるゲームを用意されたりしておられます。

今回はなにをされたのかしら。
伺い忘れてしまいました。

ちなみに、五行歌で遊ぶというと、代表的なものに、5人五行歌があります。
5人がばらばらに1行ずつ書いて、五行歌に仕上げます。一応、紙には
1~5の番号をふり、1行目の人は歌の始まりのような、5行目の人は歌の
終わりのような感じにする、というきまり。

そして、出来上がった荒唐無稽な五行歌(これがまた意外に、頷ける歌が
できていたりすることがあります)に、架空の3点入れた人と架空の作者に
なっていただき、それぞれが、言葉を駆使して、感想をのべ、また作者
コメントをする・・・という、面白いけれどかなり高度でもある遊びです。
コメントする練習にもなります。かなり想像力も必要ですから、ただの
遊びではないのです。

何かイベントの時には必ず楽しみますが、歌会で時間の余裕があるとき
なども、良いですよね。


歌会の歌


我が家が避暑地と
一日中何もしないで
出前を頼み
入浴剤で温泉気分
しかし、ムードがいまいちね

 ふむふむ、涼しい風の通るお宅だったら、これは良いですね。体力も
 お金も出前の分くらいですみますもの。エアコンだと、ちょっとねえ。
 本当の温泉地でも、入浴剤を使っていたということがあったくらいです。
 入浴剤、あなどれません。でも、裏事情すっかりわかっている主婦は
 「ムードがいまいちね」の気分になります。楽しいお歌。


それぞれの
物語抱いて
笑顔で集まる
五十年目の
同期会

 卒業後、五十年もの歳月が流れていれば、それぞれに波乱万丈が
 あったかもしれません。それほどのことがなくても、半世紀の人生に
 物語がないはずはありません。
 でも、それはさておき、なつかしいお顔にであえるのは何より。
 笑顔が一番!


土用波の前に
値上げの波がやってきた
さて、どう乗り切るか・・・
タライ舟で ぷ~か ぷか
そんな気分でいきたいもの

 あっという間に、何もかもが値上げ。突然の大波のように、庶民を飲み
 こんでしまっています。我マンションでも、資源ごみの缶のコーナーを
 見ますと、発泡酒の缶ばかりになっています。好みだからとばかりは
 言っておられないことですね。うちは家でそんなに飲むほうではない
 ので、まだビールですが・・・そのうち、変えないといけなくなるかも。
 
 話がずれましたが、本当にどう乗り切るかを真剣に考えないとね。
 これで、消費税まで上ったら、波の上でも干上がってしまいます。
 
 最初に消費税を投入するとき、N町の方々は、みなさんの福祉のために
 使うのですよ!と言っていましたなあ・・・
 あれははるか遠い昔話じゃったあ~

 無策への怒りは怒りとして、選挙で対処するしかないのでしょうが、
 心もちとしては、逆らわず、あがかず、余裕でいたい、という作者や
 私達です。

欠席歌から

自分だけ飲んでは
畑に悪いと
水をやる
ノドに
いや土に沁みるだろう

 雨の降らない畑には水は宝。畑仕事はなにより、水遣りが大変です。
 その水遣りも、作物が取れるからというだけではない、畑への思いやり
 が感じられます。


猫が
横断歩道で
右見て左見てるけど
「手を上げないといや足かな
車は止まんないぞ」

 笑えました。
 犬が信号の変わるのを待っているのは見たことがありますが猫が
 横断歩道で右と左を見ている姿は、想像もできません。
 まあ、手も足もあげるのはちょっと無理でしょうねえ。
 車が止まってくれたら良いのですが・・・


次は世界初○○イベント付き鎌倉歌会を。
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by machako-hamakaze | 2008-07-12 12:53

講座でした。 推敲のその②

先日の「ハマのうたかい」に五行歌界の「推古(推敲)天皇」と呼ばれる
Sさんがいらっしゃいました。
彼女は今までに最高200回の推敲をされたことがあるそうです。
たまげました。私は最高で15回くらいでしょうか。しかも、そんなに、
推敲することはめったにありません。

直して直して、結局もとに戻った、ということが多くあります。
そうして推敲の挙句、解かりにくい歌、という評価をいただくこと数かぎりなし・・
                                           (涙)

それでも、やはり自分らしい表現で、しかも独りよがりではない、思い込み
ではない歌、を書きたいと願います。

そのためには、推敲は大事です。

今回は推敲の一つとして、五行目に着目。どうしてもまとめになりやすい
五行目を鮮やかにさばいた歌を紹介。子供の歌には大人の常識を破る
発想があります。

さて、今回のお歌です。

「母さん、これおいしいよ」
「うまいよ」を連発する娘
さては
私をおだてて
料理当番パスの気か?

 おだて上手のおじょうさんですが、やはり本当に美味しいのでしょう。
 もちろん、料理当番もそれでパスできたら、一石二鳥というわけで(笑)


癌細胞
そんなに早く
増えるなら
財布に入れたい
ひとつでも

 身近な方を癌でなくされた作者。進行がんのあまりの早さに、財布に
 いれたらお金が増えるし、がん細胞がその方から取ることもできるのに
 と、癌への精一杯の皮肉を書かれた。


飛べないトリ
啼けないトリ
カワセミ、ツバメ、ハヤブサ・・・・・
「バード・カービング展」のトリたち
どんな明日(あした)が待っているのだろう

 バード・カービングのトリであれば、当然、飛べない、啼けない、そして
 明日があるのも知らないであろう。作者は命のないこの彫刻の鳥を
 すべて、カタカナで表現。命ある人間さまが考えないことを、もしかして
 このトリたちが考えているのかもしれない・・・作者の目線がすごい。


ゴーヤの苗を貰って
植えた
食べきれない程なるそうだ
健康な身体で
秋を迎えよう

 あと2行が標語みたいで、と作者。読み手もそう感じたかもしれない
 ですね。あまりゴーヤがお好きではないという作者、それでも
 健康のために食べようと思われてらっしゃるそうなので、そこを
 書かれたらお歌が生きると思います。3行目までの表現にさらに
 リアリティがプラスされると思います。


さて、来週はこの講座も最終です。
テーマは「朗読しましょう」です。

27日にはハマ風主催の「朗読歌会」があります。
準備はいろいろとありますが、楽しみです。
場所は「鎌倉芸術館」。みなさんで食べるレストランのランチも楽しみ
です。
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by machako-hamakaze | 2008-07-10 17:22

むしむし暑い中、日曜歌会

ちょっと歩くだけで、汗だくの日曜日。
いつもの会員さんの欠席が目立ち、ちょっぴり寂しい日曜日。
でも、たくさんご意見うかがえるかもで、歌会らしい日曜日。
司会だから自分の意見は控えなきゃ、でもダジャレは言いたい日曜日。
                                    チャラ~ン

まずはお歌から。

結婚した と
風の便り
「お幸せに」が八割
残りはその逆
こわい女心

 4人ご出席の男性点が全て入ったお歌。しかも3人の方は2点ずつ。
 さては、覚えがありますね。この作者のようないい女を袖にしたこと。
 「お幸せに」の反対はなんだろう、ととぼけた質問をされる方も・・・
 それはねぇ~・・・・おお怖わわわ・・・


水色のパラソルひとつ下
肩寄せ合って立っている
二人のないしょ話
雨音が消しても
紫陽花の花が聞いている

 梅雨の季節でも、きれい色のパラソルの下で、若いカップルのないしょ
 話は、さわやかな感じ。たぶん、若い人。作者によれば、高校生カップル。
 やはりね。なんと、Mさんたら、紫陽花になってみたい、と。いやですねえ。
 これから紫陽花みたら、Mさんかしらんと思っちゃうじゃないですか。


律儀に降る今年の梅雨
百合の花が濡れている
自然の微笑み
自然の牙
自然の涙

 しとしとと降る梅雨に濡れる百合をみている作者は、自然の色んな顔に
 思いを馳せる。その思いの流れが読み手に見える。
 作者は5行目をどうしようかと苦労したと。無理につくったのであれば、
 思い切って、5行目はとってしまい、前のどこかで行わけもできるけど、
 私にはあと3行の自然の3態がすーっと入ってきました。


不条理の前に
立ち尽くす
人の想いと哀しみ
今朝蜘蛛の巣に
紋白蝶のなきがら亡骸が

 これは自然のありさま、不条理とするのはわからないというご意見。
 蜘蛛にとってはそうだが、蝶にしてみれば、やはり不条理と思うのでは
 と、意見が別れた。人間社会が作った不条理と違い、自然界では
 不条理はありえないのでは。それは人間が思うだけのこと。
 若いころ、カミユやサルトルなど語ったことを思い出します。


欠席歌から

ショートカットにした
項(うなじ)をなぜる風と歩く   
生まれ落ちたときのままの
ころんと丸い頭の影
追いかけて

 4行目の抜群の表現力。ショートカットの髪にしただけで、これだけの
 思いを発する作者の感性はすごい!脱帽。


さて、わたしめの歌は。

所在なく
草はらをみている
老女の
何かを思い出したげな
その横顔

 地味な歌です。やはり最初はすーっと読み過しましたと、でも、まてよ、と
 振り返りましたと、点を入れてくださったみなさんおっしゃってください
 ました。よくぞ、振り返ってくださいました
 駅に行く途中、ふらりと現れた老女の方の表情に、晩年の母が思い
 出されました。


今日はこれから講座です。
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by machako-hamakaze | 2008-07-08 09:03

講座とハマのうたかい

いよいよ、講座も4回目です。
今回のテーマは推敲。
今は、推敲という言葉自体もご存じない方もいらっしゃるようで、まずは
その説明とこの言葉が出来た由来などもお話した。
「僧は敲く」か「僧は推す」か・・・

添削をしない「五行歌」は、推敲がとても大事だと思います。
でも、どこをどうやって直したらよいかわからない・・・と。
推敲のポイントとして、一つは助詞の使い方があると思うのです。
今回は助詞をいかにうまく使えるか、つけるか取るか。
どう意味が変わるかなど。

さあ、みなさんのお歌です。

傘より大きい
ランドセル
長靴ひきずり
向かうは水たまり
そして、歓声

 一年生なのか、傘からはみ出すランドセルを背負い、大きな長靴ひきずり
 やんちゃをしようと向かう先。作者からはその先は見えない。でも歓声で
 子供達の楽しそうな様子がわかる。読み手の耳にも聞こえてきます。


初咲きの梔子に
そっとはさみを入れる
「ごめんね」
白い花は、今
亡母(はは)の写真と並んでいます

 梔子は「くちなし」。難しい文字です。清楚な白い花で香りは官能的なまでに
 甘い。初咲きのお花を一番にお母様の仏前に供える作者。


ほたる祭の夕
にぎわう人の足元で
ひっそりと
でも主張している
毒だみの白い花

 花のみかけの可憐さと相反する匂いで、よく歌の題材になるどくだみ。
 この毒とう文字を使う方はめずらしい。ドクダミ、十薬(その薬効から
 ついた名)、白十字(花のかたちから)など、いろいろに呼ばれる。
 作者は舞い飛ぶほたるに負けないくらい、咲いているのよとドクダミが
 主張しているようだったと。

次は八日。推敲その②行わけと五行目。


ハマのうたかい(3日)

代表さんのKちゃんは私と同郷。
みな、苗字のTさんとは言わず、Kちゃんと呼びます。親しみやすくて
おおらかな方。

実は、不思議な縁があります。
Kちゃんがファンになっている歌手の長崎でのコンサートで偶然知り合った
方が、なんと、同県だとわかり、その後Kちゃんから五行歌に誘われて
文学好きなその方はすぐにハマ風にご入会してくださったのです。
そして、驚いたことに今度はクラスは違いましたが、私と高校の同期生の方
だと判明!学生時代は接点のない私たちが・・・・不思議なものですね。

歌会の歌に参りましょう。

キャンドルの
炎辺りのギザギザが
緑色の綿菓子のような葉に変身
絶対 別物としか思えない
アスパラのビフォー&アフター

 私も畑をやっているときに、この経験があるもので、なんと上手く詠われたと
 感心しました。野菜を詠ったら、あの方の右に出る人がいない・・・という、
 あの方かな、と。やはりそうでした。アスパラの先を「キャンドルの炎」と
 されたところがすばらしい。五行目で、変身がよくわかるので、3行目を
 少し整理されたらもっとすっきりするのでは・・・とも。


太陽を浴びて
ココナッツオイルをぬって
ハワイな気分に
なりたい気分
憂鬱な気分の雨の日曜日

 東北の長い冬で、私はこの気分でした。こたつに首まで入り、ハワイアンを
 歌っていた私は、この気分を3回も使う気分がよくわかりました。
 ホント、「ハワイな気分」が言い得て妙です。


低くたれこめた
灰色の空は
ランドマークタワーまでも
呑み込んで
梅雨まっただなか

 これも東北の冬の空の景色と共通します。
 ランドマークという現代のシンボルのような建物と、自然との融合を、
 日本人的な感性で過不足なくとらえられた。


雨の町を
彩るように
ビヨウヤナギが
金色の冠を抱いて
咲く

 ビヨウヤナギは知らなかったけれども「雨の町を彩り」「金色の冠を抱いて」
 「咲く」とあるので、想像がつく。知らない人が読んでも、そのものがわかる
 ように書けたら、歌としては成功です。あと一押しのなにかが欲しいけど・・・
 欲張りすぎかな。


今回も好きなお歌がたくさん。1席は1首だったけど、2席が3首、3席が2首と
レポーターの方、お疲れ様です。

なんとか、歌会に追いつきました。
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by machako-hamakaze | 2008-07-05 17:57