横浜木曜歌会(11月11日) |
私はこの日の夜、九州から帰ってきました。 残念ながら欠席。 こんなにも秋だから 「酒はしずかに 飲むべかりけり」と 若山牧水さんと 差し向かい そうですねえ。 家で飲むときは、ひとり、または夫の晩酌に付き合うくらいで比較的 静かに飲みますが、あとは歌会の2次会となると、大騒ぎ。 とても牧水さんに顔向けができません。 でも、牧水さんなら、楽しい酒は良いもの、と言ってくださるでしょう・・・ 大好きな歌人のことを詠ってくださいました。 「こんなにも秋だから」が牧水さんとぴったりですね。 落葉踏締め何度と通った山道も 足速に白い粉雪に包まれ 姿を変えていく 山 峰 紅葉 ともは天空のどの季節の 道を登っているのか、一人で 山登りされる方のお歌ではないだろうか。 今頃の山を如実に描写して、足速、雪、姿を変えるなどの表現から 友をなくした慟哭が聞えそうだ。 いつも同行二人の登山なのだろう。 ホームのごみ箱に 何気なく捨てた 未完成の歌の紙切れ 今宵思いの乱れは その所為(せい)なのかも 未完成とは言え、自分の歌を書いた紙切れ、家のゴミ箱に捨てる時も なぜか忍びない。パソコンへその片端を打ち込んでいてさえ、何故か 魂の欠けらを捨て去ったようで・・・ お気持ちまったく同感です。 私の欠席歌 夾竹桃が ふたつ みつ 秋日に咲いている 無残な夏を 忘れないための 11月というのに、夏はあまり目立たなかった夾竹桃がいくつか咲いていた。 今年のざの残酷なまでの暑さだけでなく、原爆のこと、敗戦のことなど、 夾竹桃という花が記憶しているかのように・・・・思えたので。 |
by machako-hamakaze
| 2010-12-22 15:02
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