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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
ICELANDia
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【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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<   2009年 07月 ( 14 )   > この月の画像一覧

はなみずき

来月は一周年を迎える「かすみそう」歌会との合同です。
いつもご無沙汰だから、8月はうかがいますね。


にぎやかだった蛙の合唱
埋め立てられて住宅地に
「また一つ
 田んぼが消えた・・・」
と、遠くで嘆く声がする

 とても良いお歌なのに、あれ?点数が・・と思いました。
 もしかして問題は2行目?賑やかだった合唱と1行目にあるのに
 「住宅地に」と来ているからかも。2行目を受けるためには1行目の
 主役は田んぼであったほうが良いでしょう。

 あとはとっても素敵なお歌です。
 蛙の合唱を聴きたくなりましたよ~
 壊されていく日本の風景を詠う社会詠でもありますね。


Tシャツ、パンツ大好き娘
小三で断たれた手作り服
淋しかったけれど
せっかく作ってくれて悪いけど の
言葉に慰められて

 手作りの可愛いワンピースなどを縫っておられたのでしょうね。
 でも、今風のTシャツとパンツが着たい、渋谷の109あたりの
 デザインの?
 でもこのお嬢さん(お孫さんかな)は、ちゃんと挨拶のことばを
 心得ている。いつか、また作って、とおっしゃるような気が 
 しますが・・・


さらりとした
涼を感じて
ふと振り返る
風の流れに
白大島の人

 絽とか紗の着物の粋で涼しげな様子は目に浮かびますが、白大島ですか?
 着物にはうとい私は白い大島と思っていましたが、泥染めにしないで絣の
 模様を浮き上がらせたものとか。
 作者はさすが、染めをお仕事とされてらっしゃるY田さんでした。
 通りすぎた時の風の流れも違うのでしょうか。きっと着こなしもすてきな
 方だったのでしょうね。
 
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by machako-hamakaze | 2009-07-08 17:40

新老人の会・・戸塚歌会

M野さんのご友人のA利さんも私の友人も定着してくれて賑やかになって
きた戸塚です。
K雲さんのお人柄とたゆまぬ努力のお蔭ですね。


「好きな植木 いいだけ選んで」
母の日 園芸店で
娘の一言に舞い上がる
「家の庭木もう満杯だからネ」
いつもの夫の言葉一瞬遠のく

 会話体がとても生き生きしています。娘さんのやさしさと作者の喜び
 その場にいらっしゃらないご主人のご様子も目の前で見ているよう
 です。この作者の独特の生きた表現です。長いようですが、無駄は
 ありません。

 何気ないことを歌にするときは、これくらいたっぷり書いた方が良いの
 です。これを短くすると、感動が伝わらないことが多いです。


窓 しめた
火 消した
鍵かけた
財布持った
一人住まいの指さし確認

 ちょっと間違ったら標語になってしまいそうなお歌ですが、3,4行目と
 すすんで、5行目を読むとき、この作者の決意のようなものが見えます。
 このどれかを忘れることがたまに出るようになった私(トホホ)
 年齢がいった証拠です。

 最愛の奥様をなくされた作者のお歌ですが、
 いろいろな活動を積極的にされながらも、奥様を一人にできないと
 歌会あとのお茶も飲まれないでお帰りになるのです。


美味しいよ 美味しいよ と
ひなびた温泉(ゆ)の里の
朝市は
採れたて野菜と
元気ばあちゃんの掛け声と

 朝市で出会った元気な売り子のばあちゃんの姿が目に見えます。
 朝市の「コピー」に使えそうなお歌。
 だからこそ、あと一つ、欲しい気もします・・・いえいえお土産では
 ありませんよ(笑)


私の歌

妻は妊娠してるんだ
押さないでくれ と
凛々しく若い父親がいう
あのー 後でおばちゃんが
つぶれてるんだけど

 この「後でつぶれてるおばちゃん」が私です・・・涙いや笑・・かな?
 駅のエレベーターでの出来事。
 
 足を捻挫中だったので、いつもは
 階段利用なのですが。妊娠中の奥様をいたわる彼はすてきでしたが
 他の人のことも念頭におくことも・・・ね、と書きました。
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by machako-hamakaze | 2009-07-07 08:38

新横浜歌会

家の用事で外出しないといけなかったので、せっかく前月1席
いただいたのですが、欠席でした。
こちらも少数精鋭です。


いのちって
紙みたいでも困るけど
石のようでも重いかな
背負子にみあった
それぞれの感触がいいかな

 そうですよね。人のいのちって、とっても軽かったり、重かったり
 自分も人も決められないですよね。でも、自分が意識するいのちは
 自分らしくあること、かもしれません。
 せめて歌の世界のいのちは真に自分らしく、といきたいですね。


熊本のこうの鳥かご
赤ちゃんはどうなっているのだろう
元気にすごしているよね
幸せに暮しているよね
信じ祈っているよ

 事情はそれぞれあるのでしょう。そして命が奪われることよりも、と
 赤ちゃんポストができました。
 もちろん、生まれた赤ちゃんは元気に育ってほしい。本当に
 手放したくて手放したのではない、と思います。
 
 今のような時代では、もっと学校できちんと性教育をして、行動の
 結果を教えてほしいものです。もちろん家庭でも姉妹のような親子
 仲の良いのはけっこうですが、厳しい言葉になっても本当の意味での
 親の教育をしてほしいです。それが、愛情ではないでしょうか。


白か黒か
イエスかノーか
そんなに迫らないで下さい
中間の色合いにこそ
深い味わいがあるのです

 中間の色合いに深い味わい・・・・というのは否定しません。
 何でもそうだとは思わないのです。
 やはり白か黒かイエスかノーかを決めないとならないときは
 あるとおもうのですよ。
 このままだと、読み手に誤解を与えるかもしれません。
 もうちょっと具体的なところがほしいです。あ、迫ったかな?
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by machako-hamakaze | 2009-07-03 13:32

秋には横浜歌会は2つになります

いつも25人以上で大盛会で楽しい横浜歌会ですが、やはり、1首に2人
くらいしか、コメント伺えない、コメント言える回数もすごく少ない、という
ちょっとしたストレスがあります。

参加される皆さんも月に横浜歌会だけに参加という方も多く、もう少し
ご自分のお歌への皆さんのご意見をたくさん伺いたい、自分も
もっと発言したいというお気持ちがあると思います。

Ⅰ田さんが代表をお引き受けくださり、横浜ナイトⅡ(勝手に仮名つけて
ますが)が9月から発会します。
紳士のⅠ田さんが代表ですから、品よく・・・もっとも紳士はいやだと
おっしゃってますが(笑)


膝上二十センチの
ミニスカート
まーるい太ももが眩しい
本を取り出し
観て見ぬふり

 大うけのお歌でした。女性でもそういう場面では目のやり場に困ります
 から、まして男性だったら・・・ですよね。でも「観て見ぬふり」という
 からには、しっかり観てはいらしたのね、K川さん・・と思いきや、なんと
 作者はあの紳士のⅠ田さんではないですか。
 ここでも脱紳士宣言されました。勘違いしてごめんねK川さん(笑)


語呂合った語感
洒落飛ばす粋(いき)
韻ふんでリズミカル
日本語コレクションに
はまった はや八年余

 もう、お名前つきのお歌みたいでした。
 言葉にこだわり、言葉をとことん学んで遊んでのご存知M木さん。
 前3行、よくぞおっしゃってくださいました。


昭和ひとけたの
父の後姿が
理想
こりゃ、ダメだわ
相手がいない

 そうか、昭和ひとけたのお生まれのお父様だったのですね。私の父は
 明治36年うまれでした。そこだけでも感慨が・・・
 お父様を理想とされて、そうするとお相手がいない・・・作者は見えて
 きました。すてきな彼女が結婚されないわけも解かりました。
 いつも上席なので、好きなお歌でもなかなかご紹介できなかったO田
 さんのお歌初登場かな。

 でも、どこかにあなたを待っている人が・・・・



手入れもしない
乱雑な庭でも
花々は
勝手に咲いている
八十歳の独り住まい

 英国式ガーデンでしたっけ?日本庭園とは全然ちがう一見乱雑にみえる
 植え方。もちろんこれは手入れをしないわけではないのですが。
 この方もきちんと揃った手入れはされないでも、それなりにお花は季節が
 くれば咲いている。自由な感じが良いですよね。お元気でおられるかぎり。

 作者のことではないとのことでしたので、やはりお歌としては、そのことが
 わかる表現をとられたほうが良いと思います。


欠席歌でしたが、我らがK原さんを詠ったお歌がありました。


並ならぬ試練を
軽妙な語り口に変換して
人の心に灯りを灯すあなたの 今日が
HAPPY BIRTHDAY 
図書館でみつけた著書で知りました

 ハマ風編集長のYさんのお歌。朗読歌会などで、大変なご経験をまさしく
 軽妙に語られて印象深かったのでしょう。そのK原さんのご本を図書館
 で見つけられたその日がちょうと彼のお誕生日だった・・・えにしですね。 
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by machako-hamakaze | 2009-07-01 09:41