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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
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【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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<   2009年 10月 ( 12 )   > この月の画像一覧

新老人の会 戸塚歌会

明日は茅ヶ崎での恒例いも煮会です。
おかげさまで、明日は晴れの予定。
たくさんの方がご参加です。

翌日から私用で三日間ほど留守になるので、続いての更新です。


みそ汁の焦げ付き
魚の黒焼き
風呂水の出し放し
放心物忘れ
一人住まい妻恋し

 こころ打たれます。
 この歌会ではこのお歌だと作者はすぐにわかります。
 でも、分かっていても、切なさが伝わって感動します。
 
 奥様をなくされて、家事をすべてご自分でなさるご高齢の方なのですが、
 お歌に、ただただ悲しいとは詠われないのです。
 
 前向きに、日常をこなし、失敗はされるものの、してくれる人がいない
 からと奥様を恋しがるのではなく、日常をされながら、ともに過してきた方が
 いらっしゃらない・・・その悲しさ、切なさを詠われるから感動を呼ぶのだと
 思います。
 

開発にとり残されて
孤塁となった丘の寺に
「古武士」と言われた
亡父が眠る
「本望だ」の声聞こえそう

 お寺やお墓のすぐ間近まで開発の手が伸びて、一種異様なまでの風景に
 なってしまったのでしょう。
 そこに眠る「古武士」と言われた作者のお父上。
 たとえ、その方お一人のお墓になろうとも、「本望だ」とおっしゃりそうな・・・

 作者も女性ながら、「古武士」の佇まいのU野さんでした。


「今 駅で厚化粧の女から
ガムを貰ってしまった」
帰るなり不可解な
息子の言葉
妹が初めて 口紅を塗った日

 このお歌の中の人間関係がわからなかったという方が多かった。
 「妹」さんというのが、作者の妹さんだったと思われたらしい。
 
 私はそれは分かって、妹が口紅しただけで、変わったとはいえ、妹と
 わからず、「厚化粧の女」なんて言うお兄さん(作者の息子さん)は、なんて
 純情なのでしょう・・・と・・・笑。
 
 とんだ勘違いです。当然、お兄さんは分かっておられたのですが、いままで
 スッピンしかみたことのない、妹さんの口紅姿を見て、即「厚化粧の女」と
 他人のような言い方をした素晴らしいユーモアだったのです。
 
 駅で、厚化粧、ガム・・・と三代話のようにくると、時代が急にさかのぼって
 昭和の終戦当時の雰囲気がしてしまって、余計に勘違いがすすんで
 しまったようです。なんて、終戦当時をリアルタイムで知っているわけでは
 ありませんので、念のため(笑)


私の歌

あらま 縮んだわ
いやだ 増えたわ
検診の量りの前で
おばちゃん
ひとりごと

 こちらの歌会で初めて一席いただきました。
 お笑い一筋で来た甲斐がありました(笑)

 体調不良で行った先の医院で、特定検診をうける方が大勢でした。
 おかげで2時間40分待たされました。
 その間に、こういう風景を2度ほどみたので、面白くて書いたのですが・・・
 実は、私も受けたら、同じだろうな・・・だから、この「おばちゃん」は作者の
 私であっても良いのです(涙)
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by machako-hamakaze | 2009-10-03 17:21

歌会「はなみずき」

こちらの会では、出席ができなくても、紙上参加という投稿方法があり
事前にプリントを送っていただき、採点してコメントも書いてお送りすると
歌会出席と同じ扱いをしてくださいます。

そのために、少し締切が早くなっていますが、遠方の方で、どうしても
出席が出来ない方はこの方法ですと、自分の歌への歌会の評価が
はっきりわかりますし、代表さんがきめ細かく、コメントを送ってくださるので
とてもうれしいです・・・って、なかなかその紙上参加もできない私なの
ですが。

ご興味の或る方はどうぞ、代表さんあてご連絡くださいませ。


五行歌
始めて見たものの
奥深く
コメントのキャッチボールで
歌も甦る

 五行歌というものを初めて見られたのでしょうか。それとも、五行歌で
 初めて見た表現だったのでしょうか。
 多分後者ではないかと思うのですが、あまり解らなかったお歌も
 皆さんのコメントのやり取りで、生き生きと作者が詠いたかったことが
 わかってきて、甦ったのでしょう。

 歌会の良さですね。
 コメントが行き交わない歌会はさみしいものです。
 1行目に助詞を補うことで、五行歌が初めてだったのか、内容が
 初めてだったのかの区別がつくようになると思いますよ。


私の眼が貴方にくぎづけ
褐色の艶に誘われ
あ~かぶりつく幸せ
今日は出会えてよかった
みたらし団子さん

 私の琴線(主にお腹にある・・・)に触れましたねえ(笑)
 艶のある褐色とあるから、南国のイケメンかと思いきや
 思いっきり日本男子・・いや、だんご!

 大好きなお歌でした。出席していましたら、2点献上。


母と娘
二人の時間
長年の空白は
一杯のコーヒーでは
まだまだ足りないみたい

 一読、作者が母の立場なのか、娘さんの立場なのかわかりません。
 でも、どちらであろうとも、長年離れておられた母子が二人の思いの
 空白をとりもどそうと、見つめあいながら、一杯のコーヒーを飲む。
 交わす言葉はたくさんだったでしょうが、このお歌からは、むしろ
 二人の間の空白のような、静かな雰囲気が伝わります。
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by machako-hamakaze | 2009-10-02 13:40