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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
ICELANDia
,
【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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<   2008年 08月 ( 10 )   > この月の画像一覧

欠席してもちゃんとプリントを・・・さくら会

そうなんです。
前にお願いしておきましたら、ちゃんと事務局の方が送ってくださいます。
なので、出席できなくても、みなさんのお歌を全部読ませていただける
幸せを味あわせていただいてます。

ああ、出席したらこのお歌にいれたかったなあ、あれ?こんなに良いお歌
なのに点数イマイチ・・・とか、う~ん、良いお歌だと思うけど、こちらの
お歌のほうが好きだなあ・・とか、うんうん、やっぱり、入るよね、すばらしい
もの・・とか。好みの歌ってありますよね。作者と私以外全員が入れたとか
けっこうあったりして。逆に、私だけ入れた歌ということも。

まあ、歌会の点数は水ものです。
いつも言います。
一席の方は素直に喜んでね。
点数がそんなに入らないくても、お一人でもとても良いと思って、少ない
点数配分の中の大事な点を入れてくださっているじゃないですか・・と。
すごく大勢の中で0点をとった(0点の中の女王と呼ばれていました)私は
1点でも2点でも入れてくださる方がいらっしゃる時、その方の思いを
大事にしなければ、と思います。と、言いつつ、落ち込むこともありますが(笑)


一つまた一つと
ブクブク湧き出る
しゃぼん玉の泡に
幼子は、何を満たして
飛ばしているのだろう

 幼子はきっと何も満たしている気はないのでしょう。虹色のシャボンを
 それだけで、もう夢中になってでも見ている、作り出している。
 大人の方が、可愛い子供の作り出す泡に、希望やら夢を見ているのでは。
 かつての自分を思い出しながら。


若く見せようと
トントントンと
駅の階段を降りれば
カクカクカクと
年相応に膝が鳴る

 おてて、つうないで、野道をゆうけえばあ♪ という歌を思い出しました・
 あれは、靴が鳴るぅ♪ でしたが。
 昇りの階段は心臓がハクハクすることはあっても、膝は無事。
 でも下りとなると、同じ膝とは思えなくなります。
 擬音とカタカナを効果的に使われています。
 でもくれぐれもお気をつけて。


みんな知ってるけど
何から始まるのか
誰が話すのか
きっかけは何なのか
楽しみな久しぶりの再会

 1~4行目までの持って生き方がとても面白い。何を言っているのか
 俄然興味がわきます。
 5行目の「楽しみ」は、もう前の4行で充分わかるので、ないほうが
 すっきりとするのではないでしょうか。


一瞬の風になり
白い虚空を
ひたすらに走る 少年
追うのでも追われるのでもなく
独りの世界を築いて

 少年がひたすらに走る姿をとても詩的に詠われた。
 2行目はステキな表現なのだけれど、この少年が架空の世界に行って
 しまったような感じがして、惜しい。
 少年の独自の世界は4,5行目で充分に言っておられると私は
 思います。



 
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by machako-hamakaze | 2008-08-29 12:33

忙しかった水曜日 横浜歌会

この日は午後一番に、「文芸ふじさわ」の編集会議に出席。
3年前から、短歌・俳句・川柳・現代詩・随筆とあった中に
五行歌を入れていただき、参加しています。

今度で43集になるという歴史のある文芸誌です。
藤沢在住、在勤の他に、市内のサークルに入っておられる方なら
ご投稿できます。

42号の随筆のコーナーから、会員さんのM岡さんが大発見をされ
ました。
その随筆では電車の中で何度か一緒になりお話をするようになった
93歳の老婦人のステキさ、前向きな生き方に感動したこと、
しばらくその電車に乗れない間に、その人とも会えなくなったことを
とても寂しがっておられるという、内容だったが、どう考えても
このステキな老婦人は藤沢火曜歌会のK子さんではないかと。
皆であらためて読むと、なるほど絶対そうに違いないと、K子さんにも
読んでいただいた。

やはり!「これは私ですわ!」と関西ことばでおっしゃる。
そこで、この文芸誌を担当している方に随筆の筆者となんとか
連絡をとっていただくように、お願いした。ところが、いくら電話を
かけても通じないとのこと。そこで、K子さんにお手紙を書いてもらい
そのお手紙を筆者の方にお送りすることにした。

今は個人情報ということで、直接ご住所は伺えない。
そして、ある日K子さんからのお電話。その方とお電話でお話できました
と。その方はご家族に会いに、外国に行っておられたらしい。
何度も電話してくださったり、郵送してくださったりと担当の男性の方の
ご尽力に、深く感謝です。

こんなにステキな良いこともある「文芸ふじさわ」です。

さて、横浜歌会です。
今回はSUN-SUNの代表さんN子さんもお誘いしたので、さぞ賑やかに
なることでしょう。2次会も!


俺は蛸になりたい
自由に手、足動かせて
良いよな・・・
そんな彼の最後のメールが
脳裏かすめる 新盆

 人間、自由に動き回りたいというときには、普通「鳥になりたい」「羽が
 あったら」などと、譬えることがあるけれど、「彼」は「蛸になりたい」
 その意表をついた比喩が、「彼」の無念さと自由に動かせるとはいえ、
 うねるような動きであることを思えば、不自由になられた病状を思わせて
 辛い。作者の悲しみが胸に迫る。


炎暑 一雨待望論
その いっぽうで
集中豪雨 床浸水
キバムク シゼン
縦断 列島夏景色

 長い日本列島では、あちら大雨、こちらさっぱりということがよくある。
 1,3、5行を漢字で、2行目ひらがな、4行目はカタカナで、また四角
 に文字ぞろえ。一マス空けも、呼吸と共に、雨の流れる道、はたまた
 日本列島のくねりとも見え、なかなかに巧者のお歌とおもいきや、
 やはり、作者は漢字歌名人M木さん。


立派な邸宅が
20年で壊されていく
塒(ねぐら)の樹を失った
カラス13羽
電線で怨めしそう

 大きな家が壊されて、何軒もの住宅が建つことは良く見る風景になった。
 日本の木造家屋の寿命は、確かにそんなに長くはないけれども、いくら
 なんでも20年で壊されるとは。どんな事情かと作者ならずとも不思議。
 そして壊されたのは、家だけでなくカラスの塒もだった。
 13羽のカラスを数えた作者。


家族は
それぞれの
心を持って
時々一緒に居る
のがいいのかな

 そうですよね。家族とは言え、心も一緒、居るのも一緒では、摩擦が
 起きるかもしれない。それぞれを尊重しあって、「時々」一緒にいるのが
 一番かも。素直に真実を詠っておられる。 
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by machako-hamakaze | 2008-08-26 11:57

涼しい日曜日

前日までの暑さがうそのように、肌寒ささえ感じる日曜日、大倉山の
新横浜歌会に出席でした。
お盆の直後でもあり、少人数での歌会です。

でも代表さんの心配りで楽しくも、苦しいおまけつき。

採点のあとにはまあ、恒例の作者あて。
そして歌会あとには虫食い五行歌。
夏にちなんだ語句を入れます。作者が書いたとおりの言葉です。
講座では、これに自分らしい語句を入れてみて、などとやります。
思いがけない言葉に、歌の雰囲気ががらりとかわります。


世の中の
真実に
目を瞑(つぶ)れば
未来へ
盲目となる

 表に表れる現象だけを捉え、深く物事を考えるということをしなくなった
 現代人への警鐘。作者はまた「事実」と「真実」とは違うと。
 すべてを知ることは難しいが、少なくとも、自分の考えさえしっかりと
 もっていれば、マスコミの報道やまわりの人々の雑音にまどわされる
 ことも少ないのではないでしょうか。


カラー畑を巡れば
捨てられて大量の花たち
純白のおくるみに包まれた
孤児の集団のよう
さあ さあ私の胸に

 カラーのような高級花が無造作に捨てられたいるということに、まず驚く。
 あの上品なカーブがまるで、「純白のおくるみに包まれた孤児」のようだ
 と、作者は。5行目に究極の母性を感じる。
 すこしでも、カーブがゆがんでいたり、色が変わっていたりしたら、廃棄
 されるとか。もったいない。
 少し、安くして売ってくれたら良いのに・・・・


減らず口の少年たちよ
汗びっしょりかいて
いたずらな顔して
私をののしる
少年たちよ

 多分、作者は教師のかたではないだろうか。私もこういう経験がある。
 ののしる言葉はきつい。正直、へこたれることもあった。でも、彼らの
 心はその「いたずらな顔」にある。ここで、心を遮断してしまったら、永遠に
 彼らとは通じ合えない。
 それにしても、それくらいにしておいてよ、ののしりは・・・


私の歌

虫けら
石ころ
そんなふうに
呼ばれていい
命はない
 
 広島の日、長崎の日、そして敗戦の日と続く8月。
 2日前には「ハマのうたかい」会員さんのYさんが所属される「被爆の語り部」
 が海老名市役所で語り部としてK雲さんがご自身の被爆体験を語られた。
 Yさんも同じく長崎での被爆を語られた。
 
 私自身は戦争の体験はないが、幼い頃からいろいろと聞かされ、映像でも
 見て、また広島と長崎の両資料館では、筆舌に尽くしがたい衝撃を受け
 号泣した覚えがある。
 確かに、命は人間だけのものではないが、やはり同じ人間として、その命が
 あまりにも、簡単に失われてきた、そして今も、と思うと何もできない辛さが 
 堪える。その思いがこの歌になった。

 しかし、1行目から4行目までで、文章として完結したと読まれ、「命はない」
 に、なんで、「命はない」んだろう?と思われた方がいた。
 びっくりしたが、確かに、そう読まれる可能性もある。行わけか、言葉を
 足すか、もっと推敲の必要がありそうです。
  
 
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by machako-hamakaze | 2008-08-23 13:14

藤沢火曜・鎌倉合同歌会

8月は藤沢市民会館が改装のため、日曜同様に市民活動センターを
借りたいと思っていたけれど、なんと活動センターは火曜が休館日。
そこで、火曜の子供歌会である鎌倉との合同歌会となった。
会場は鎌倉芸術館。

先月火曜歌会で一席になられたH村さんが鎌倉初めてのご出席で司会。
S郷さんもお久し振りのご出席で12人。

おやつに、お饅頭の天ぷらを出かける直前に作って持っていきました。
昔、父の転勤で、山奥から出てきたとき、社宅が空かなくて、しばらく
お寺に間借りをしていたことがありました。
今思えば、ふすまで仕切った間借りですから、プライバシーもなにも
あったものではないですね。しかも鍵もないのに、どろぼうとかも
全然ありませんでした。

で、お家賃を持っていくのがすぐ上の兄と私の役目。すると、必ず
住職さんの奥様が(大黒さまというかな)お駄賃に、お供えのお菓子を
くださるのですが、なんか混ざり物いっぱいのまずい砂糖菓子のときは
二人がっかり!でも、お饅頭の時は飛び上がって喜びました。
そのお饅頭ももうぱさぱさになっているのですが、母が4つくらいに
切って天ぷらにしてくれるのです。濃い目にといた小麦粉に塩を入れて
からっとあげると、できたてのお饅頭より美味しいのでした。
何もない時代だからではなく、今でもそう感じます。

結婚して子供が小学生のころ、ふと思い出して、子供のおやつに
作って、夫にも食べさせたところ「こんなにおいしいもの、何でもっと
早く作ってくれなかったのか」と怒られてしまいました(笑)

残り御飯をあらって干して、油で上げて黒砂糖衣をつけたり、
やはり残り御飯に、イリコを粉にしたもの、紫蘇、ゴマなどをいれて、
おにぎりにしてから油で揚げたり、近所では「おばあちゃんの知恵袋」
と30代はじめにして言われていました。母のお蔭です。

と、歌からは大幅にずれてしまいましたね(笑)


二十三年連続で
日本の女性が
長寿世界一
働き蜂だって
頑張らなくちゃ

 めでたいことではありますね。もっともこのままずっと長寿世界一が続くとは
 思えませんし、後期高齢者問題とか年金とか負の部分も多く、手放しで
 喜んでもいられないことが多いです。
 それでも、働き蜂といわれ続けた男性だって、女性に負けじと長生きして
 ください。
 ちなみに、男性は世界で3位だそうです。



平和の水は
決して涸れない
汲み上げる釣瓶(つるべ)に
核廃絶への
希いを込める

 一読、作者のわかるお歌ではあるが、この希望がなければ、唯一の被爆国
 である日本で、これからを生きることは難しい。
 広島、長崎とビキニ環礁での被爆と、決して忘れてはいけないことなのに、
 新聞の一面の見出しにさえ載らなくなっているこの時代。
 その中でアメリカでの原爆への反省をする元政府高官たちがいて、また、
 こつこつと被爆体験を語り続ける人たちがいて、教育だけではできないことを
 続けていかれたり、それが平和の井戸を枯らさないということなのでしょう。



裏返しか半返し
出来ずになやむ
言葉の遊び
アーア ムズカシイ
心の五行歌

 1行目はお裁縫で使う言葉。
 思ったままをそのまま書く、とは言っても、悩ましい表現方法。
 くるりと裏返して思いを深く秘めてしまうか、半返しの状態くらいが、わかり
 やすいか・・・
 ホント、アーア ムズカシイ のです。心を詠うのは。



夕日を浴びて
アキアカネとんぼが
群れをつくる
お盆には帰る、と言った
あなたに逢いたい

 「お盆には帰る」とおっしゃった方はもう、この世にはいらっしゃらないのかも
 しれません。その言葉を聞いたがゆえになおさら逢いたい気持ちがつのる。
 また、恋の歌と取れば、都会に行った恋人が「お盆には帰る」と言ったのに
 帰っては来なかった・・・・逢いたい、とも。
 作者のコメントは、なくなられた方への思いとのことでした。



八月の日影を
選びながら
帰る道は
少し遠くなるが
干し草の匂い

 大好きなお歌。
 本当に、日影だけを選んで家まで帰れるならどんなに良いでしょう。
 たいていは途切れたり、違う方向へ。
 少し遠くなっても、干し草の匂いのする道を通って帰る作者は、
 遠回りしながら、子供のころへも帰っているのではと思えます。



ひとつヒトツの
道程(みちのり)が
ほのかにパステル調
きっと曇りだって
ラメ入りグレー

 ステキ!人生の道のりは決してたやすい道ばかりではないですが、
 こうして、パステル調だと思えれば、苦労も苦労と思えない。
 曇り空だって、ただの灰色の曇り空ではない。
 そこには、きらりっと光るラメが。パステルもラメも自分で入れられる。


九月の鎌倉歌会、こんどは、こちらの会場が取れずに、藤沢市民活動
センターで行います。
代表さんはじめ、皆様、間違わないようにしましょうね(笑)
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by machako-hamakaze | 2008-08-19 11:39

歌会ラッシュなかびのハマのうたかい

8月第2週は3日から8日までの間に歌会4つ。
6日の間に4つだから、もうすごいです。
このハマのうたかいの翌日は藤沢火曜・鎌倉合同歌会。
お盆なので、合同になって、ほっ・・・です。

歌会にはオリジナルメンバーがしっかりといらして、あとは
ハマ風の会員さんが入れ替わり立ち代りご参加という形が
一番多いのです。発会当時はオリジナルメンバーの方が
少なくても、だんだんと増えてきて、ここハマのうたかいも
心強い歌会になりました。

色々なイベントにも積極的にご参加されます。


ホタルを放した
かやの中
母が笑っている
かやの外
いつの間にか夢の中

 読み手が、カヤの中に入ったり、外にでたりする
 ような疑似体験を感じさせてくれます。
 カヤはかつて夏の代名詞の一つでした。
 お母様との思い出が、カヤを通したちょっとぼやけた視界で
 見えてきて読者を魅了します。


快速艇が走る
舞い起こした浪を
一瞬の白濁に踊らせ
解(ほど)けかけた帯を
細ーく流して

 4行目の表現で議論沸騰のお歌。
 船のあとの航跡は三角に広がっていくのでは、と。
 作者は実際に快速艇の一番後ろで、様子を見ていた。
 舞妓さんの帯のように感じたからと。
 私も点をいれたけど、4行目の「解けかけた」 の「かけた」が
 いるかしらん、と。「解けた」で、良いような気がするけど・・・
 「かけた」でスピード感が間延びしちゃうようで。


さわさわと
欅をわたる風音
地上に影をおとし
人々の笑顔
を 呼び込む

 とても爽やかなお歌。
 五行歌はあまり句読点をつけないから、ちょっと見に主役が欅では
 なく、風音と読まれたかもしれない。
 欅が主人公だから、3行目の「地上に影をおとし」になる。
 2行目の名詞止が、余韻ととれるかどうかで判断が変わるお歌では
 ないだろうか。名刺止は判断辞がないから、難しい。


どんな方
彼を育てたって感じ・・・・・
幸せそうな横顔で言う
お母さんも
あなたを育てたって感じかしら

 とても好きな歌です。
 歌に表現されていることは少ないけど、結婚前の娘と母親の心情、
 お嬢さんの彼とそのお母様との関係などが、そうですね小津安二郎監督の
 映画の1シーンのように、見えてくる。
 4,5行目は「お母さん」(作者)の独白。


私の中に棲む
あの世の人 この世の人
いつもしている心の会話
生きている人とは
ひょいと 逢えたり

 人生を達観しているような、まるで、お坊さんのお歌のよう。
 ただ人を懐かしむのではなく、いまも側に居る人のように
 語り合う作者。そう、生きているなら、ひょいと逢うこともある。


いやはや、良いお歌が一杯でしたねえ。

以前に、日曜歌会のプリントを作る時に、いい歌だ、あーこれも言い歌、
何と、こっちも!とぶつぶつ言っていたら、夫がうるさかったのか、
「いけないの?」と。「とんでもない、うれしくて!」と返事をしたのを
覚えている。

そうなんです。良いお歌をたくさん読むと本当にうれしいのです!
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by machako-hamakaze | 2008-08-16 15:15

新歌会 その名も「SUN-SUN」

あざみ野講座終了から3週間目、新歌会「SUN-SUN」の発会です。

実は歌会名「ひまわり」を予定していました。
代表さんのN子さんのイメージにぴったり!ということで。
でも、会場となる地区センターで、すでに俳句の会で「ひまわり」という
サークルがあったということで、急遽、候補にあがっていた、この
「SUN-SUN」に決定。漢字の「燦燦」にしてもよかったけど、
申し込みの時に、こんな難しい漢字を書けるわけがない!という
少数の意見(代表さんと私の・・・笑)で、カタカナよりは、英語で
ということになりました。

これはこれでやはり、代表さんにぴったりの名前です。
別に、代表さんに合わせて名前をつけるわけではないのですが、
なぜか、今回そうなりました。それだけ、個性的な彼女だからでしょう。

受講生の方、見学の方、ハマ風からの応援部隊もいれて、
16名のご参加でした。

良いお歌がいっぱいです。

敷きつめたレンガの
小さな小さな隙間から
けなげに顔を出してきた
可愛い小さな花に
思わずエールを送りました

 とても素直なお歌。見たままをそのまま書かれたとのこと。こういう
 お歌を書き続けるうちに、より、ご自分の個性をプラスした、思いを深く
 詠われるようになられると思います。


風渡れば
草むらを分けて道祖神
泣いてるような
笑ってるような
塩の道

 1・2行目がすばらしい。夏草が生い茂って見えなくなっていたのだろう。
 評をされた方が「普段は隠れている人生の道しるべ」ともとれる、と。
 この評もすばらしい。5~6体、見られたそうだ。その石仏の表情が
 歴史を思わせたとのこと。


声を失くした
その男(ひと)の
吹く横笛は
命の羽音の様で
心が震えた

 一読、篠笛さんのことを詠われたとわかる。私も初めて篠笛さんの笛の
 発表会に伺った時の感動を思い出した。大病を患われて、お声が出にくい
 状態であるのに、息のもれる音はすこしもせずに、会場を通り抜け
 宙までひびくような、そんな演奏をされたことに・・・・
 私も心が震える思いをしたものだから・・・

 そして、それを初めて聴かれた作者がすぐに感じとられた「命の羽音」と。
 五行歌を志す方の感性は見事!


人に聞く
ほら、また・・・
脳の隙間に
少しは保存
そして、活用しよう

 パソコンに苦しんでいる私には、パソコン用語を使いながら、日々の
 生活のことを詠っておられると感じた。私も考えるより、試すより 
 マニュアル読むより、すぐに人に聞いてしまう。夫にも息子にも
 「だからダメなんだ」といわれてしまう。
 脳には隙間があるほうが良いのか悪いのかわからないが、
 せめて、2度くらい聴いたらちゃんと保存できるようにしたいもの。
 作者は、パソコンの指導をされておられる方。さすが。


挨拶友達になったのは
大正生まれのご近所の女性(ひと)
声を掛けただけで
嬉しかった と
涙ぐまれて

 とても好きな歌だった。「挨拶友達」という節度のある友達関係。
 立ち入ることはなく、でも顔をあわせたら、必ず挨拶を交わす。
 笑顔で。そんな小さなことでも、涙が出るほどうれしい人もいる。

 5行目の「涙ぐまれて」が、敬語の「られて」か、「~されてしまった」
 の使い方なのか、少し読み手が迷うかもしれない。


1席から(同点2席があって)3席までの4首のうち、3首が代表さんを
讃える歌だったのが、すごい!

ご本人は「穴があったら入りたい」と照れておられたが、「そんな穴は
ない!」ときっぱり言っておきました(笑)

ハマ風掲載の「歌会たより」も私が書かせていただいた。
10月号をよろしくお願いします。
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by machako-hamakaze | 2008-08-13 10:15

記事を削除してしまい・・・

土曜日にせっかく更新したのですが、ちょっとミスって削除して
しまいました。
暑さボケ?

3日の日曜歌会の様子です。
今回は会場がいつもと違う藤沢市民活動センター会議室です。
市民会館は改装工事中。

駅からは徒歩8分くらいで、市民会館より近いのですが、すっごく
遠かったという方が約2名。
市民会館まわりで、いらしたそうで、そりゃあ、遠いよお。
暑い中、お疲れ様でした。危ないかも、という方には前日に
ファックス、メールなどだしたのですが、その網を通り抜けた方!
あなた方は偉い!

えらいといえば、今回、忘れ物が多く、そのことごとくを、持っていると
名乗り出て、貸して下さったⅠ城さん、あなたはえらい!と
ホワイトボードに書きました。そして、お歌も感動的なお歌で2席。
さらに「えらい!」度アップ。

では歌会から。

伸びたつるに豆の白い花が咲いた
熟れすぎトマトが地面に落ちた
つやつや茄子は今が食べ頃
よそ様丹精の畑だから
私は毎日見るだけの楽しみ

 前3行が生き生きと畑の様子を詠っています。ご自分の畑でないことは
 伸びたつる、熟れすぎ、地面に落ちた、今が食べごろ・・・など、収穫
 時期を逸しているのを見ているところでわかります。

 毎日通る道で、見るだけの楽しみとは謙虚な作者。


万華鏡のような
色の洪水よりも
五臓六腑に打ち込まれる
爆音の小気味よさ
花火で覚醒するものがある

 花火も一段落したのでしょうか?うちのマンションからはどこの花火も
 ちょうど見えない、と思っていましたら、先日山越しに、少し見えました。
 少し、遅れて ドン! そうですよね。煌びやかな色の洪水よりも
 あの、音。覚醒するものは、煌びやかなものばかりではないけれども。


「たすけて!」
寝言で叫ぶ妻
「お前をおそうやつは
いないんだから」と
主人に言われたそうな

 大爆笑です。そうですねえ。けっしておそわれそうもない人が襲われる
 夢を見る・・・それを、冷静に諭されたご主人。でも、私はこのご主人の
 その後が心配です。ご無事でしたでしょうか(笑)


お盆には
庭先に辻作り
迎え火焚いて
仏様のご帰宅を
家族でお迎えします。

 この1首は是非とも、皆さんに読んでいただきたかったのに、さらなる暑さ
 ボケで抜けていました。
 
 この「辻」がわからない方が多かったです。かくいう私も。
 これは、確かに全国的なものではなく、神奈川県と静岡県東部だけで
 行われて いる風習だそうです。

 8月13日から16日のお盆の間、家々の門口に約30cm四方、高さ20cm
 程度の砂で作る塚「砂盛り」のこと。通常は台形状だが、地域や家で形や
 飾りつけが違うそうです。
 「砂盛り」には「アライアゲ」と呼ばれる、細かく刻んだナスを里芋の葉などに
 乗せたり、季節の花や蓮の花の造花も添えられ、ナスとキュウリに足として
 オガラなどを4本刺したものが供えられる。これはオスメスの馬と呼んだり
 するが、「オショロサン」つまり先祖がこれに乗ってやってくると言われている。

 13日の夕方、砂盛りのそばで麦わらやオガラを焚きオショロサンを迎え、
 16日にはここで、送り火が焚かれ、先祖を送ります。
 「砂盛り」(辻)は先祖を迎え、送る場所となっている。

 こういった風習は若い時分には、単に、親や地域がやっているからと、
 納得していたが、いろいろと民族的な考えなどがわかり、また同じような
 風習が思いがけない外国などでもあったりすることがあり、今では
 とても興味深く思えます。
 
  
歌会ラッシュでしたので、また直ぐに更新するつもりです。
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by machako-hamakaze | 2008-08-11 16:14

では、方言五行歌解答編

まずはMさんの長崎弁のお歌から

原文                 標準語

おうちはながさきの      貴女は長崎の
オッペシャンやけ       美人さんだから
みぞかとさ           可愛いいんだ
おいのあをもちに       僕の恋人に
なってほしか          なって欲しい
             
             
             
いらんすばんたい      余計なことです      
とんぴんかんは       軽率な人です
いっちよんすかんと     大嫌いです
せからしかね         うるさいわね
えくさっとっと         酔ってるんですか



ちゃっちやくちゃら      めちゃくちゃに
いわれたけん        いわれたので
おいのきもちは       僕の気持ちは
ぴっしゃげたばい      つぶれてしまいました
もうしょんなか        もう仕方ないです


私の庄内酒田弁

あんただば             あなたったら
かえてくるなり           帰ってくるなり
のだばてばがりいで~      横になってばかりいて
なんぼでもいさげ         少しでもいいから
てづでしてくいっどいなさあ   手伝ってくれたらいいのに


山だば               山といえば
鳥海山だもんだ         鳥海山に決まっている
あんだかっこいい山ねー    あんなにかっこいい山はない
山菜もえっぺとらいっし     山菜もたくさん取れるし
富士山なのハゲでねがや   富士山なんてはげ山じゃないの
山といえば
 


あいや               あらまあ
めんごのお~          可愛いわねえ~
ぼんぼだど            赤ちゃんだと
みっだぐねくても         ぶさいくでも
めんごもんだのお~       可愛いもんねえ~
 

Kみさんの旧朝日村弁

このじょはもしぇけの          この間はたのしかったね
りょこうさえがえで            旅行に行けて
さんにんででがげらえるのも     三人で出かけられるのも
としよりがたっちょだはげだし     年寄りが元気だからだし
ありがでもんだの            ありがたいことだよね


んだどもたまげだもんだ       だけど驚いたなあ
おめだじがばんばなたたての    貴方達がお婆さんになったなんて
どっちのえもよんしょでぇで      どっちの家も4世代で
やがうじたっちょで           家族みんなが元気で
めでてごんだのぅ            めでたいことだよね



おれがちっちぇどぎも          私が小さかった時も
としょばんばどわげばんばいで    年寄り婆さんと若い婆さんがいて
おれはとしょばんばのひまごだけし  私は年寄り婆さんの曾孫だったし
おらえのおなごしょはながいぎだ    我家の女達は長生きだ
おらだじもがんばってえどでのぅ    私達も頑張って行きましょう


まあ、なかなかすごいものですよね。
でも、方言には、古代の言葉が残っていることが多いということを
知りました。
若いころは、方言はとてもバカにされましたし、私自身も恥じているところが
ありましたが、今はいろいろな意味で誇りに思っています。

リレーも五人五行歌もご紹介したいのですが、歌会ラッシュですので、
ちょっと空いたときに書きますね。
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by machako-hamakaze | 2008-08-06 10:55

朗読歌会 続き

さあて、通訳がなければ絶対解からない方言歌にいきましょう。
でも、今回は方言だけで、次回に解答を・・・て、クイズじゃあない!

最初はMさん長崎弁、今年は今までにないほど、方言度アップ!

おうちはながさきの
オッペシャンやけ
みぞかとさ
おいのあをもちに
なってほしか

  ヒント・・ あらあ、言われてみたかったわあ。


いらんすばんたい
とんぴんかんは
いっちょんすかんと
せからしかね
えくさっとっと

  ヒント・・ 建前かしらね。


ちゃっちゃくちゃら
いわれたけん
おいのきもちは
ぴっしゃげたばい
もうしょんなか

  ヒント・・ 早すぎ!


次は私、山形は庄内地方酒田。
実家に帰ると甥が「おばさん、方言きつくなった」と言います・・・アハ


あんただば
かえてくるなり
のだばてばがりいで~
なんぼでもいさげ
てづでしてくいっどいなさあ


山だば
鳥海山だもんだ
あんだかっこいい山ねー
山菜もえっぺとらいっし
富士山なのハゲでねがや

  日本の象徴たる富士山に、なんてことを!


あいや
めんごのお~
ぼんぼだど
みっだくねくても
めんごもんだのお~

  世界共通。


では方言歌の女王、われ等がKみさん。
又の名をひらなが式部。


このじょはもしぇけの
りょこうさえがえで
さんにんででがげらえるのも
としよりがたっちょだはげだし
ありがでもんだの


んだどもたまげだもんだ
おめだじがばんばなたたての
どっしのえもよんしょでぇで
やがうじたっちょで
めでてごんだのぅ


おれがちっちぇどぎも
としょばんばどわげばんばいで
おれはとしょばんばのひまごだけし
おらえのおなごしょはながいぎだ
おらだじもがんばってえどでのぅ
  

 はっきり言って、ヒントの出しようがない、庄内弁(笑)。Kみさんと私は
 距離にするとそんなに離れていないけど、微妙に言葉が違います。
 同じ酒田でも、違うくらいだから、そげだもんだ・・・んだ、んだ。

 と、最後は皆さんに「んだ」と返事をしてもらいました。
 「そう、そう」というより、さあ、ご一緒に「んだ、んだ」 
 方言、バンザーイ!

 次回は解答を。
 やてみれ(やってみてください)・・・う~ん、短くて済むなあ。
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by machako-hamakaze | 2008-08-04 11:05

暑い暑い中、朗読歌会

まだ8月になっていないというのが信じられないくらいの暑さが
続いていた7月27日の日曜日。

世界初の、と銘打って始めた五行歌朗読歌会も5回目になりました。
去年からはハマ風主催として、場所も鎌倉芸術館の広い集会室での
開催です。

書きたいと思ったときのその思いをたっぷり入れて朗読できるのは
やはり作者が一番です。ちょっとした、息継ぎ、間の空け方、声のトーン
など。
普段の歌会では朗読お当番の方が読んでくださったり、この頃流行りは
お一人が1首ずつ読んでいくということも。

今回、篠笛を演奏してくださった、Kさんのお知り合いの元A新聞
記者のKさんが、皆さんがとても朗読がお上手でびっくりした、そして
五行歌ってこんなに面白いとは知らなかった、とおっしゃって
くださいました。

思いを5行の歌に表現して発表して、それで終わり、ではないのが
五行歌です。ありとあらゆるところから、五行歌を楽しみつくす。

ご参加の皆さんのお歌を全部ご紹介はできませんので、お楽しみの
方言五行歌やリレー五行歌、五人五行歌などをご紹介しましょう。

方言五行歌

大鯉が欠伸(あくび)したら
草鞋(わらじ)が出てきたと
爺ちゃ
ダボラこいたら
いかんにィ

うんにゃ ホラでねぇ
その鯉
とっつかまいて
でっけぇ鯉のぼり
こさいたわいね

ほいじゃ聞くが
そんなでっかい鯉のぼり
何番目に吊るそうかの
どこでもエエに
コイに上下はないづらよ

  落語のようなオチのついた方言五行歌でした。静岡天竜地方。
  初参加のMさん。

「久美子
天国から父ちゃんが
迎えに来たとね
親孝行してくれるね」
被爆から1年後

よう、来てくれたネ
どがんしとったとネ
心配しとった ばってん
元気やったけん
 よか よか

何も心配せんで
よかとよ
わいたちに
まかせとかンネ
何とかするけん

 長崎で被爆されたYさん。ご家族をなくされた辛さを詠われた。
 Yさんも初参加です。

ハイは
いっぺんでよろし!
それよか
オイド ちゃっと
あげなはれ

ハイは一ぺんでよろし
チャッチャと おいど あげなはれ
風呂屋の三助ではあるまいし
ゆう(湯)ばっかりでは
あきまへん!

「ありがとさんで
ござります」と
いつでも言いなはれ
うしろむいて
舌だしといたらよろし!

嫁入りしhたらー
ひとの御飯を
一つよそうまあに
あんたは二ツ
食べなはれ
 
 今回急遽ご欠席の94歳、Oさん。あまりに面白いお歌なので、同じ大阪
 出身のN子さんに朗読していただいた。その上手さに大爆笑。
 このお歌はお母様の教えです。去年もそうでした。スーパーウーマンの
 Oさんのお母様の元祖スーパーウーマンだったのですね。

もっと注文する?
ウン まだまだ
私 やせの大食いやねん
私は 太の大食いやねん
友との久しぶりのランチ

目は見えにくうなってきたし
耳もとうなってきた
なんにもする気がせいへんねん
と友はいう
息だけはせんとあかんよと私

同窓会での会食の始まり
俺 糖尿やねんと
いきなりYシャツの上から
ブスッとインシュリン注射
こんな実演見られへんでとにっこり

 Oさんの代読に続いて、ご本人作の朗読です。
 あざみ野の新歌会「SUN-SUN」の代表さんになられます。


長くなりましたので、続きはまた次の更新で。
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by machako-hamakaze | 2008-08-02 15:44