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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
ICELANDia
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【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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<   2008年 10月 ( 13 )   > この月の画像一覧

昨日は藤沢恒例 いも煮会

いも煮会、なんで?と思うかたがいらっしゃるかもしれませんが、
なにしろ、楽しい事は何でもしたい私です。
昔は田舎の友人と多摩川の河川敷でちまちまやっていました。
(あのころはホームレスの人もいなくて・・・)

米子というところに10年近く住んでいましたが、そこでは、息子の
保育園や幼稚園の友達のお母さん達を率いて、なぜか鳥取県で
山形の行事、いも煮会を楽しんでいました。
私が引っ越したあとは、もうやっていないんですって。
昔からイベント好きだったんだあ・・・私(笑)

閑話休題。

藤沢歌会に話をもどしましょう。
歌を楽しむついでに、他のお楽しみも、と先ずはいも煮会を
しようと思いつきました。同じ山形出身のKみちゃんもいてくれて
心強かったしね。みなさんも、どんなものかと興味をもってくださり
今年で6回目になります。

いも煮は、庄内地方の豚肉味噌味と内陸地方の牛肉醤油味の
2種類を作ります。家のガスで炊くのとちがって、かまどでの
味は最高ですよ~

以前は、いも煮を楽しんだあとは歌会をしていましたが、
会場となる部屋が、キャンプ場の集会室で夏の間に使った
すのこに防腐剤をたっぷり塗って、仕舞ってある部屋で、ものすごい
匂いに、頭くらくら~がんがんへ、目はチカチカ、咳はでるわ、めまい
はするわで、もうこの際いも煮だけを楽しみましょう、そのあと、
ちょっぴり五行歌遊びをしましょう、ということになりました。

昨日は午後から雨では?とちょっと不安でしたが、幸いいも煮会の間は
曇りの状態。おかげで、竈の側から離れられない私たちはいつもの年
より楽でした。35人の方が集いました。

まあ、いつもながら皆さんのご協力感謝です。朝早くからいらしていただき
男性の方が薪割り、火入れをしてくださいます。
女性軍は次々と野菜を剥いたり、切ったりと手際よいです。

まあ、いも煮の楽しみはご参加されないと味合えないので、あとからの
お楽しみ五行歌をちょっぴりご紹介しましょう。

折句 「わすれない」

わたしも
すれてないのに
れんしゅうしても
なれない
いいおんな    N子さん(1席)

わたし
すでにぼけてます
れいぎと
なさけは
いまだ健在    S子さん(2席)

わいわい、がやがやと楽しい話
すぐに伝わる
連動する
なんといっても
いいな!仲間は   H田さん(同2席)

わすれないでよ
すきなのよ
れいぎなんて
なくっていいの
いくところまでいこうよ   Kみさん(3席)

わかれても
すえには逢わん
れんげ草
なつ冬越えて
いつかの春に     T取さん(同3席)


一行拝借五行歌 「イケメンだね」

イケメンだね
誰が?
どこが?
ピンとこないのは
ひがみかボケか   T橋さん(1席)

イケメンだね
と 思った
その時
隣りの女房が
勘違いしないでね   S尾さん(2席)

イケメンだね
本当は
いい男すきじゃない
でも
あなたは心のイケメン  M子さん=私(3席)

 てな具合です。
 またハマ風23号に詳細レポート書きます。
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by machako-hamakaze | 2008-10-06 22:45

はなみずき・・・赤い実をいっぱいつけたはなみずきです

ハナミズキが街路樹になっている道を通ると赤い実が
とてもきれいで、可愛いです。鳥たちにも絶好のえさでしょうね。

はなみずきが美しい春日部の町も今は赤い実にあふれて
いるのでしょうか。
なかなか参加できないのが残念です。


前へ 前へ
ただそれだけのこと
力強くて
はかなげで
グラウンドの風になる君

 運動会でしょうか、それとも部活の練習でしょうか。
 若い「君」が走る。「前へ 前へ」と。
 その様子を見る作者の目線が、センシティブです。
 我が子かもしれないが、好きな人への思いとしても良いお歌です。


“長幼序あり”を
かたくなに
命の順序と彼女
それでいいんだ
命のある限りと思う私

 「長幼序あり」ですか。なかなかに今では見ない、聞かない言葉です。
 年長者と若い人の間にあるべき秩序、ということらしいですが、この
 お歌の彼女は、「命の順序」と思っておられる。そのことを「それで
 いいんだ」と言わせる彼女への優しさが、作者にはある。 
 

ツンツンと
飛び出した枝の先端
咲ききれないままの
紫微花の花群に
ひっそりと風がわたる

 紫微花が「さるすべり」だとは、ほとんどの人がわからないのでは。
 解からない言葉があっても、他の表現でわかる(花そのものが解かる
 というのではなく)なら、それでも良いとは思う。
 紫があるので、読み手は紫の花で、ツンツンと飛び出して~と迷う。
 美しい文字だが、なかなかに使うのは難しいかもしれない。
 
 全体的に花のことだけではないと思わせる雰囲気があって、好きな
 歌です。
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by machako-hamakaze | 2008-10-03 16:07

スペシャルゲストで賑やかなさくら会

Sun-Sunからスペシャルに楽しい賑やかなN子さんと、しっとりとした
魅力のU野さんがご参加。
私も久しぶりです。
なんと、この三人プラスK雲さんが、上席をいただきました。
司会のF沢さんは、さくら会の方の上席がないと心配されて(実は
集計も司会の方がされるから、一番上の席はちゃああんとさくら会の
方なのはご存知の上・・・笑)、もうないでしょうね、とジョークで。

そのF沢さんのお歌がすごい!

私の内なる種川へと
不思議な遡上を
始めている
妻となり母となって生きた
遙かな年月(とき)を経て今

 一席かと思えたこのお歌。遡上という言葉があるので、「種川」が
 実際の川なのか、作者の造語なのかわからなかったけど、このお歌を
 鑑賞するのに支障にはならなかった。あとから、江戸時代から種川と
 して鮭の遡上を試みた三面川のことだと知った。
 ご自分の生を鮭の遡上に譬えられた深さ、大きさが心を打ちました。
 「遙かな」とするには時間が短いのでは、という意見がありましたが、
 人の一生の中では、時間の相似になっていて決して違和感がないと
 思いました。


虚と実の間(あわい)を
ゆき来する君達に
聞こえているだろうか
今宵、馬追い虫たちの
懸命に生きる音が

 1、2行目が何か昨今軽薄に騒がしい政界のことではないかと、直感的に
 思ったが、確信はなかったのです。しかし作者はまさしくそのとおりの
 思いで書かれたと。「君達」という表現が、若い人と思った方が多かった。
 あえて、政治家と書かなくても、もう少し解かる表現があれば伝わり
 やすかったかもしれませんね。


どこにも摑まらない
誰にも捕まらない
ゆら~りゆらり
夢見て おしまい
人間やめられないもの
 
 なんとも、儚げな表現ででありながら、しっかりとご自分のスタンスを持った
 方のお歌。1、2行目の同音異句の対照が実にお上手。
 そして、5行目が良いですね。

良い歌そろいの会でした。
6首だったので、点はいれらえなかったのですが、この行がとても良い!
ここをふくらましたら、もっともっと良くなるのでは、とういうお歌がたくさん
ありました。
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by machako-hamakaze | 2008-10-01 21:14