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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
ICELANDia
,
【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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歌会SUN-SUN

前月から開始時間が12時半になりました。

会場を借りる時間が3コマずつなので、30分早めないと、時間がいつも
不足してしまうので、そうされたようです。

今日も面白いお歌がめじろ押しです。


空が 青い
あのとき
通せんぼして
くれたのは
天使だね

 私は、この作者か親しいどなたかが、命の危険に出会ったときに、そのまま
 天に召されなかったのは、天使が通せんぼしてくれたから、と解釈しました。
 
 作者は特に、そういうときのことではなくても、何かイベントのようなものに
 参加しようと思っていたときに、事情があっていけなかった、でも、行けないで
 残念だ!と思うより、行かないでよかったのかもしれない、と思えるようになった
 ・・・と、とても味わい深いコメントでした。


拍手に包まれ無事終った
22歳のラストコンサート
遠くから駆けつけてくれた
おじいちゃん ありがとう
帰りの杖を忘れないでね

 ほほえましいお歌です。

 ただ、作者と22歳の方、おじいちゃん、との関係が見えてきません。
 お孫さんのことなのでしょうが、そうすると「ラストコンサート」という
 イベントの位置などが、やはりわからないのです。

 作者は、お孫さんの卒業コンサートのときのことを、お孫さんの気持ちに
 なって作ったとのこと。そうすると、「ラストコンサート」より「卒業~」と
 されたほうが、解かりやすいです。

 それからとても面白いコメントがありました。
 「帰りの杖」というのは、作者のことだと。お孫さんがおばあちゃまのことを
 おじいちゃまに、そういわれたとか。その作者コメントをうかがったとたん
 それを詠われたらよかったのに、という声がたくさんでした。そうですね!


裏山は一面の樹氷
故郷とは
想いの尽きないところだ
餓鬼の頃のいたずらが
今も老木に残っている

 故郷はいくつになってもなつかしいもの、必ず帰りたくなるもの、それを
 作者は「想いの尽きないところだ」と表現。
 この表現に強く魅かれました。

 作者にもお話しましたが、「餓鬼」はちょっと強すぎる表現かなと。
 カタカナにされたほうが、すーっと入ってくるような気がします。
 
by machako-hamakaze | 2010-01-21 10:21
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