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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
ICELANDia
,
【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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<   2009年 07月 ( 14 )   > この月の画像一覧

火曜歌会なのに、水曜開催

曇り空ながら、日食の日でした。
なんとか島では見えたの見えないのと大騒ぎだったそうですね。

今月は連休で火曜日が休館日でしたので、水曜の開催となりました。
今回はなんと、男性はK雲さんお一人ということでしたが、なにやら
作者は男性のようなお歌もあったりして、賑やかな歌会となりました。


地面にちりばめられる
木洩れ日のすべてに
欠けた太陽が見えるという
初耳の日食の楽しみ方
何としても晴れて欲しい

 ちょうど、先週の新横浜歌会で代表のFみさんが、子供のころに
 体験した日食で、木洩れ日を見ていて感動した、というお話を
 伺ったばかり。さすがFみさん、子供の頃から詩人だ・・・と感心
 していました。このお歌はだから、ご一緒したK雲さんかと
 思っておりましたら、K雲さんは私の歌だと思ったそうです。

 じつはH野さんのお歌。でも、H野さんはすこしながら、肉眼で見られた
 そうです。運の良いかたですねえ。


慣れぬ手つきで
結ばれた黒いネクタイ
もう一度顔が見たい
急(せ)く気持ち握り
27歳の友のもとへ真昼中

 多分作者の息子さんがご友人の通夜に急がれる姿であったでしょう。
 ちょっと解かりにくいお歌でしたが、よく読めば、すべてのことは
 詠っておられます。思いもかけず、お友達を失い、葬儀に行かねばと
 焦り急く気持ちが「真昼中」という言葉にもこもっています。


台北の
夜市を案内しながら
「日本のお母さん」と
知人に紹介してくださる
留学生だった李さんが

 このお歌も喜びと感動に躍動しているような5行目があります。
 かつてお世話されたのであろう、「李さん」がそのふるさとでは
 作者を「日本のお母さん」と誇らしげに、嬉しげに紹介してくださる
 作者はうれしくて、うれしくて・・・
 読む私にもその喜びが伝わってきました。


私の歌

ま夏でも湯豆腐だ
鍋のまん中に
たれ入りの湯のみを置く
父一番の好物
もちろん木綿

 亡父の好物はトマト、湯豆腐、夏のうどん、それにおでん。
 田舎では鍋のまん中にたれを置きます。家族みんなで使うのです。
 結婚して夫がすぐに湯のみを自分にとって、一人で使うのを見て
 とてもおどろいたのを覚えています。
 テレビで京都の湯豆腐の食べ方をみていたら、やはり鍋のまん中に
 たれを置いていました。


明日から三日ほど友人と小旅行にでます。
歌ができればよいけど・・・
帰ったらまた歌会ラッシュです。
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by machako-hamakaze | 2009-07-28 17:08

新横浜歌会

ちょっと久しぶりですが、出席しました。
S藤さんがご家庭のご都合でしばらくお休みされるとのことで
寂しかったですが、SUN-SUNのⅠ井さんがご出席くださいました。


ふとしたきっかけから
クルクル転がり出てきた記憶
完全に忘れて果てていた
ひとつの世界
時の裂け目に落ち込んだような

 こういう感覚はわりとよくあり、歌にしたくなるテーマです。それだけに、
 この世界、感覚は好きなのに、ちょっと表現へ違和感を感じると共感が
 できなくなる、案外と難しいテーマでもあります。むしろあたりさわりの
 ない表現のほうが点数的には入るかもしれません。

 でも、この作者のように、果敢に一つの世界に挑むほうが良いと
 思います。

 まずは見た目で、「クルクルと転がり出た」と「裂け目に落ち込んだ」
 という相対する表現へちょっと違和感があります。
 「記憶」が「落ち込む」と読んだときに生じます。
 1~4行目まで一気に読んで、5行目、と読まないとこのお歌は
 解かりにくくなります。記憶のあとに、助詞を補ってみられたら
 ぐっと引き寄せられるような気がするのですが・・・


アドリア海を望むレストラン
一生のうち一週間だけ
共に過す人たちの
解き放たれた
笑い声響く

 こうして横書きにするとよくわかりますが、1行目から5行目までが
 波打ち際のような感じもしますね。
 友や家族とではない他人同士の海外ツアーの一こまをロケーションも
 良いレストランでの、解き放たれたような笑い声。心から笑っているのでは
 ないかもしれないけれど、この時を笑いで過さないでどうしようか、という 
 思いも感じられます。無駄のない表現で余韻も感じられます。


尾も白くない
黒い犬
尾も白い白い犬
どちらの犬が好き
勿論オモシロイ方

 落語や笑い話にある「お前の話しは黒犬のオイドや(ケツや)」というのを
 ふまえたお歌ですが、3行目からがなかなか「オモシロイ」です。


歌会終了後は代表のFみさんが楽しい虫食い五行歌を用意してください
ました。雑誌「ハマ風」や「南の風」から、地名の入ったお歌を探して
くださり、そこを埋めていくのです。10問中1問は難問すぎると、9問で。
私は6問正解しましたよ~
 
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by machako-hamakaze | 2009-07-26 16:56

横浜歌会

私は家のリフォームで、職人さんが7時くらいまで頑張ってくださってる
もので、外出ままならず、欠席をしてしまいました。

珍しく20人を切った出席者です。
男性10人、女性9人です。
鎌倉歌会に出席されたⅠ田さんは、女性が多いので圧倒されました、と
おっしゃってましたが、いつも横浜とか男性の多い会にいらしてると、
確かに、他の歌会は女性の多さに驚かれるでしょうね。
逆の場合は横浜の男性の多さにびっくり!でしょう。
うれしいのかな、気後れしちゃうのかな?


カッカ カッカ カー
同じ二本足なのに
翔べもしないし
無駄ばかりして・・・と
鴉が嘲っている

 賢い鴉のことですからね。きっとそうですよ。
 あのクリーニングの針金ハンガーで作った巣をみてくださいな。
 なんというエコ魂。


何年も音沙汰なかった顔が
続々集まる
仲間の
お通や
元気だったのにな

 お仲間のお通夜に参列されたときに、次々に集まってこられるしばらくブリの
 お顔をみて、なくなられた方がお元気でおられたら、こうして集まることも
 無かったなあと、ふっとつぶやかれたお歌。
 皮肉なものですよね。元気な時に集まって置けばよかったと。


笹の葉に結ばれた
妻の書く
「五行歌がうまくなりますように」
の短冊を見つけて
ひとり照れ笑い

 なんと、すてきな奥様でしょう。ご夫婦の愛情あふれるお歌です。
 作者はお歌はお上手なのですが、奥様からすれば、もっといい点を
 もっと上席をご主人にとらせてあげたい・・・という優しいお心から
 書かれたのでしょうね。

 4行目の「の短冊を見つけて」ですが、3行目が長いので4行目にもってこられた
 のかもしれませんが、ちょっと詰まった感じがします。4行目にもってこられる
 のでしhたら、「の 短冊をみつけて」と一マスあけらるとすっきりされると思い
 ますが・・・


あんなに激しく
会合で議論し合った
男性二人が
仲良く帰って行った
それでいい

 そうですよね。議論は議論、相手が嫌いなわけではない(もしかして嫌いかも
 しれないけど、そこは大人)
 こういうお付き合いができなければ、世の中争いばかりになってしまいます。
 議論の最中はドキドキされていた作者が、帰りはほっと胸をなでおろし、
 ああ、大人だったなと。きっと作者よりお若い方たちだったのでしょうね。
 作者も大人です。


私の欠席歌

ためいきは
やっぱり CO2?
穏やかでいられたら
エコって
ことかな

 ふかぶかとため息つくことが重なった時に、ふと思ったことです。
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by machako-hamakaze | 2009-07-24 09:56

追伸 FM鎌倉

今日は新横浜歌会に行きました。
結果はまた今度ですが、Ⅰ城さんがFM鎌倉から放送のCDを
いただいたので、みなさんで聴きました。

Ⅰ城さんのお歌は前回書いた2首読まれましたが、他にも朗読して
くださったお歌がありましたので、ここでご紹介します。

今回FMに連絡してくださった鎌倉歌会のY山さんのお歌。

バターも溶けた夏
あの頃
私はひとり
東京に居た
扇風機ひとつで

 歌会に出された時、私の歌集を読んで触発されて作りました、と
 言ってくださって、光栄に思ったものでした。たしか1席でらしたのでは。


数十年ぶりで踏む真白な雪
マンツーマンのスキースクールへ
74才にして
初めて学ぶ
いつの世でも一年生

 そうですそうです。良くこのお歌を読んでくださいました。
 真鶴にお住まいのお元気なY田さんのお歌。


服部の時計が
鳴ってる と
はしゃぐ老母(はは)
銀座4丁目の交差点は
青春の証なのだ

 SUN-SUN代表のN子さんのお歌。親孝行さんで、この日は
 お母様のお好きなうなぎをたべにいかれた時のことだそうです。


いやあ、良いお歌そろいの中で、ジョッキーの方もなかなかお目が高い!
本音を言うと、ずっと時間を掛けても全部のお歌を読んでくださると
良かったなあ・・・と贅沢なことを考えた私でした。
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by machako-hamakaze | 2009-07-19 21:09

鎌倉歌会

今回も鎌倉生涯学習センターでの歌会です。

展示会での鎌倉歌会の皆様中心のお手伝いを感謝いたします。
FMかまくらの方がいらしてくださったのですが、Ⅰ城さんのお歌を朗読
してくださったそうです。とても楽しいお歌だと気に入られたようです。
そのお歌をご紹介しましょう。


ウォッカに
ブエナビスタ
馬の世界も女性上位
ヒヒーンといななく
アマゾネス


閉店間際に現れた
おつとめ品の野菜たち
いとしく切ない青緑
「カモナ・マイ・ハウス」
私の家に行きましょう

 Ⅰ城さんらしい、素敵なお歌でした。


さて、鎌倉歌会のお歌にいきましょう。
今日は新横浜のFみさんがいらしてくださいました。前回ご出席では
1席でしたが、今回も何と1席です!
ハマ風をお楽しみに。


幹の明細柄と
大ーきな葉っぱは
プラタナスの
親心
可愛い子鈴を守っている

 プラタナスという木をよくよく観察して、愛してらっしゃる作者だと思い 
 ました。以前この作者のお歌で「ユリノキ」を知ったという方もいらして
 草花、野菜歌人(ご両親を詠われても快進撃)のH野さんのお歌でした。
 あの可愛い実を大きな葉っぱが親心で守っているとう発想が素敵です。


五行に並ぶ
景色がいい
空間がいい
自由がいい
五行歌の魅力

 五行歌の魅力をまさに、すっきりとわかりやすく言い尽くしてくださった
 お歌です。2~4行目までの「いい」に思いがこもっています。
 台所や人の生活の場でのお歌を得意とされる作者の実感ですね。


蚊取り線香、かき氷
打ち上げ花火、風鈴、ゆかた
五感が待ち構える
夏よ来い
   早く来い

 前2行で、夏らしいものを並べられた・・・と。ところが、さすがFみさんが、
 嗅覚、味覚、視角、聴覚、触覚の五感のものをそろえたのですね、と
 質問。なるほど!そこまで読めませんでした。作者にうかがうと、たしかに
 そのとおりです、と。
 
 そこまで読みこまれたFみさんの力はすばらしい、と思いましたが、
 気が付かなかったのには、少々理由があるかと思います。
 一つはそれぞれが、一つの感覚ではないことがいえます。
 二つめは、1,2行が名詞止めになっていて、夏らしいものを並べただけと
 とられやすかったからだと思います。
 2行目の最後に「の」をいれると、それぞれが紛れなくなるのではと。

 作者はそれも考えたのですが長くなりすぎるので、でも、行わけを考え
 なおして、「の」を入れてみます、と。
 
 
欠席歌から

山の頭を撫でるように
厚い雲は
まだ居座っている
柵のこちらから
緑のトマトが窺う

 遠景と近景をうまく取り合わされたお歌。
 トマトが柵越しに、厚い雲を窺っているという、雲とトマトをダブルで擬人化。
 トマトが窺うのは雲ということが、もう少しわかりやすいと、面白さが伝わる
 のでは。


良い場所を
猫に取られて
その側で
うつら、うつら、と
日向ぼっこ

 なんとものどかな風景です。これは見ている人からと読んでも、本人と
 読んでも良いお歌です。
 猫をどかさず、猫に取られて・・・ではなく、猫に譲った作者のやさしさも。
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by machako-hamakaze | 2009-07-18 12:25

日曜歌会

自分が代表の歌会なのに、また間抜けで、歌会SUN-SUNより
早かったのに抜かしてしまいました・・トホホ

それに、17人のつもりでしたのに、突然K野さん現る!
実は会場への道々、H野さんやA野さんと、K野さんは見えないです
ねえ・・・と話していたばかりでした。

先月ご出席予定がだめになり、来月に、とメールいただいていたのを
すっかりぽっかりだだ~んと忘れていました・・
K野さんにはホワイトボードにお歌を書いていただいてのご参加でした。
大変失礼しました。

なので、最初にご紹介いたしまする。

モウ少し煮タホウガ・・・
何っ?四十年プロ主婦料理に
意見か!
メ、メ、滅相モナイ・・・ゴメンナサイ
分かればよろしい

 こんな事書いておられても、以前は歯医者からお帰りになったばかりの
 奥様に一言、キンピラゴボウが食べたいと抜かし(あら、失礼!、おっしゃり)
 奥様、歯痛でご自分は食べられないのに、すぐにお買物にいかれたという。
 聞くも涙、語るも涙(笑っていましたね)の夫婦情愛物語・・・


トーモロコシは
皮をむかずに
新聞紙の並べ
孫の
到着を待つ

 なんともお孫さんが可愛くてしかたのない方のお歌だというのは一致した
 意見でしたが、このお歌はお孫さんに皮を剥かせてあげたいという
 おばあちゃま心だったと見抜いた皆様。私は直前まで剥かないほうが
 おいしいから、とばかり思っていました。H野さんには孫はいないけど、
 それくらいわかります、と言われちゃった・・・トホホ
 だって、食い気のまさこだもの。


梅雨空に
色とりどりの
傘が舞う
まるでマーブルチョコを
ばら撒いたように

 これもおいしそうなお歌・・・じゃなかった、うっとうしい雨の日でも、こんな
 楽しいこともありますよ・・・というお歌。
 ひとしきり、マーブルチョコの話題に。Ⅰ城さんはコマーシャルソングを歌って
 くださいました。


葉の裏道を通る風に
乗り合い
すずめとメジロが
小枝駅に到着
さて、ここからは東へ西へ

 とっても好きなお歌でした。
 すずめとメジロは大きさも似ています。その動きも同じようだったの
 でしょう。
 「風に乗り合い」そして、「東へ西へ」で歌の心がはまりました。


私の歌

曇り空の
下でも
鮮やかさを増していくように
光放つ
草木の緑だ

 どんよりと曇った空の下、6月の緑はそれでもどこから見つけるのか
 ちゃんと光を放ちます、光っています。
 自分ではとても好きな歌です。 
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by machako-hamakaze | 2009-07-16 14:23

来月はもう一周年を迎えます・・SUN-SUN

太陽のように明るい代表さんであるN子さんのもと、歌会SUN-SUN
は、もう一周年を迎えます。

講座から生まれた歌会ですが、応援の方も多くいらっしゃいます。
来月の一周年は30分早く始めて、2次会にも力が入りそう(笑)
みなさん、ご参加お待ちしております。


こってり煮魚 空芯菜
なんでものっけて頬張る
活力溢れる
顔 顔
ご飯の国の人達

 煮魚とあったので日本のことかとも思ったけれど、空芯菜とくれば
 アジアの他の国のことでしょう。それに、日本でものっけご飯とかが
 はやっているけど、このお歌にあるような「活力溢れ」ていたのは、
 もう少し前の時代のことのような気がします。

 ベトナムへいらしたときのことだそうです。
 思わずなまつば飲み込むような、おいしさが感じられます。


鯵の開きの焼き時間を
七分にすればよかった
なんて考えていたら
また今夜も
不眠症

 7分にすべきか8分にすべきだったか、それが問題だ!

 眠れない時は、つまらないことが頭の中をぐるぐる廻って、現実で
 解決できなかったことは、やはり眠りにつく前の頭の中でもやはり
 解決つかず、結局眠れない。
 不眠をうまく詠われたと思うのですが・・・
 5行目は「不眠症」でないほうが、と思いましたが、作者は長い
 不眠症なので、とのことでした。


一四九・五センチ
検診でいわれた
背たけ
また縮んでしまった
テーブルが高くなる

 年齢がいくと、本当に知らず縮んでしまいます。生活面では確かに、
 テーブル、台所・洗面所など、不便を感じることが多いかもしれません。
 たった1センチ縮んでも、老いを認識するようで、不便なだけでなく
 そこはかとなく、悲しさも漂います。
 火曜歌会のK子さんはテーブルが高くなればテーブルの足を切り
 椅子も足がとどかなくなれば、椅子の足もきり、切り抜けていらっしゃ
 るようです。もちろん、切っていただくそうですが。
 
 身は縮んでも心の縮みはないようにしたいもの。Ⅰ泉さんなら
 大丈夫ですよ~


私の歌

読むべきところを
指差しているに違いない
頭のない
彫像が
永遠(とわ)の課題を出している

 昨年ルーブルで観た彫像のことです。頭はなく、左手に本を持ち、
 右手の指でその本のある場所を指していました。ここだ、ここだ、読む
 のだ、読まないと!・・・と現代人への警鐘のように思えました。
 でも、言葉足らずだったかな・・・
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by machako-hamakaze | 2009-07-13 21:41

7月最初の歌会「ハマのうたかい」

前回ご見学のSさんもハマ風ご入会で今回はお歌も出されてのご参加
です。
うれしいことです。


今年もツバメが来て
文化財にしたい程の
白壁造りの家を作り
知らぬ間に巣立って行った
来年も又、ここで逢えると良いね

 ツバメの巣を「文化財にしたい程の/白壁造り」という表現が効いています。
 何かを見たとき、子供はそれを直接あらわす言葉を知らなかったり
 知っていても直感で、○○みたい、と感じることが多い。歌を作ると
 そういう表現が多いのですが、大人は直感をなかなか言葉にしない
 のですよねえ。もったいないことです。それこそ歌になるのに。

 この作者は、ツバメの巣を見事に表現されました。


工房はおさぼり
うたは堂堂巡り
外は じとーっと雨だもの
こんな日もあるね と
友にメールして 妙に落ち着く

 この時期の雨の日の作者の思い、心の動きを素直に書いておられます。
 特別な言葉もなく、淡々と表現して、秀作になっています。


たった一つの料理レシピで
友達の輪を広げる娘(こ)は
「教えてもらって
  よかったわ」と一言
親冥利をかみしめる

 とっても好きなお歌でした。
 難しいことはいらないのです。親と子、友達の輪、簡単なこと・・・だけど
 心のこもったこと・・それさえあれば、たいていはスムーズに行きます。
 なんて、素敵な母娘さんでしょう。うらやましいです。
 どうぞ、たっぷり親冥利をかみしめてくださいませ。


私の歌

ちゅるるるるーぶるるー
駅前の木々を席巻し
フン撒き散らしても
まだ ご不満ですか
巻き舌で鳴く 椋鳥よ

 いつも利用する駅前の木々にたむろする椋鳥たちです。
 もう、コンビにまえの屋ンキーのように感じています。
 しかも、いつもの甲高い鳴き声ではなく、ほんとに
 巻き舌で鳴いていたもので、まだ何かあるのかい?と
 ふんがい(糞害・・笑)してつくりました。
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by machako-hamakaze | 2009-07-11 22:01

6月22日のことでしたが・・・コスモスの会

患者会コスモスの五行歌サークルです。
コスモスの会員さんでハマ風の投稿会員さんでもあるH原さんが
世話役をしてくださってます。
O方さんはご意見番かな。

この日は朝から雑誌の取材が入ったそうです。
五行歌サークルが始まってもしばらくはいらっしゃいました。

こちらの会はがんの患者さん、そしてそのご家族の方たちの
ための会です。県立がんセンターで最初の患者会だったそうで
いろいろとご苦労もあったようです。そして、私もお邪魔する
ようになって数年たちました。別れも経験しました。
でも、皆さんの、明るく前向きさにかえって元気をいただきます。

コスモスの会からたくさんの方がハマ風にご入会してくださってます。
胸にひめていた思いを書いてくださっています。

純粋にコスモスの方のお歌を紹介します。
今日始めて書かれたかたも何人かいらっしゃいます。

日本語の読み方
銀行見学時からの疑問
「日本銀行」を
貴方ならどう読みますか
ニホン・ニッポン銀行

 意表をつかれたお歌でした。NHKではこうです、とか「だいにっぽんていこく」
 のイメージがあるからどうの、とか。
 今はどちらでも良いということになっているそうです。


いつもなら
昼ねしている頃なのに
椅子に、すわりて
歌など しるす
たまには 良いと思いけり

 初めての方で最初はご見学だけ、と言っておられたのですが、是非!と
 お願いして書いていただきました。いつもは本当に昼ねしてるので、話しの
 途中ちょっと居眠りしました、と正直な方です。文語調がかえって効いて
 いますね。


亡き子等に
私の生きる術をもらいながら
日々、感謝の気持ち
ボランティアに励むこの頃
させてもらい、ありがとう。

 つらいご体験の中から、ボランティアをされ、そしてまたさせていただく、という
 謙虚なお気持ちが美しいです。


札幌で
白いものがたくさん飛んでいた
何だろう
あまりの多さに驚いた
ポプラの綿毛

 へええ~ポプラって、綿毛があるんですね。それが雪のようにたくさん飛ぶん
 ですか?一つ教えていただきました。札幌ならではの、ご体験ですね。
 H野さんにうかがったら、本当にすごいそうです。


七ツ下でも兄嫁は兄嫁
腰は九の字で
三本足でも
曇りなき笑顔で
義妹に説法する

 この作者は初めて五行歌を書かれたときは、原稿用紙1枚分くらいの
 長さのお歌でした。それだけ胸の内にたまりにたまったものがあったの
 でしょう。何度かいらしてくださるうちに、すっきりとしたお歌をかかれる
 ようになられました。でも、実は2首かかれました(笑)


ソラ豆が旨い
そんな季節は緑に安らいで
波と打ち寄せる憂いも
一時遠くなる
ソラ豆が旨いから

 一行と五行目が効いています。
 憂いがあっても、人は生きられます。なにか喜びがあれば。この方にとって
 ソラ豆の曇りなき旨さだったのですね。


アガパンパスって
さっさと咲かないのね
スクッと一本立ちし
雨ん中
しずかに咲くのね

 雨の中にスクッとたって咲くアガパンパス(実は知らないお花ですが)に
 思いを馳せました。


つゆ雨を
これなんだと
きょうも
やまめに
会いに行く

 つゆだろうが、なんだろうが、大好きな渓流釣りに行くのです。
 でも、放してあげるのですって。
 おいしいのに・・・とは私のつぶやき。

皆様、ありがとうございました。



 
 
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by machako-hamakaze | 2009-07-09 19:12

さくら会

またやってしまいました。
家のリフォーム中で、早く更新しなきゃとあわてて、逆でした。
はなみずきさんよりさくら会さんが先だったのに・・・
ごめんなさい。


人数が少ないとどうしても、同席の方が増えてしまいます。
きびしい結果です。

風も冷たくなって
黒い雲がどんどん
空に広がって
そこへやっと来た ホッ
初一人暮し息子のメール

 外の天候の変化への不安と、初めて一人暮らしを始められた
 息子さんの心配が重なって、少々オーバー気味に歌は進みます。

 でも、家も一人息子が一人暮しを始めた時、連絡が全然なくて、
 電話をもたせなかたせいで、親のほうがめちゃめちゃ心配。
 ものを送っても返事がなかなか無かった時は、もう腐乱死体にでも
 なってるんだあ・・・と警察に電話を掛けようかと思ったくらいでしたから
 この作者の気持ちもわからないではありませんが・・

 少し長くなりますが、「ホッ」は5行目の後のほうが、歌としてすっきり
 するのでは。


食欲や色欲よりも
旅欲の人は
まだ若いとは昔から
いつまでも
人生を旅していこう

 「旅欲」ということばは始めて知りました。
 旅したい、旅したい、ということでしょうかね。面白いです。
 普段そんなに思いませんが、去年初海外のあと、かなり、また行きたい!
 という思いが強かったです。
 
 昔からそういわれているということであれば、3行目をもう少しわかりやすく
 できると思います。
 そして、本当の旅を詠っておられたのに、4,5行目で人生の旅と取られる
 表現になっています。どちらかはっきりされたほうが、良いと思います。


今日は良いお歌なのに、何故かな?と思うお歌へのミニプチヒントでした。
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by machako-hamakaze | 2009-07-08 19:13