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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
ICELANDia
,
【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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<   2010年 12月 ( 15 )   > この月の画像一覧

麹町倶楽部(11月30日)

この1~2年はハマ風の校正と重なることが多く、年に1回か2回の
出席しかできません。

代表さんのA井さんとは、けっこう長いお付き合いになっています。

この日はいつも20数人のこの会には珍しく、16人。


自由詠

食堂を出てから
酷いものだったよねと
怒りなgらも
残さず食べてきた
我等メタボ姉妹

 すごいことです。
 食べ物を大事にされるご姉妹です。
 たとえメタボになったとしても、神はあなたがたに栄光を!(?)
 あまりにおいしくなければ、食べられない私は反省します。
 だって、残してもメタボ街道まっしぐらの私だから・・・・ぐすん


やさしい響きね
スミハルジョ
遠く南のジャカルタの
更紗の町で
生まれた布の

 今、こうして読んでも、とても素敵です。
 リズムというより、メロディがあります。
 ジャカルタの音楽にあわせて朗読したら、とても気持ち良さそう。

 スミハルジョ・・・初めて知りました。
 5行目からまた1行目にもどって、繋がっていくような、心地よさ。

 作者はKコさん。その布で仕立てられたお着物でご出席。
 とっても格好よかったです。


私の歌

彼女の
鎖骨あたりで
揺れている髪
若さだけが
その重みに耐えられる

 電車で見た今どき珍しいシックな若い女性を見て。
 若ぶっても、あの髪型は絶対彼女のような女性でなければ・・・・と
 年齢を痛感し、しみじみと諦念の思いと素敵な彼女への憧憬。


題詠「標」

この烏帯
時折り
身細らせるほどに
締まるのは
祖母が案じている標し

 おばあさまの形見の帯だったのか、烏帯というから真っ黒な帯ですね。
 着物のことは詳しくないのですが、締めた帯が身を細らせるという
 まるで、大正ロマンのような表現が素敵です。

 おばあさまの黒羽織で作られた帯とか。
 
 こちらの作者もお着物姿でした。

気持ちとは裏腹に
目標としていたもの
少しずつ 少しずつ
落ちてゆく
自然にまかせれば いいっか

 金科玉条のように掲げたものは、つい力みが入って、本来思っているもの
 と違っているのでは。
 
 このお歌の「落ちてゆく」は、決して負のものではない。
 自然体でいくことの大切さ、そして難しさを読み手に感じさせる良いお歌。


私の歌

君たちは
「ない」ことで
「ある」ことを
標す
障がいなんていわせない

 少し前に、歌友のN子さんの息子さんたちがモデルになった写真展に
 行った。
 障がいのある人たちが水泳でがんばっている姿に感動された写真家が
 是非撮影したいと言ってこられたそうだ。お名前失念してしまった。

 その写真に感激して作った歌です。
 別の歌も作りました。
 この歌は手や足などの無い人たちが水の中で生き生きとまるで、その手や
 足がないことが、逆にある人よりも自由で喜びに溢れた姿に見えたのです。

 「障がい」という言葉を言ってほしくない、と思って作ったのですが、表現
 不足で、意味不明と言われたり、まったく違う解釈をされたりしました。
 
 でも、これ以外の表現がなかなか考えつかなくて・・・・


今年の更新は今日でおしまいです。

いつもコメントいれてくださる皆様、ご覧になってくださる皆様ありがとう
ございました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。
良い年をお迎えくださいませ。
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by machako-hamakaze | 2010-12-27 08:40

戸塚歌会(11月26日)

けっこう急ピッチで更新したので、11月の戸塚歌会とあと一
つだけになりました。


あまりにも この頃
 新聞 テレビと
情報時代
 知らぬが仏の
時代が なつかし

 確かに!
 知りたくもない事柄、ニュースともいえない情報が次から次へと
 流されています。
 
 かといって、戦時中のように目隠しされたままで良いというものでは
 ないですよね。

 過剰な情報を防ぐ手立てがないとしたら、考えをしっかりと持って
 取捨選択ができるようにしたいものです。


庭の温室消え
菜園に
人の世の交替
いのちはいずこに
霊性となって雲の彼方

 温室が消え、菜園になったのは、よくあるこの世のできごと。
 人の命は亡くなってしまえば、どこへいくのだろうか。

 きっと雲の彼方へ行ったのだろう。
 だから悲しむことはない、自分もきっと同じ方へいくのだから。
 人間の定めを暗くなく、光が見えるような詠い方をされた。


シルバー料金1500円
現役時代は4500円
安い床屋で
ちょうど良い
頭を使うことも無くなった

 すごい!
 3000円も差がありますよ。

 そんなに高い料金でどう違うのでしょう。
 ちなみに家の夫は結婚してから床屋さんに行ったことは、たった
 一回。従妹の結婚式に、義母から言われてしかたなく・・・
 なので、この作者のように、頭にお金を使っていません。

 作者も頭を使うことが無いのではなく、頭にお金を使うことも・・・
 だと思いますよ(笑)


私の歌

お肌が
ピン!!
いや、突っ張る・・・
保湿ケアが必要な
季節となりました

 洗顔して、そのままでいると突っ張ることがありましたが、この間は
 朝起きたら、何か突っ張るのですよね。最初は、ピン!と張って
 いるのかと思いきや・・・・涙、油分もなくただ突っ張っていたよう
 なのです。

 ああ、乾燥の秋だなあ・・・ん?
 年?
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by machako-hamakaze | 2010-12-25 22:08

歌会「はなみずき」(11月25日)

この日、久しぶりに参加。
でも、前月と違って朝10時通常どおりの開催で、朝に弱い私は
代表さんのお宅に前日泊まらせていただき、出席でした。
華音さん、ありがとうございました。

その一宿一般の恩義で(?)前日、ミニ講座をさせていただきました。

先月まで通っていた接骨の先生にあとでその話しをしたら、
有難迷惑だったのでは・・・のようなニュアンスで言われ・・・
ちょっとしょんぼりしましたが、何、皆さん喜んでくださったわ、と
自分で自分をなぐさめたのでした・・・
先生も悪気があったわけではないしね(多分・・・笑)


探し物があるのに
探さなくなったら
認知症の危険性ありとか
今日も安心して
バタバタと探し物をする

 このお歌を読んで、どれだけ安心させていただいたか。
 私、永遠にボケない?
 
 まあ、単に、ものを何処に置いたか忘れる、どこに置いてもすぐ
 その上にものを置いてわからなくなる・・・の繰り返しなのですが・・・


ホットミルクは
膜が張る前に
火力を下げる
そうしていれば火傷もせず
美味しく飲み干せたのに

 単に、ホットミルクのことではないですね。
 ふむふむ、ちょっと妖しい雰囲気がただよっていますねえ。
 
 人はこうして成長していくのでしょう・・・あ、もう成長しちゃって
 ますか?


明るい
陽射しの中にいて
自分が見えなくなる
ただ、
立ちつくすばかり

 光がまぶしすぎると、自分が見えなくなることがありますが、
 このお歌も単に、そのことを言っているのではないでしょう。

 何かの渦中にいるとき、自分を見失ってしまうことがあって
 呆然としてしまう、その瞬間を詠われたのでしょう。
 すぐに自分を取り戻されるのだと思いますが。

 「ただ、」とわざわざ「、」をうたれたことに、強い戸惑いや驚きを
 感じます。
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by machako-hamakaze | 2010-12-25 10:04

さくら会(11月24日)

月に2回の歌会をひらいているさくら会では、この日166回目の
歌会です。すごいことですねえ。
講座が毎週あったので、月一回になるのは寂しい、物足りないと
意欲的な方たちが1回はサークルで、2回目はオープンでと
開催されています。


欅からかえでの紅葉
ほんのりから
燃えるばかりに
化粧の違いが またいい
秋のグラデーション

 季節感あふれる良いお歌です。
 欅からかえで・・・と自然をよく観察されておられます。

 このお歌4行目までで、完結されていると思います。
 「秋のグラデーション」はおっしゃらなくても、4行目が言い尽くして
 います。
 
 五行だから、何がなんでも5行目を考える、のではなく、5行目に
 迷ったときは、たいてい4行目まででお歌ができているのです。


ひいママが作ったカレーを
うまうまと食べてくれた
キリッとしたお兄ちゃんに
ふくらニコニコの弟ができた
二人共アンパンマンが大好きだ

 ひい孫がおできになっても、こうしてカレーを作ってあげられ、また
 お元気に歌会にいらっしゃれることを寿ぎます。

 いつまでもお元気で歌会を楽しんでくださいね。


波立つ心と眠れない夜を
いくつ越えても
行き着く先は やっぱり
あなただったから
ここに私の今がある

 なんと言う、素敵な相聞歌でしょうか。
 幾歳過ぎても、こういうお歌が詠える。
 なかなか出来ないものです。
 5行目に、反省をこめて、感じ入りました。
 
 
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by machako-hamakaze | 2010-12-25 09:50

新横浜歌会(11月21日)

ようやく孫が帰りました。
帰らないとちょっとごねて・・・う~ん、おばあちゃん冥利につきますが、
今日は(12月24日)戸塚歌会と忘年会です。
その前にいそいでまた行進・・・じゃなかった更新。


時として
改まった口調となる
そのときこそ怖~い
三日にわたる
わが家の怪談

 あります、ありました・・・普段は夫婦はため口でも、こういうときの丁寧な
 口調。それは決して相手を尊敬して敬っているからではなく、ただただ
 ひたすら・・・おおお怖!
 作者のご無事であらんことを!


花の蜜を一心に吸う
おおきな蝶一匹
近づく蜂を
パタパタ追い払い
また もとの陶酔にもどる

 自然界の出来事だけど、なぜか人間の行動にも似通ったところが・・・
 ただ、人間界ではこれが、血なまぐさい事件に発展することがままあり
 困ったものです。

 蝶や蜂に学びましょう。


今回は題詠がありました。
なんと、「柳腰」です。難しかった。
ハマ風に載らないので、上位3首と気に入った歌を。
あまりにも素晴らしいお歌がいっぱい。


胴の細い
艶めく黒い女のトルソー
キミの名は?
母愛用のシンガーミシン
廊下の隅に
         K林さん(1席)

    
夢二の柳腰
あれは良いねえ と
言って憚らぬ人が
見つけた彼女
典型的安産型
         U野さん(同一席)


美女の腰を思わせる
コカ・コーラの小瓶
ラッパ飲みして
爽やかだった青春を
呼び戻す
         I城さん(2席)


柳腰美人が
お好みなら
私をどうぞ と
旬の秋刀魚が
店先でウインク
          K雲さん(3席)


みんな素敵!

私の題詠

柳眉をひそめているだろか
傾城傾国の美女西施
柳腰が
これほど
もてはやされるなんて

 中国歴史好きの私が、傾国の美女西施の柳眉から思いつきました。
 呉越の頃のお話です。
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by machako-hamakaze | 2010-12-24 11:42

横浜水曜歌会(11月17日)

つづいて、更新です。


炊き出しに
整然と列なす人たちと
B級グルメに
群がる人々
胃袋はどこかで別れた

 この頃やたらB級グルメという言葉がマスコミで使われている。
 先日B級グルメで町おこしに成功した苦労話をやはりテレビで見て
 なるほど、シャッター街が増えている地方の必死の努力を考えて
 B級グルメなるものを少しばかり見直したが・・・と長い前おきで。

 正直、B級グルメと騒ぎ、押しかける人々が理解出来ないでいた。
 だから、このお歌のもつアイロニーに惹かれた。
 
 炊き出しに並ぶ人とB級グルメに群がる人との差はあるのだろうか。
 どこか寒々しい今の世をより強く思わせたお歌でした。


早朝の駅舎で
旅行鞄を携えた老夫婦が
寄り添いながら
電車を待っている
旅の無事を祈ります

 早朝の駅舎、旅行鞄、老夫婦、寄り添う・・・と4行目までは小説の
 書き出しのようです。

 しかし、老夫婦にちょっとだけ何かを思わせるような雰囲気木があった
 のでしょうか、作者が思わず旅の無事を祈りたくなった、それがこの
 お歌を五行歌たらしめています。
 読み手も一緒にご無事を祈りたくなりますね。


心の耳で聴く
言葉に
なっていなくても
心が発する
モールス信号

 このお歌を読んで直ぐに、自殺者の発するサインを見逃さないで、という
 ことを思いました。死ぬ死ぬと言って死んだ人はいない、と良く人は
 簡単に言いますが、そんなことはないのです。

 モールス信号かもしれない、ほんの小さなサインを見逃さないことが
 残された人という不幸もなくなるかもしれない。

 人の辛さは決して、額面どおりではないのだと作者は言いたいのでしょう。


私の歌

「あんた 誰ね」
ダムの底に
記憶も沈めたしまった
お八重さんは
新しい赤瓦の家に住む

 九州の夫の親戚のお八重さん。前の家はダムの底、
 新しい立派な家が建っているけど、彼女の記憶は昔の家と共に
 ダムの下になっているのかと・・・・
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by machako-hamakaze | 2010-12-23 22:18

火曜歌会(11月16日)

一昨日が12月の藤沢火曜歌会でした。
やはり焦りますね。

今日(12月23日)は息子一家が遊びにきて、なんと!上の孫(2才8ヶ月)が
初めての一人お泊りです。
去年、下の子が生まれるときは、わけがわからずお母さんが
入院したあとは泊まってましたが、今日は自分で、「帰らない、
お泊りする」といったのです。

正直かなり不安でしたが、両親が帰って2時間くらいしてから、
2回ほど「かえる」とちょっと泣きました。
でも抱っこしてあげたら、すぐにケロリとして、さっき寝ました。

いつもハマ風で忙しくて、なかなかこういうチャンスはないので
明日は戸塚歌会だけど、午前中にお嫁ちゃんに迎えに来てもらう
ことにしました。
なんか、疲れたけど、幸せです。

で、更新です。

最近
金の価格が高騰中らしい
眩し過ぎる
イエローカーペットを敷き詰めて
日本の秋も急上昇中

 いやいや、なかなかに技ありです。
 風刺もこめての、季節の情景描写、お見事。

 銀杏の色がきれいだったのですね。
 日本大通りの銀杏の色はちょっと褪せた感じでした。


黄金色の稲穂は刈り取られ
田んぼの一角に残された案山子
仕事は終った・・・と
満足気な顔
大役を果たし眺めている秋の空

 こちらも季節感たっぷりのお歌。
 晩秋の田んぼに取り残された、所在無げな案山子の様子を
 詠いました。

 5行目を少し整理されるとより素敵かもしれません。


シルバーカー 私の親友
どこへ行くのも一緒
買物、図書館、お散歩も
よろこび、つぶやき、口惜しさも
のみ込み さあ行きましょう

 シルバーカー恐るべし!
 この作者、お年を召して、外出にシルバーカーを駆使して、どこへ
 でもお出かけ。

 しかも、4行目、5行に目は人生を毅然として生きる作者の姿が
 見えてきます。


私の歌

刈田に
伸びている稲が
軟らかいツィードのように
冬の前の田んぼを
温めている

 あまり点数は入らなかったけど、自分では好きな歌です。
 九州に行った時に、車から見たちょっと遠景です。
 
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by machako-hamakaze | 2010-12-23 21:11

横浜木曜歌会(11月11日)

私はこの日の夜、九州から帰ってきました。
残念ながら欠席。

こんなにも秋だから
「酒はしずかに
飲むべかりけり」と
若山牧水さんと
差し向かい

 そうですねえ。
 家で飲むときは、ひとり、または夫の晩酌に付き合うくらいで比較的 
 静かに飲みますが、あとは歌会の2次会となると、大騒ぎ。
 とても牧水さんに顔向けができません。

 でも、牧水さんなら、楽しい酒は良いもの、と言ってくださるでしょう・・・
 大好きな歌人のことを詠ってくださいました。
 「こんなにも秋だから」が牧水さんとぴったりですね。


落葉踏締め何度と通った山道も
足速に白い粉雪に包まれ
姿を変えていく 山 峰 紅葉
ともは天空のどの季節の
道を登っているのか、一人で

 山登りされる方のお歌ではないだろうか。

 今頃の山を如実に描写して、足速、雪、姿を変えるなどの表現から
 友をなくした慟哭が聞えそうだ。
 いつも同行二人の登山なのだろう。


ホームのごみ箱に
何気なく捨てた
未完成の歌の紙切れ
今宵思いの乱れは
その所為(せい)なのかも

 未完成とは言え、自分の歌を書いた紙切れ、家のゴミ箱に捨てる時も
 なぜか忍びない。パソコンへその片端を打ち込んでいてさえ、何故か
 魂の欠けらを捨て去ったようで・・・

 お気持ちまったく同感です。


私の欠席歌

夾竹桃が
ふたつ みつ
秋日に咲いている
無残な夏を
忘れないための

 11月というのに、夏はあまり目立たなかった夾竹桃がいくつか咲いていた。

 今年のざの残酷なまでの暑さだけでなく、原爆のこと、敗戦のことなど、
 夾竹桃という花が記憶しているかのように・・・・思えたので。
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by machako-hamakaze | 2010-12-22 15:02

鎌倉歌会(11月12日)

一昨日(20日)が藤沢日曜歌会10周年記念歌会のお歌投稿の
〆切りでした。

おかげさまで、62名の方からご投稿いただきました。
ありがとうございました。
たのしい記念歌会にしたいと思っております。

さて、帰省の前に11月分の更新をしてしまいたいのですが・・・
いそぎます。


君らしいね と
言われて
私らしくない と
密かに呟く
私が居る

 そうなんですよね。
 そうは見えても、どっこい!違う私なのよ。
 みんなわかっていないわねえ・・・と、作者とお酒飲み交わしたい気分。
                                       (笑)


散らばる真綿を
烏(からす)たちが
かがりつなげて
空にぽっかり
茜色したお布団

 好きでしたね。このお歌。
 お布団、真綿というと、母の布団作りの手伝いをしたことをキュンと
 しながら思いだします。

 烏がかがりつなげて・・・ここが、最高!


うつろに
椅子に座していた老女は
懐かしい楽曲の笛の音に
いつしか自らリズムをとる
音楽のもつ力

 笛の音、で作者がわかってしまったのですが。
 音楽の持つ力は本当に大きいです。
 人は、音、匂いにそれぞれの思い出を持っています。
 それに触れたとき、心の奥底から湧き出してくるものがあるようです。

 五行歌も、そんな癒しの一つになると良いとおもっています。


私のできそこないの歌

買物する品目を
唱えながら
電車に乗った
いつのまにやら
停車駅までメモの入った

 今読んでも、推敲するところいっぱいありますね。
 
 特に、5ぎょうめ 「停車駅まで唱えていた」にするべきだったわ。
 
 実際は「あげ、大根、大和・・・」ちょうど大根のあとに、留まった駅名が
 「大和」、買物に行くために電車に乗ったわけではなく、歌会帰りの
 電車の中で、晩御飯のために買うものを唱えていたのです。

 M岡さんから、この「あげ、大根、大和・・」を入れたら良かったですね、と
 言われて、そうだそうだ、その手もあったと。

 忙しさのあまりの粗製濫造の一例の歌でした。
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by machako-hamakaze | 2010-12-22 10:55

ヘリオス歌会(11月10日)

まだ11月10日のヘリオス歌会です。
この日は私は九州でした。

年内、11月分更新・・・むずかしいかなあ。

今日(12月21日火曜日)は藤沢火曜歌会です。
お弁当付きのお楽しみ忘年歌会で、楽しみです。

さあ、がんばって更新に励みましょう。


紺碧の空
化粧しはじめた
冨士の山
流れる雲
冨士を隠す

 とてもシンプルに冨士と季節の様子を詠っておられます。
 4,5行目が目に浮びます。

 比喩や形容詞をうまく使った歌も素敵ですが、なんの衒いもない
 こうしたお歌が新鮮に映ります。


異星人?
あまりにも
違っていました
今では
同じ鍋をつつく 可愛いお嫁さん

 同じような思いをしたことがあります。
 異星人とまでは思わないけど、世代の差を感じました。
 
 作者と同じく、同じ鍋どころか、私の皿からおいしそうです、と言って
 おかずを食べます。これがとてもうれしいのです。
 姑の食べかけなんか嫌と思うのが普通のようですから。

 可愛い可愛いお嫁さんですよね。


「台風が来た」と
亡母に言わせた
子連れ里帰りの茶の間
今、リビングに一人
窓を叩いていく風雨

 人生の場面の移り変わりを、芝居の一場面のように詠われました。
 ト書のような4,5行目。

 懐古の芝居か、それともリビングに一人いる人物のこれからか。
 スポットライトからリビング全体にライトが広がるか、フェードアウト
 していくか・・・気になりますね。
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by machako-hamakaze | 2010-12-21 08:34