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五行歌雑誌「ハマ風」の歌紹介ブログ
by machako-hamakaze
ICELANDia
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【管理人】 岡本まさ子
【著 書】 五行歌集
       「宙で寝返り」

【プロフィール】
五行歌雑誌「ハマ風」編集してます。
・藤沢日曜歌会の代表をしています。

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はなみずき(10月28日)

12月に入ってしまいました。

1日には2新聞社に今年お世話になったご挨拶めぐりで、
2日に歌会、3日は笛のお稽古、4日は講座、昨日5日は藤沢日曜歌会
でした。
ものすごく忙しく、あっという間に時間が過ぎます。

2日、3日、5日と忘年会付きです。

明日からSUN-SUN、ヘリオス歌会、ナイト歌会、鎌倉歌会と続き
忘年会もあります・・・ナイトではご勘弁お願いするつもり。


匂いの記憶は
山を 海を越え
時の壁に ベールをかけたまま
私は飛び立つ
T字路を曲った 金木犀のもとへ

 作者が飛び立って、たどり着く先は故郷なのでしょうか?肉親の住む
 家なのでしょうか?

 金木犀の匂いは、時も越え、海も山も越え、作者の懐かしむ場所へ
 ワープさせてくれるのでしょうね。
 
 人にはそういう匂いや音があります。


猫好きな女子(おなご)と
猫嫌いな女子が
猫談義に花が咲く
亡き母の悲しみが
ひとっきり 紛れる

 この猫好き、猫嫌いの女子(おなご)はご姉妹なのでしょうか?ご親戚
 なのでしょうか?
 話しに花が咲いて、お母様を亡くした悲しみが少しだけ安らいだの
 ですね。きっとお母様は猫好きだったのでは・・・

 また、助詞の話しになりますが、2行目の「が」は「の」だと思います。
 あるいは、「が」を取ってしまっても。

 もしも、お母様を亡くした悲しみであれば、「亡き母の悲しみ」では
 お母様自身の悲しみになってしまいますね。長くなるかもしれませんが
 「母を亡くした悲しみが」とされたそうがよりわかりやすいと思います。


その耳元を
素通りしていく
わたしの思い
記憶にも留めないのか
ただ夜が更けて行く

 う~む。うちの家庭のことを詠われたのか・・・と想ってしまいました。

 でも、夫婦間だけとはかぎりませんね。
 こちらの思いの強さと比較して、聞く方にとって、自分のことではないと
 いう、「他人の痛み」的な感覚がありますから。

 次の機会にでも、またしっかりと大声で言ってみましょう・・・てな
 問題ではないでしょうね。



 
by machako-hamakaze | 2010-12-06 17:28
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