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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
ICELANDia
,
【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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<   2008年 10月 ( 13 )   > この月の画像一覧

隣のグランドでは運動会の新横浜歌会

中学校のコミュニティハウスでの開催ですので、あの日はちょうど
地域の運動会が行われていました。

歌会の間もさぞ賑やかかなと思いきや、思いのほか静でした。
9人のご参加。
1席のお歌はK林さんの美しくも、妖しい、まるで「浅茅が宿」を
思い出させる秀歌でした。ハマ風お楽しみに。


甘えない 頼らない
パラサイト・シニアなんて
言われたくない
可愛くないのは百も承知で
時々 突っ張っている

 これからを生きるシニアの心構えかもしれない。
 甘えない 
 頼らない
 パラサイト・シニアなんて言われたくない
 この三つの条件は並列。だが、歌の運びで、「甘えない 頼らない」のが
 「パラサイト・シニア」とも取れてしまうかもしれない。
 そこが、難しいところです。


花言葉「燃える想い」
シソ科アキキリ属
サルビアの紅い花
吾が裡にも咲く
あかい炎あり

 サルビアの花の花言葉、学名、色をたたみかけるように詠って、最後に
 吾が裡の思いを語る。
 シニアみなかくありたし!

3席になられた、K雲さんのお歌に、おこがましくも、みんなで、2行目が
繰返しになったら、もう3点いれちゃったのに・・・などと、かしましく。

私の歌。

荒波に飲み込まれそうな
海辺の家々
そうか、人も
何かに飲み込まれそうに
生きているのだ

 先日、新潟から特急「いなほ」に乗って、久しぶりに荒れた日本海に出会い
 車窓から見た景色で作りました。ちょっと言い足りないような気がしますが・・
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by machako-hamakaze | 2008-10-30 14:32

某歌会・・・欠席

翌日の新横浜歌会に出席のため、この日は足に負担をかけたくないので
お休みしました。
どちらかというと、冒険的な歌を出しているので、欠席したくなかったのですが。


お互いの
想いの
重さが
違ってる
壊れた天秤

 これは、「お互いの想いの重さ」が同一であると想っているから、それが
 違って現れたので、「天秤が壊れている」と、作者は考える。それとも、
 もう違っているのは充分承知なのだが、天秤のせいにして、二人の想いは
 同じだと、思い込みたい、女心か。5行目を「天秤を壊す」までしちゃえば
 いいのに・・・って、けしかけたら、だめよ!


本物のセレブは
品格も教養も超一流
似非(えせ)セレブの皆様には
『成金』の二文字を
ご用意しております

 いや、成金でも良い、一度で良いから「セレブ」と呼ばれてみたいものです。
 わたくし、うまれも育ちも、葛飾柴又・・・ならまだ映画にもなるけど、ねえ・・・
 福岡の直方というところに、「成金饅頭」というデカイお饅頭があります。
 急に食べたくなりました。お腹いっぱいになっても、ふところは空っぽ・・・
 せめて、こころ、教養までは無理でも、まっすぐにありたいです、はい!


父の手で
ロンドンと書かれた
カレンダーが
几帳面に貼られていた
突然逝くとも知らずに

 ロンドンにはお仕事でいかれることに、なっておられたのか。
 それを果たせずに突然のご逝去。
 家族は、お父上がロンドンにいかれたままと、思えたらどんなに良い
 だろうか。
 「几帳面に貼られていた」というのは、きれいに、すこしのゆがみもなくという
 ことか、お父上の几帳面な文字のことか、ちょっとわかりずらいかな。
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by machako-hamakaze | 2008-10-27 08:30

帰省中で欠席だった横浜歌会

あ~残念。
九州からT原さんがお見えだったそうで、お会いできず残念でした。

今回はいつも良いお歌をかかれてらっしゃるO田さんが、多分横浜では初一席!
おめでとうございます。
すてきな甘いお歌ですねえ・・・
少し前までは私もこういうふうな(こんな良いお歌とは言いませんが)を書いて
いたのに・・・トホホ)
欠席歌で出した歌も食い気の歌でしたから。


秋を
胸いっぱいに吸い込む
息してるって
生きてるって
ことなんだね

 こういうこと素直に言えるのって、大人ですよね。
 命のありがたさや尊さを、衒いなく詠えて、すっきりと、誰の心にも入って
 きます。五行目の「ことなんだね」も説教くさくならずに、穏やかな
 思いが感じられて好きなお歌です。


まさに いまが
旬のもの
腹におさまり
この季節の
ひととなる

 一見、秋が旬の食べ物のお歌のようにみえるが、「いま」が「旬のもの」と
 ご自分の今の年齢をおっしゃってるのでは。それを腹にずん!とおさめて
 この「いま」の季節のひととなる。読めば読むほど味のでるするめのような
 (と陳腐な比喩ですが)お歌。


初めての芋煮会は
私の歩く道の
一つの出発点
生きる・元気・
という

 A美さんに(ご主人とともに)いも煮会にいらしていただき、どんなに、一同
 感激したことか。あの、A美さんのお会いできたあ!と。
 是非、いも煮会だけではなく、ご体調のよいところ見計らって是非、歌会に
 いらしてくださいませ。ありがとうございました。
 私たちにとっても出発点。
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by machako-hamakaze | 2008-10-26 17:08

和室での鎌倉歌会

秋の鎌倉はまた格別・・・でも、この頃の陽気はあまり秋らしくありません。
和室はしっとりと落ち着いて良いのですが、足に難がある私はちょっと
大変でした。我らがアイドルK子さんも大変そう。
そこで、お座布団を重ねて坐っていただきました。
ご本人曰く「牢名主じゃああ」・・・へへへへエ、おそれいりやした

本日の一席はH野さん。すばらしいお歌で感動でした。ハマ風お楽しみに。


「日頃の運動不足が
解消できたよ」
道を間違えて謝る私に
何時も前向きな
明るい友の受け答え

 このお友達も作者もとてもよいご関係。なににつけても、このような会話を
 交し合える間柄なのでしょう。
 

寒天ブームが去って
一袋 四百五十円に出世
今 バナナがブレイク中
品薄の二〇〇八年秋
ワイドショーが値を押し上げる

 今、世は健康おたくとダイエットおたくがあふれていて、これが良いといえば、
 そればかり、あれが良いといえばあればかり・・・と。そのたびに店頭から
 それらの品物が消え、ブームが去っても残るのは高い値段。
 いろいろなものを満遍なくいただいくのが何よりの健康とダイエットの秘訣
 だと思いますが・・運動とね。あれ?書きながらちくちくと刺さってくるのは
 ちょいとは試したりした?(ほんの少し・・・ネ)


青年とのアイコンタクトに
魅せられてドギマギ
とっくに封印されてしまった
私の中の「女」が
蘇ってきたのだとしたら

 すぐに指名されて叫んでしまいました。「でえ、どうするのお!!」
 いつまでも、気分は少女です。少女ではいられないのは充分承知。
 でも、素敵な人にときめいて、ドギマギしたり、また会いたいと思うのは
 自然のこと。純粋にその人の心ねを愛する物語は外国には多いのですが
 日本ではあまり見かけませんね。
 小説「醜女(しこめ)の日記」、映画「ハロルドとモード」など。


バードウォッチング始めて
はじめて知った
カラスの愛らしさ
神の造りたもうたもの
みな美しい

 カラス好きの私は、すぐに◎をつけた欠席歌。
 カラスは賢いし、決して乱暴物ではないのです。
 環境がそうさせてしまったところがありますし、動物の研究者が鳩とカラスを
 同じ鳥かごに入れて実験したところ、鳩のほうが攻撃的だったと書いていた
 のを読んだことがあります。
 歌仲間のK磨さんが、ベランダで仲良くしているというカラス君に会って
 見たいです。
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by machako-hamakaze | 2008-10-24 09:59

SUN-SUN・・・これも足のせいで欠席(涙)

まだ、発会して間もないSUN-SUNだから、無理してでも行きたかった
けどこの日は怪我して3日目。

骨には異常がないようだ、と整形さんでは、湿布しかしてくれなかったので、
前にもお世話になった接骨の先生のところで、しっかりテーピングをして
いただいた。それでも、まだかなり痛い。もしかして折れているかもしれない
ので念のためその処置を、と。ああ、足に難のある私!え?難があるのは足
じゃない・・・もっとずっと上のほう?   はあ~ 確かに(しくしく)

でも、この日、我らがH野さんが出席してくださり、見事、代表のN子さんと
同点一席。さすがです。お二人らしさが表れた名作はハマ風23号で。


喜びも
悲しみも
陽炎となって
昇華して行く
「老い」の特権かも

 この方、講座で五行歌をはじめられたとは思えない、お歌を書かれます。
 お見かけがお若いのでご年齢うかがうとちょっとびっくりなのですが、
 人生の紆余曲折を経験された方。
 作者がわからずとも、この歌は素晴らしいのだが、作者がわかるとより
 しみてくる。

 過去のもろもろが陽炎となって、わが身とも何処ともなく昇華していく。
 仙人のような方・・・かな。


お洒落して
ハイヒールで出掛け
帰りは足をひきずり
百円スリッパで
やっぱり・・・でした

 もう、大笑いです。いや作者は痛かったのですよね。
 百円スリッパというものがある時代で本当に良かったですよね。
 素敵なハイヒールは手も持って?
 足元さえみなければ、映画のよう・・・・笑
 痛い経験もこうして楽しく良いお歌にできれば、最高です!
 
 私も大分昔ですが、ブランドのお洒落な靴を履いて意気揚々とお出かけ
 しましたが、試履したときは良かったのに、長く履いていたら、もう足が火事
 のよう。まだ百円ショップという便利なものがない時代。私は裸足で靴を手に
 持ち一見映画のようだけど、足をぴょこたんぴょこたん引き摺って・・・
    映画とは程遠く・・・でした。


体力年齢18才
筋力年齢21才
測定結果に気を良くし
ウキウキ気分で鏡を覗く・・・と
年齢通りのオバサン顔が・・・

 楽しくて、やがて悲しき・・・いや大笑いのお歌。いえいえあくまで読み手に
 とってですよ。でも、作者を知れば、なんですか。あの若々しいK西さん。
 オバサン顔なんておっしゃったら、体力も筋力もそれなりで、もちろん
 鏡の中はそれなりの方(あれ?私?)が気分を悪くしますよ!
  
 こうして、負の部分も楽しい五行歌にすると、わははと笑っていられます。
 五行歌効果ですね。
 私も人間お笑いの塊のようなのに、歌となると意外とユーモア歌が少ない。
 もっと楽しい歌を書いてみたいです。

 さすがSun-Sun、格調高いお歌からユーモアのお歌まで満載でしたね。
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by machako-hamakaze | 2008-10-21 17:00

患者会コスモス の五行歌サークル

私はいも煮会の前日にアクシデント、ある方に注意欠陥多動障害と名付け
られてしまった、まあ、いわゆる粗忽がたたって、足にケガ。
翌日だったこの日のサークルは欠席でした。

代表さんのO方さん、お世話役のH原さん、そしてご意見番の篠笛さんたちが
いつも雰囲気の良い会にしてくださいます。

今回はK雲さんがお話にお話をお願いしました。わかりやすく、みなさんの
ご要望に添われた良いお話だったとのこと。さすがです。


「アッパ(母)の話コ
面白(もしろ)かったなあ」
「ジホ(うそ)混ぜ混ぜ
 ホラ吹き吹き・・・」な
「ええー、そうだったの・・・」

 昔の母や祖母たちは、ただ普通に方言でお話をしてくれるだけで、今の
 昔語りの人たちのようだった。田舎の家の主婦であるのに、大変な生活の
 中から、ユーモアを汲み取って、辛いことも笑い話にして、「ホラ吹き吹き」
 子供たちに語ってくれた。子供たちはそれを本当と信じて、目を輝かせ
 話に聞き入ったものだ。
 方言の会話が素敵です。


何にでも
おまけと言うもの
あるだろう
あと三十分と
ベッドでねだる

 そう、何でもそのおまけがうれしく、たのしく、おいしいのですよね。
 初めての方ということでしたが、短い言葉で過不足なくいかにも五行歌らしい
 お歌を詠まれました。
 またいらしてくださいね。


こんがらがって はみ出して
ゴチャゴチャのつるの中から
青いあさがおが一輪
最後の自己主張している
十月の午後

 ときどき、こういう場面を見かけます。
 夏の間、毎朝律儀に咲いて、人の目を楽しませたアサガオだもの、最後
 くらい、ねばって咲いてもいいですよね。一日限りの命。いつ咲こうとも・・・


 
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by machako-hamakaze | 2008-10-19 11:00

欠席した歌会が続きます。

帰ってきたら、どんどん書きます、なんていいましたが、帰ってみれば
ハマ風追い込みで、なかなかそうは行かなかったですが、「ハマのうたかい」


故郷より新米が届きました
おにぎりをつくり
孫の運動会へ
がんばれ、がんばれ、と
大声で我を忘れる

 行分けしなければ、普通の散文になります。しかし、素直な思いを
 こうして、行分けするだけで、五行歌になります。素朴で優しい歌に
 なりました。


皇女(プリンセス)セルマ様の
運命やいかに
付き従う侍女のように
心を添わせている
読書の時間

 歌会で点数が入らなかったのは、「皇女セルマ様」がわからなかった
 からだと思います。私もこの本を読んでいないので、知りません。でも
 読み取りのヒントはたくさんこの歌にはあります。主人公は 「皇女」で
 あること。「運命やいかに」だから、ただのお姫様ものではなく、波乱
 万丈であること、従う侍女がいること、それだけで、ちゃんとした
 ストーリーはわからなくても、同じ本を読んでいるような興奮を覚えます。

 わからない言葉があるからと、想像力を閉じたら、損しちゃいますよ。


高いそらの絹雲を
追いかけるように
小さくなっていく
赤い風船
幼子の顔がうかぶ

 秋の空は高い。その空を絹雲がゆっくりと動いていく。 どこかで子供の
 手から離れてしまったのであろう風船が、その雲を追いかけるように
 小さくなっていってしまう、その風景をさらりと素敵に詠われています。
 作者の思い浮かべた幼子の顔は泣きべそだったかもしれませんね。


母が逝った日
七才の少女は
全身しびれる程泣いた
今も想い出す その日は
雨もよいの曇り日だった

 もう少し小さければ、母がこの世を去ったこともわからず、立ち騒ぐ
 大人の間で、きょとんとしていたであろう。7才という、年齢が、この
 世で最もいとおしい存在がいなくなったことを理解させた。
 衝撃的なことがあると、そのシーンが風景や天候などまるごと記憶
 に残ってしまいます。
 そして、悲しみは消えることがない。 
 
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by machako-hamakaze | 2008-10-18 14:11

いっぱい歌会記事があるのですが

クラス会出席で久しぶりで田舎に帰ります。
ちょっと書き込みできません。
ブログも生活の一部になってしまったので、きっと
書けないのが寂しいと思います。

帰ってきたらどんどん書きますね。
では行ってきます。
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by machako-hamakaze | 2008-10-10 19:08

第4土曜日のある歌会

この会も6回目を迎えた。
いろいろな思いで参加している面々。今回は9名のご参加です。

来年まで
待てない
理由(わけ)があるのか
彼岸に出てきて
鳴く蝉

 昔、セミは7年地中に居て、一週間で死んでしまうと教えられたが、
 その後、種類にもよるが、7年どころか10数年を地中で過し、地上でも、
 10日から1ヶ月は生きるということを知った。

 しかし、彼岸になってから地上に生まれ出るにはさすがに、何かわけでも
 と、作者は思う。


静けさを
拾いに
大菩薩峠を登る
古(いにしえ)たちが
昔道から現れてくる

 昔(その2)中里介山の「大菩薩峠」が大好きだった。映画も雷蔵さん、
 千恵蔵さんの、机竜之介を沢山観た。子供なのに、あの残虐で救いようの
 ない真っ暗闇を生きる主人公にどうして惹かれたのか。虚無ということに
 惹かれたのか。
 そして、20才くらいの時に大菩薩峠に友と行こうとしたが、途中迷って
 しまい、結局いけなかった。小説が果てしない時の坩堝にはまったまま、
 動けなくなってしまったように、青春のあるひとときが飛んでしまった。
 と、まあ自分の個人的な思いいれが殆んどだったが、好きな歌だった。
 作者が最初書いていた4,5行目「石畳に杖のあとがある」だったら、もっと
 すごい歌になったのでは。


1席のお歌

ほわり
母が居る
この病棟は
わが家の
奥座敷

 もう、何もいうことのないほど完成度の高いお歌。
 Ⅰ井さん、ホントは展示会に出されたかったほうのお歌だったとか。

2席のお歌

取り込んだ洗濯物
相方が見つからない
紺の靴下
肌着の中に
ふんわり隠れていた

 誰もが、女性の歌を思った。
 なんと、家事もされる男性のⅠ城さんのお歌。
 下着ではなく肌着とう言い方がなんとなく色っぽいのに・・・と、みなさん
 ご不満の様子。いいじゃないですか。男だって、女だって。


3席のお歌

いくつになっても
母に
話したいこと
いっぱい
ある・・・ある・・・

 最後のお歌だったので、作者がわかってしまったが、コメントされる
 皆さんはお母様がご存命でらして、私はああうらやましいなあと
 思っていたら、O田さんがが「いえ」とおっしゃった。作者。
 私もいくつになっても、亡くして20年たつけど、未だに話したいこと、
 一緒に行きたいところ、食べさせたいもの、見て貰いたいものが
 つきません。

同点3席の私の歌

消したいものは
単独では
去ってはくれない
大切なものを
一つか二つ連れていってしまう

 推敲途中で出してしまった歌。やはり、「単独」という表現が硬いなど
 のご意見。「それだけで」のほうが良いと、私も思いました。
 何かをやる時には、大事なものを捨てなければならない・・・そんなこと
 が、たくさんあったもので。

 
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by machako-hamakaze | 2008-10-09 13:55

新老人の会  戸塚の女性フォーラムで開いてます

こちらも今月参加できなかったのですが・・・・
日野原重明先生の「新老人の会」の五行歌サークルです。
K雲さんが代表をされていらっしゃいます。

楽しげに
三ツ巴に飛び交う蜆(しじみ)蝶
幼き子の遊びに見せて
熾烈な恋の争いか
雨あがりの舗道で

 そうですよね。動物や虫たちは人間にとって、遊びや舞のように
 優雅に見えても、実は命の争いということが多いですよね。
 具体的な表現にとてもリアリティーがあって、これぞ五行歌!


墓参り
墓石に
ひょっこり
蛙の子
亡き娘の出迎えか

 お嬢様を先になくされたという、悲しい思いがバックにおありなのに
 なんと、ひょうひょうとした味わい深いお歌なのでしょう。
 さすが、人生の先輩です。


みなとみらいの日本丸
会うたび 見るたび
戦後処理想いだす
苦楽を共にした
女房のようだ

 戦後処理に使われた船を見て、その功罪ともに思い出されて、
 それを、まるで人生を共に歩んでこられて奥様のよう、と表現。
 これも、若いものには書けないお歌です。


作品参加の私の歌。

人として生まれたことを
悲しまねばならぬような
人の所業
人であることが
最後の砦であるはずなのに

 思わぬ高得点をいただいた。昨今のあまりにひどい社会の出来事に
 あまり書かない社会詠を書きました。

 
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by machako-hamakaze | 2008-10-08 16:55