はなみずき |
ハマ風の選歌の合間に更新します。 今回「はなみずき」は好きな歌が多すぎ! 井戸端会議 「似なくてもいいところは 似るのよね」 じゃあ どこを似て欲しいの? と、突っ込んでみたくなる わははは、ほんとだよね。ぼけと突っ込みの大好きな私、こういうお歌 好きです。どこを?とおっしゃってるからには、あまり似てよいところが ないお方だったのかしらん・・・とか。 傘傾けてすれ違う 2秒の縁(えにし) 伏目勝ちに けど したたかに 物語にして持ちかえろ もう、しっかり五行歌にされてるじゃないですか・・・ご立派! 桜の幹に寄りかかり 葉桜を見上げる 夏風をうけて 何かざわめく 何かってーーー歩いて見上げて 伸びて広がる 自然の息づきをみてね と 長いお歌だけど、作者はきっとみんな言いたかったのですよね。 でも、前3行で充分詩的な歌になっています。 曲った腰がだんだん伸びて 頭上で合わせた両手が ぱかっと左右に開いた 流行のヨガかしら 「朝顔の芽が出たの」 私の朝のちょっとした体操のことかと思っちゃいました。 朝顔の芽だったのですね。 新鮮な目線が光ります。 濃い翠、淡い緑の独り言 聞き逃すまいと近づいて 揺らぎを残して走り去る 五月の風は 私立探偵 このお歌も目のつけどころ、いや耳の付け所が違いますね。 5月の風は私も好きで、いろいろに表現していますが、 私立探偵とは!びっくりです。 乱れ文字が多くなるにつれ すべてを受け入れ ページ半ばで 終った 父の遺歌集ノート 闘病されながら、詠まれていらしたのですね。 2,3行目が切ないです。 うちの父の下手な歌を少しだけ書いたノートがありました。 父が生きている間に五行歌に出会っていたら、親娘で書けた のに、と寂しいです。 |
by machako-hamakaze
| 2009-06-17 15:35
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