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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
ICELANDia
,
【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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歌会ラッシュ


歌会ラッシュ
今週は火曜に始まって、水曜、木曜、金曜と歌会が続きました。
私が参加したのは水曜を除く3歌会。
明日が日曜歌会ですので、今年になって1週間のうちに4歌会に出ます。

歌会が多ければ、良いお歌も多いということで、採点も苦しいもの。

今年最初の歌会で、今年初めての3点をいれました・・・と高揚されて
発言された方がいらして、うむむ、確かに「今年初めての歌会だしぃ~」と
余計なことを考えた(実は口にもだした)私です(笑)

さて、またまた上席にならなかったけど、大好きだったお歌を。

・火曜歌会

いいものですねぇ
しっとりと和らぎ
ゆかしく和む
お正月の
和風

 「和」という文字をそれぞれの読み方で3回つかってます。
 「やわらぎ、なごむ、わふう」と 日本語の素晴らしさと、内容の良さも
 さりながら、 こうして横書きにしてみて、また形のよさが目を引きますよね。
  そうそう、五行歌になじみのない方へ・・・普通は縦書きなのです。

あなたに伝わっていますか
お元気ですか、の
賀状の一言にも
私の思いがつまっているのを
「ずーっとすきです」という

 このお歌は「お元気ですか」という一言が書いてある年賀状をいただいた
 方の 胸をわくわく させました(私も!)
 あとは、5行目の「という」がいらないのでは、という意見。4行目の「のを」が
 なければ このままでも良くわかるし、「ずーっと好きです」を強調するなら、
 ちょっと工夫されたらいかがでしょうか。
 
・ハマのうたかい

受話器の向こうで
「年賀状見たよ
今年もがんばるね」
障害者の山川さん
一万枚の賀状を頂いた気分

 「百万本のバラ」という歌があったが、5行目の「一万枚の賀状~」が
 作者の感動をとても よく伝えていると思います。作者はある施設の
 ボランティアに 行っておられる方。 作者の意図とは別に、「障害者」
 という言い方に、 差別の意味があると思うが、みなさんはどう思われるか
 という発言に 歌会の中で意見がでました。やみくもに「言葉狩り」のような
 ことは いかがと思われるが、一方、傷つくかたもいらっしゃるということを
 認識しないと・・・私は この歌には文句なしに感動した。

・鎌倉歌会

言の葉を
織り込んだ
和紙をすくように
仕上がりは知れず
それでも、それだから詠う

 それこそ、私は今年初めてのしかもめったにいれない3点を献上。
 和紙をすくように、詠ううた の仕上がりは、作者の思いも及ばぬところ、
 点数だけでない、歌が一人歩きをする。 「それでも、それだから詠う」
 初めからわかっているなら、詠うこともあるまい・・・ですよね。

さて、わたくしめの歌はというと。

地表を
突き破ってくる
その時
何かを捨ててきたのか
新芽、とんがる

 地表に出るときなら、エネルギーなど蓄えるのが普通なので、
 4行目がわかりにくかった、とい う意見と、作者は怒っているのでは?
 面白い、 と93歳のかくしゃくたる女性に3点いただいた・・・ 

あの人も
さそり座かな
今日のラッキーカラー
グリーンの
ちょっと無理ある着こなし

 そうよ、わたしはさそり座の女~と歌いたくて作りましたって、うそです。
 軽い歌もたまには、と思って出しましたら、みごとに4点。ハハハハ(やけ?)

雲を
羽衣にして
飛び立っていきそうな
富士
てっぺんがそわそわ

 日本の象徴「富士」を不謹慎なとお叱りを覚悟で。
 あのどっしりとした富士が飛び立つと見える作者の頭が面白いと、
 想定外のお点をいただきました。ハハハ(これは快挙?)

   以上、歌会ラッシュのため、ちょっと疲れ気味のわたくしめでした。
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# by machako-hamakaze | 2008-01-12 15:57

歌会にてⅡ

冬晴れの良いお天気ですね。

明日は七草粥です。七草を全部言えますか?
数えていると、必ず一つ抜けたりして(笑)

植物の本を読んでいましたら七草の「せり」の名前の由来を見つけました。
今は野菜として栽培されていますが、本来、田の畦や湿地に自生するものです。
冬の田のあたりにきれいな緑の若葉が茂って、その成長が「競り合う」ように
背丈を伸ばす印象から「競り(セリ)」といわれるのだそうです。
   なるほど・・・

閑話休題。

やはりある歌会で出会った素敵なお歌を。

でっかい新巻鮭
どかんと届く
わくわくしながら
出刃を研ぐ
今宵は燗酒

 歌会では男らしい歌!お酒が飲みたくなる、豪快という感想がでました。
 あと二つは同感ですが、最初の男らしい・・というところには違和感。
 呑兵衛の私ならではの勘が働いたのです。作者はやはり酒豪で料理上手の
 女性でした。年末ならではの歌でしたね。

寒天の夜空に
浮雲二つ
くっきりと
月を脇役にする
雲もある

 月を主役の歌は数多くありますが、その「月を脇役にする」ほどの
 「雲」を歌って見事です。
 お芝居をみても、主役より脇役に目がいく渋い人生をおくっている私は
 実に共感いたしました。

またまたちなみに私の歌。

風邪でもないのに
しわがれた
空咳
ひとつ
母に似て

 母が逝って今年で20年です。なにかとしぐさや好みが似てくる今日この頃です。 
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# by machako-hamakaze | 2008-01-06 11:18

ある歌会で

五行歌の歌会では出席する人が歌をあらかじめ事務局の人に
送っておき、歌会当日に名前のない作品のプリントを見て、
好きな歌、感動した歌に点数をつけます。

五行歌では出された作品の半分から1を引いた歌数に点数を入れます。
それで、一席から三席までが上位の歌として、雑誌「ハマ風」にも載ります。

でも、上席に入らなくても、とても素敵な歌がたくさんあります。
そんな歌の中からいくつかご紹介しますね。

「ハマ風」の歌会としては今年最後の歌会でのお歌。

 ゴッホの絵をみるような
 山吹色に
 晩秋を染めて
 銀杏
 散り際の印象派

 1行目と5行目がすべてを語っているようです。ゴッホのギラギラするような
 黄色が目に浮かびますよね。

 晩秋の古里
 一条の川を境に
 そこだけまるで
 メレンゲに呑み込まれたような
 異空間

 濃い川霧を「メレンゲ」と表現した比喩の良さが光ります。最初の2行を
 ちょっと硬い表現にして、4行目で読み手をふんわりと異空間に連れ去ります。

 ちなみに私の歌は

 内側で
 こだまする
 思いがある
 水琴窟に
 零した水のように

 息子夫婦に「水琴窟(すいきんくつ)」を知っているかききましたら、
 知らないとのこと。自分の思い込みで書くとなかなか共感を得られませんね。
 
 次回にもまた素敵な歌やちょっとここ気になります、という歌もご紹介したいと
 思います。


 

 
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# by machako-hamakaze | 2007-12-29 17:59

ブログ始めました!

 「ハマ風の会」は神奈川の五行歌を愛する有志が立ち上げ、隔月の五行歌雑誌「ハマ風」を発行しています。

 この雑誌はグループ雑誌です。会立ち上げメンバーの数名が中心になって編集をしています。会員さんの歌はもちろん、子供達の歌も「ジュニア五行歌」として掲載しています。
「ハマ風に吹かれて 五行のうた」では、会員さんと私の歌を紹介しながら、たくさんの方に五行歌の面白さ、楽しさを知っていただきたいと思います。
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# by machako-hamakaze | 2007-12-23 17:14