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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
ICELANDia
,
【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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<   2008年 09月 ( 10 )   > この月の画像一覧

出席できなかったけど・・・新横浜歌会

ACT講座の受講生の方が中心のこの歌会には、是非とも出席したい
という気持ちと裏腹に、なかなかいけないのが残念です。
少人数でも、精鋭!といった感じのお歌が並びます。

毒入りかどうか
見分けるセンサー働かせているのか
時々小首かしげながら
私が撒(ま)く米つぶを
啄ばむ小雀たち

 ほんと、そのセンサーは人間にもあってしかるべきなのですが、賞味期限
 の表示にたよるとか、新聞で報道されないかぎり、舌で見抜くの不可能に
 なっています。保存料、着色料の怖さも、かつてあれだけ騒がれた、PCB
 なども、忘れられて・・・昔、ガスの探知にカナリアを使ったというけれど、
 今は人間の弱者が犠牲になるまでわからないのか、いやなっているのに、
 です。
 とても良い社会詠です。


まっすぐ心を向けて
届けよう
わたしたちの声を
届けよう
音のない世界のあなたに

 音のない世界に生きる人、見えない世界に生きる人、いろいろに不自由を
 抱えながら生きる人たちに、まっすぐに心を向けることが出来るのは
 素晴らしい。それにしても、日本ではテレビドラマなどで、なぜそういう方方が
 悲劇の主人公としてしか、出てこないのだろうか。海外のドラマなどでは、
 ごく普通に登場される。日本ではあたりまえの情景にならないのだろうか。
 
 繊細な心をもつ方の、まっすぐなお歌。


とり立てて話す事なく
静かに箸が進む
一汁三菜の休日の朝ごはん
窓からは秋風・・・・
今日は二人で出かけましょうか?あなた。

 なんとも好きなお歌です。
 もう、好き!としか言えないのですが・・・
 こんな風景、人の日常が真の幸せです。
 5行目は泣けてくるくらいです。五行歌ならではの味わいだと思います。


歌会のお歌いっぱいご報告したいのですが、今展示会準備などで、忙しく
ぼつぼつと、書かせていただきますね。
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by machako-hamakaze | 2008-09-29 10:19

旅行先から真っ直ぐに・・横浜歌会

夫が夏休みをとったので、ちょっと小旅行にでかけ、横浜は無理かなと
思っていたのですが、私が歌会には行くものだと夫は思っているもので
間に合うように、帰ってきてくれました・・・疲れているのに・・トホホ
ありがたいやら、ちょっと迷惑やら(あ、K雲さん、ごめんなさい)

ご見学の方をいれて22人の盛会です。
お土産のお菓子は20人用だったので、家で食べる予定のを開けて
二つだしました(えっ?せこい?全部だせ?ひどいいっぃぃぃ・・涙)


足の裏は いつも
黙っているが
口が喋りたがらない
場所のことも
みーんな知っている

 はじめは足のツボのことかと思いました。足の裏にはツボが山ほどあって
 しゃべらなくても、押せばすぐに痛いところ悪いところがわかるから・・・
 でも、読み返すと、なかなか深いではないですか。いったいこの作者、
 どこへ行っておられるのか、足の裏を眺めてはニヤニヤされてらっしゃる
 のでは?足の裏という視点が面白いです。


祝の前夜
潤びた 大納言
紅い衣から
はじけた身が
艶かしい

 なんと色っぽいお歌。でも点をいれたのは、私を含めて女性がほとんど。
 「大納言」が、昔の高級官職の名のついた、小豆だということをご存知
 ないと、ただの色歌。でもそこをふまえて、「潤びる」「紅い衣から/
 はじけた身」と、小豆の調理の過程を、想像だにしない表現で詠う。
 参りました。


そよ風うけながら
碧い海を
ボーと見つめている
青い星に
生きている実感

 碧い海の上には青い空が広がっていたのでしょう。
 その青さに染まるように、海を見ている作者。白鳥はその双方の青に
 染まぬと孤独を詠った若山牧水とは違った、現代に生きる作者の
 感慨。


私の歌

どこやらに
空気入れの穴があり
シューシューと
いつの間にやら
秋が満ちている

 H野さん、3点ありがとうございました。点はそんなに高くなくても、
 3点いただくと、点にものぼる・・・いや天にも昇るうれしさです!
 この空気入れのシューシューが秋が満ちるのではなく、漏れている
 と解釈されて、???のご意見。夏がもれて、秋が満ちたとも。
 そうですね。そういうふうにもとれるかもしれません。
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by machako-hamakaze | 2008-09-26 18:11

今日の鎌倉歌会は藤沢で・・・

代表代理のM岡さんが、一番心配でしたが・・・え、何がって?
前に日曜歌会をこちらの市民活動センターで開催した時にね・・
あ、M岡さんが怒ってる、何度も言うな!って。
ご興味のあるかたは、8月の記事で・・・あ、また睨んでるよ。
ごめんね。だって、1記事に1回はお笑いいれないとね(笑)


山に落ちて
屋根伝いに
電線していく
茜色
一日が ぽんと 終

 面白いですね。屋根は尾根かしら、電線は伝線の間違いじゃないかしら
 と、読み手に思わせて、実は家並の屋根伝いであって、電線が伝って
 いるように、ということなのです。最後の「終」がいいですね。
 これは目で見たときに、ここだけ 映画の 「終」または「Fin」で声には
 出さないほうが良い気がします。ただ、「電線していく」がちょっと
 日本語としては、いかがなものでしょうか。と作者にもお話しました。


人の世は
相も変わらず騒がしいですね
ナンバンギセルが
細い首を伸ばし
頭を傾け語りかけてきた

 たぶん、ナンバンギセルが解からない方が多かったと思う。これを
 南蛮ぎせる、つまりパイプの形に似た植物であろうと知っていた方は
 いなかった。私もきせるの形の首のところを思いました。細い首を
 伸ばして、社会を語る花なんて、粋じゃありませんか。今日イチオシの
 歌でした。花は地味だそうです。


地球の歴史46億年を1年としたら
この、たったの2秒間で
環境破壊をしてしまった・・・・
1/100秒を競う人間たちよ
直ちに減速に着手せよ

 地球を救う、巨人ロボットか宇宙からの使者か!逆らいようのないもの
 から命令でもされないと、人間は自滅の道を辿るのみ。
 スケールの大きいお歌。始めの長いスパンの時から。4行目のスポーツ
 での競い合いへの飛躍がわかりにくいとの意見もあった。


私の歌です。


離ればなれの
ことばと言葉
いつの日か
ぴったりと抱き合う
前2行後3行となって

 「いだきあう」「うしろ」と読んでいただきたいと思ったのですが、ルビは
 振りたくありませんでした。離れ離れのまま、行方不明になった言葉も
 たくさんあります。いつかひょっこり帰ってきて欲しいものです。
 

10月はまた鎌倉芸術館で。
秋のかおりのただよう、鎌倉はステキですよ。
和室です。
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by machako-hamakaze | 2008-09-22 18:41

あと3歌会ありますので、連日です

九日の藤沢火曜歌会です。

今回一席のお歌ですが、例によって、ハマ風の歌会たよりを待って
いただくことになるのですが、30年来の親友をなくされたN草さんのお歌。
2点いれた私のコメントはもう、声がつまり、作者コメントも涙、
そしてまたもらい泣き。

私もそうでしたが、亡き人をおくる歌をつくると、ますますその方が
身近に感じられ、いつまでも心の中にいてくれるような気がします。
歌会で上席になるならないに係わらず五行歌にすることを
お勧めします。悲しみの淵に沈むことから救われます。


片や孫娘
片や頑固じじい
二人の冷戦いつ迄続く
言葉の武器には
終わりがなさそう

 ご主人と孫娘の冷戦を、おろおろと見守るしかないやさしいおばあちゃま。
 世代の相違、親御さんの考え方で、この冷戦は思ったより長引いて 
 いるようですね。読み手はむしろほほえましいものを感じてしまいましたが
 作者曰く、いつまで続くのか、おばあちゃんはいいけど、おじいちゃんが・・
 と孫娘さんが言われたそうです。すこしずつ解けて行けばよいですね。


夏休みが始まる頃
ニイニイゼミが鳴き
ツクツクボウシが
宿題を急き立てる
カキ氷の道具もしまう

 夏休みが始まるころと終わりのころを、蝉の鳴き声、道具をしまうことなどで
 表現された。1行と2行が逆だったらわかりやすかったのに、という声が
 多かったですね。同感です。実際にカキ氷の道具をしまうことはなくても
 この所作で夏の終わりということがわかります。
 4行目と5行目が「○○する」という動詞で終ったのも、味わいとなるには
 もう一工夫されると良いと思います。
 セミと道具を季節の移り変わりに表現されたのはとてもよいと思います。


桜の木に毛虫が大量発生
脚立の上に立ち 薬を撒く
虫嫌いの夫が下で叫んでいる
「落ちるなよ~」
一握りの優しさ・・・か?

 この奥様の男らしさ?いやかっこよさ、そして、ご主人の優しさが
 対照的で面白いです。優しさは一握りどころではないですよ。
 大嫌いな虫がぽとぽと落ちてくるかもしれない木の下で、家にこもるには
 高いところで虫退治の奥様が心配で、じっとしておられなかったのですもの。
 ステキなご夫婦とお見受けしました。
 

三角に切られて皿の上の西瓜
赤い果肉と黒い種
幼かった娘に着せた
ウールの袂に見えて
遠い遠い思い出

 いやはや、三角に切られた西瓜をお嬢様に着せられたウールの着物の
 袂に見えたとは、すばらしい感性ですね。
 昔、ウールの着物のことはただ「ウール」と母も言っていました。
 1、2行目はまるで、静物画のようです。
 しかも、淡い色ではなく、けっこう極彩色の感じ。それを前にして
 水彩画のような思い出が蘇ってきます。
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by machako-hamakaze | 2008-09-20 11:19

7日の藤沢日曜歌会

もう九月も半ば過ぎました。
本当に一年は早いです。そのくせ、なにもない一日は長く感じたりして・・・

今回は主要メンバーである、K雲さんとH野さんがお休みにもかかわらず
18名のご出席でした。何年ぶりのご出席はM瀬さん、町内会長さんで
お忙しいK野さんもお久しぶりでした。Y郎さんも2ヶ月ぶりかな。

今回は楽しいコメント、あっと驚く視点のコメントなどをされた方を
讃えようという会にしてみました。はなみずきさん方式の略式真似です。
特許申請してないですよね。
もともと日本の、学ぶは「まねぶ」から来ているとか。
だから許してね・・・言い訳になってない?



遠く演歌が流れる夜の川面を
ポツンとひとつ漂いながら
しっかりふたつ寄り添いながら
楽しげにグループで語らいながら
精霊たちは帰って行った

 何となくお盆に還ってくる精霊はお一人で、という先入観があった。
 でも確かに、ご夫婦連れ立ってとか、ご兄弟とか、親子とか、
 ご一家でとかあるわけですよね。作者の視点が良いです。
 まるで、現世の人が普通の道を歩いているようだ、とコメントの方。
 コメント賞です。


そこに何かがあるような
気配を
五感で捉えるも
それが何か
わからない路半ば

 3点がお二人から入りました。今回の作品で3点の入ったお歌はこの
 お歌のみで、しかもお二人から。なかなかに奥深いお歌です。
 何かがあるような、ということはよくあります。歌作りでも、そこに、
 自分の思いがあるようで、それを表す表現もあるようで・・・
 でも、捉えられない。年齢は関係なくみな「路半ば」


亡母(はは)のモンペに割烹着
三男一女にネコ二匹
明治女奮闘の証し
現世を愚痴る我ら世代に
工夫が足りぬとあの世から〝喝!〟

 確かに明治女はすごかった。大正生まれの方もスーパーレディイが
 いらっしゃるけれど、明治の方は一味違います。うちの母も明治40年
 生まれ、6男2女を生みました。男の子二人は幼いうちに亡くなりましたが、
 母亡きあとも、6人はいまだ元気にしています。
 途中から母代わりをしてくれた姉以外には、母も「喝!」を入れたいかも。
 

個々が主張して
うるさいけれど
愛しの言葉たちを
持て余しつつ
もてあそぶ

 言葉。漢字の成り立ちからいくと、言という文字は「さい」という祝詞を
 入れておく入れ物と刺青を表わす辛という文字からできているとのこと。
 神様に捧げる言葉に嘘やいつわりがあったら、刺青の刑を入れる、と
 いう意味だそうです。それだけ大事、ということでしょう。
 作者は大胆にも、その言葉をうるさいといい、持て余しつつもてあそぶと
 いう。すごい!心情に嘘偽りなければ、神も許してくれるかも。
 生け花と同じです、とのコメントは投げ入れの名手O原さん。


10月の日曜歌会は5日、恒例の「いも煮会」です。
秋の一日を、豚肉味噌味と、牛肉しょうゆ味の二つの種類のいも煮を
皆さんで楽しみます。野菜類の皮をむき、切りそろえ、薪をわったり、
けむい中、かまどにつきっきりで、あくをとったりと大変ですが、
出来上がりは絶品。しょうゆ味のほうは、少し残して、あとから
カレールーとねぎをたっぷりいれて、これまた絶品のカレーうどんに
なりまする~~

おお、今からよだれ・・・がでそうです(笑)
皆さん、ご参加したいかたは私までご連絡くださいね。
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by machako-hamakaze | 2008-09-19 10:21

講座も歌会も

9月ももう中旬に入りました。
一年の早さがしみじみと感じられます。
書かないといけない記事いっぱいで、昨日今日と連続です。

6日は秋のACT講座がはじまりました。
テーマは「四季を詠う」で。
日本の詩歌では美しい四季があることで多いに得をしてますよね。

皆さんの即詠です。

つくつくほうし
朝顔・ひまわり
そしてお日様まで
行く夏を惜しんで
最後の力で頑張っている。


なす高原のキューリを洗い
どうして
ナスじゃやないの
一人つっこむ
夕餉の仕度

 この2首は初めて五行歌を書かれた方のお歌です。
 最初から良いお歌を書かれました。
 作者のお人柄が出ます。


風の形
そのままに
群れ咲くコスモスの
一本ごとの
孤独

 やはり経験者、技ありの1首。群れの中の孤独はよくあるテーマだけど、
 「風の形/そのままに」の視点が良いですね。


今夜も鉦叩き
カンカンと
こうろぎも良いが
やはり
控えめな鉦叩き

 カンカンとかチンチンとか表現される鉦叩きの声。作者は控えめが好きと。
 虫の声を愛でるのは日本だけだそうですね。同じアジアでも、雑音と
 捉えるそうです。


私の歌。

やんちゃに
熱い
夏とちがって
つん と理が立つ
秋の風

 だって、本当に、すーっとどこやらから吹いてきた風がそうだったのです。
 

ハマのうたかい

「今日で一万日目なんです」
そんな数え方もあったのか
一軒宿を心のふるさとにと
温かくもてなす二人の
結婚記念日は日めくり

 旅行先の一軒宿の主ご夫婦の結婚記念日の数え方。
 すばらしいご夫婦もいたものです。
 3行目の「心のふるさとにと」だけだと、ちょっと主人公が誰かに迷いが
 生じます。彼らが望んでいるということがわかるように、ちょっと
 推敲されると良いような気がします。


お墓参りを
してきたら
ありがとう と
いうように
空に大きな 虹

 お墓参りのお歌でこれほど、気持ちよいお歌になかなかであったことが
 ありません。どなたのお墓であれ、作者がその方をもう居ない人とは
 決して思っていない・・・そんなお歌です。


15年振りで友と語らう
即 埋められていく空白
変わった所も
変わらなかった所も
お互いの生きてきた跡(しるし)

 友と言っても、お互いの生活で、度々会えるわけではありません。
 15年振りで会っても、昔の友情が変わらないのは、良い友だちで
 あったからでしょうね。


暑い夏
向日葵が長いお勤めを終わり
頭を下げている
御苦労様
次はコスモスに元気を頂こう

 この5行目が大好きです。向日葵にご苦労さまと言われた、その
 直後、さあ、今度はコスモスだあ~という作者のステキな
 変わり身の早さが笑えて、そして、人間こうでなくっちゃあ!と。
 作者に握手したくなりました。

さて、私の初めての孫の歌・・・へへ、照れます。

帰ってから
洗濯した
Tシャツに
君の
あえかなミルクの匂い
 
 洗濯しても残像のようにいつまでも「君」のミルクの匂いがいとしく、
 そのあえかさを、書きたかったのですが・・・撃沈!
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by machako-hamakaze | 2008-09-14 12:51

埼玉にハマ風二つ目の歌会誕生

9月5日金曜日、かすみ草歌会が発会しました。
場所は東武動物公園駅から徒歩10分くらいでしょうか?
落ち着いた雰囲気の町並みを歩いていきます。

駅でばったりさくら会の方と会いました。
お二人は私にダブルの輪をかけたような方向音痴(笑)
私に出会って、すっかり安心されたところが、非常に怖い!
地図を見ながら、某Bankの角を曲るまでは順調・・・ところが
目印の信用金庫がない!郵便局があったのに、それは地図に載って
いないので、すわ!間違えたかと、早速たずねてみると、やはりこの道で
良いとのこと。
しばらく行くと、ようやく目印の信用金庫などが見え始め、そうするうちに
お姉さん歌会のはなみずきの会員さんのお出迎え。
三人ともほっとしました。

会場は23名ぎっしりで、熱気がむんむんです。新しい歌会への意気込みが
強くかんじられました。
K雲さん、H野さん、私がそれぞれ短いお話をしてからの歌会です。

H野さんは、ご自分の名作(冷奴のお歌)を大きくパソコンに打ってこられて、
そのお歌から、詩歌になど全然関心がなかった自分がいかに五行歌に
ここまで熱心になられたかを、ユーモアたっぷりにわかりやすくお話され
ました。

私は、K雲さんとH野さんお二人のお話の補充みたいなところを
話しました。お二人さま、いつも手抜きですみません。


新聞配達のバイク音
登校する こどもの声
朝の気配を
和音に変える
雨は調律師

 いろいろな音を雨の音がちょっとずつ変えて聞こえさせるというところを
 「雨は調律師」としたところの表現が新しく言い得て妙です。

 こういう作者独特の表現は一度どなたかが使われたあと、他の人が使うのは
 ルール違反になってしまいます。同じようなことを詠いたいときは、別の
 切り口で書くよう気をつけたいものです。


BABY’S BREATHのように
無邪気で無垢
今日が初舞台
主役であり 脇役であり
名女優になりますように・・・

 かすみ草の英名は「Baby’ Breath」です。それがわからないとちょっと
 難しいお歌でしたね。赤ちゃんの吐息のように、やわらかく甘くほんわりと 
 した、かすみそうのお花。今日の歌会の誕生を寿ぐお歌でした。
 

カラカラっと
小瓶の中へ
拾い集めた貝殻と
潮騒の思い出
仕舞い込む

 この思い出がなんなのか知りたいと、読み手に思わせる雰囲気のあるお歌。
 作者のお話では、千葉へお墓参りにいらしたときに海で拾った貝殻を小瓶に
 入れたとのこと。
 とても雰囲気がステキなのですが、すこし散文ぽい行はこびになっています。
 ちょっと行替えしてみたり、助詞を考えたりされてみてはいかがでしょうか?
 私は好きなお歌でした。


今日は出発の日
いつものダークな洋服に
赤を加えて
パワーアップ
今日の気分で歌会です

 私もモノクロの洋服が多いです。赤はめったに着ません。でも、この日は!と
 思うようなときはやはり、勝負色の赤がいいのでしょうね。まさしくパワー
 アップの色です。
 この発会の日はやはり赤で・・・・あれ?作者、赤がない?ハンカチですか?
 下着ですか?と盛り上がりました。


これからははなみずき歌会と同じく、午前10時の開始になりますので、
なかなか伺えない歌会ですが、楽しい歌会であってほしいです。強い味方の
はなみずきさんがついていますもの、大丈夫ですね。
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by machako-hamakaze | 2008-09-13 14:20

SUN-SUN第2回

大勢だった発会記念と一味ちがう落ち着いた雰囲気での歌会です。
「SUN-SUN」には初参加の方が4名。
代表さんのN子さんは、もうパソコンも大丈夫。プリントつくり、ルビと
スキルアップされています。


涼を得て
横たわる青苔
その居を貸す
石の
おおらかさ

 まるで、漢詩のようと思いましたが、ある方は水墨画のようと評された。
 「居」は「きょ」と読むのが正しいと。
 私など、「あおごけ」を最初「あおのり」と読んでしまいました。
 ついつい食べ物にしてしまう悪い癖です(-_-;)
 苔のさまを「横たわる」とし、その苔の住まいとして石を見る。
 なかなかのお歌ですね。


マルセル マルソーが
そしらぬ顔で
チラッと
私に流し目
宵の月

 昔、マルセル マルソーの来日公演を観た。正直、「天井桟敷の人々」
 という白黒映画でしか知らなかったし、まだ生きておられたのかという驚き
 が先であった。もう30年以上も前のことである。
 あの白い顔は印象的だった。
 そして、このお歌。宵の白い月が、あのマルセル マルソーの流し目とは・・・
 こちらもなかなかのお歌・・・人物ですね。


きた!きた!
追っかけグループの
ディナーショー案内
イブはホテル泊
今年で10年目かぁ

 おお、なんと優雅な。イブはホテルも満員とか。同じディナーショーでも、
 イブは値段も高い。いったいそうまでさせるグループとは???
 ○○ヴォイというグループです。熟年の男性のダンス中心の実力派
 グループ。私も彼らの舞台ではないけど、リーダーが出た別のミュージカル
 は観たことがあります。10年目なのですね。うらやましい。

さて、来月のSUN-SUNではどんなお歌にであえるでしょうか。
楽しみです。
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by machako-hamakaze | 2008-09-11 17:44

怒涛の一週間が終わり

はあ~と最初からためいきです。

先週は火曜日から毎日歌会、ハマ風校正と編集会議、歌会、歌会、講座
歌会とびっしりで、昨日の日曜歌会では、発狂寸前(笑)
あまり普段と区別つかないよ、とヤジも跳ぶ中、ようやくたまったブログに
着手できます。

まずは8月末の某歌会から。
いつまで某というのか、亡として知れず・・なんちゃって。


風が吹き
しゃらら しゃららと
木々がおしゃべり
長い眠りに着く前の
一時を惜しむよう

 風に揺れる木々のさま、葉のこすれあう音を「しゃらら しゃらら」と
 表現された。たとえの妙があります。
 ただ、4,5行が説明になりすぎているような気がします。
 前3行が、擬音ですから、4、5で「~よう」と持ってくると、二重の
 比喩になってしまうのでは・・と。でも擬音効果がステキです。
 第二席のお歌。


東京雷雨
地上に
こびりついているのは
雨に冷めぬ
人の欲望

 出だしの「東京雷雨」に惹かれますね。昔「東京砂漠」という歌がありました。
 演歌だったと思いますが、センスの良さに感心したものです。
 ゲリラ雨と呼ばれるような、ものすごいどしゃぶりでも、洗い流せないもの、
 それは「人の欲望」だと。4行目に私は??でしたが、Ⅰ井さんの「ガムなら
 冷やせばとれるが」というコメントに脱帽。同点二席のお歌。


トシって
四角いものを
重ねていったら
いつのまにやら
丸い形になっていた

 とてもよくわかる表現であっさりと、なかなかに深いことを言っておられます。
 丸くなろうと思っても丸くなるものではありません。
 「いつのまにやら」丸くなるのでしょう。これでも私も大分丸くなりました・・・
 それでか!と、突っ込まれそうですが、とコメントしたら、わかっているところ
 が怖い・・・と言われちゃいましたとさっ! 第三席のお歌。


席に入らなかったけど、なんと言ってもイチオシのお歌。

畳の上に置かれて
三週間ほどだったろうか
西瓜の底が抜け
濁った体液が
どろりと流れ出た
 
 オカルトの世界?いえいえ現実として、こういうことはあります。
 私なども、ちょうど、レタスを一週間置いてしまって(箱の中に忘れていた) 
 ドロリとアオミドロのようになっていました。自責の念にかられます。物を
 粗末にしてしまったと。でも、このお歌はそういうことよりも、独居の病気の
 方やお年寄りが孤独死をされる、そんな今の世のことを現実にお盆の
 お供えだった西瓜の様子に重ねて詠われたと。


なぜか、この某歌会ではまた1席をいただいた私の歌。

しつけ糸だけで
出来上がったつもり
すぐに綻(ほころ)びる
そんな服着て歩いてる
不安

 自分のことも含めて、今の世の中のすぐそこに在る不安、ですかね。
 しつけ糸だけのほうが、気楽じゃん、というご意見も。自分のことだけ
 だったらそうなのですが・・・

今回、初めてこの歌会で0点がでました。
私もかつて、60数人の中で0点とりました。
しばしはトラウマに陥りました。0点とったあと、人のせいにするか(見る目が
ないと)、自分の歌の欠点を見られるか、で違ってくると思います。
いかに、客観的な目をもてるかだと思います。
私は高得点の歌ばかりが良い歌だとは思っていません。だからこそ、この
ブログを始めました。

自分の歌は可愛いし、一番よいと思ってだされるのが普通です。
でも、あまりに「われ」の世界だと、「他人(ひと)」はわからない
ことがあります。でも、わかるばかりが良いとはかぎりませんよね。
(わからない歌をよく書く私・・・でした)
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by machako-hamakaze | 2008-09-08 11:46

彩の国から・・・はなみずき

かつて、口の悪い人がださいたま・・・とか呼んでいた、埼玉県ですが、
今は、「彩の国」というネーミングが根付いています。ステキですよね。
日本を代表する演出家蜷川幸雄氏は55歳以上の人の「さいたまゴールド
シアター」を作られたいる。
埼玉だったら、絶対参加したかったですねえ。
やはり、演劇への思いがかなり残っています。

積極的に文化を取り入れている埼玉はちょっと憧れです。

さいたまの「はなみずき」歌会

今回会場の都合で、1時間しか歌会の時間が取れなかったという
「はなみずき」では、事前にみなさんにプリントを送り、採点と
コメントをもらい、当日は結果発表とコメントにも点数をつけて
コメント賞、7席の人が選ぶラッキー7賞、期待賞(選者はK雲さん)
狙いましたで賞、はずれて惜しかったで賞とか、お楽しみをたくさん
代表さんが用意されました。
いいですねえ。何かのおりには是非真似させてください。
会員さんも歌会にでる楽しみが増えてさらに喜び度アップ!


思い出だけが
過去に帰れる
幼い頃あなたと遊んだ
八月の故郷の海よ
心弾む白い浜辺よ

 メロディーをつけて唄う歌になりそうなお歌。
 4,5行目は作者の思い出なのに、誰にでもある共通の思い出として
 胸きゅんのフレーズ。
 

緑陰に
佇む
地蔵に
亡き母の面影
写りて

 お地蔵様になくなられたお母さまの面影をみる作者。このお歌も前の
 お歌といっしょ。ほとんどの方が思われることでしょう。
 無駄のない表現が思いを強調する時と、物足りない感じがするときが
 あります。母という存在の大きさからでしょうか。


ぽかり と あらわれた
みずうみの街
過ぎし日の情景
すでに薄れゆく
かつての通勤路

 不思議な光景が浮かぶ。物語の主人公になった気分だが、3行目以降の
 時系列が少しわかりにくいが、それも、作者の空想の中と思うと良いのかも
 しれない。
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by machako-hamakaze | 2008-09-01 12:37